何か色々怪しいことが進展していく。義経も頼朝も、それぞれ思惑を持って動いているのに、結局は運命に踊らされているに過ぎない悲しさ。
源行家が来ちゃったよ
どこにでも現れるなぁ。フットワークの軽い源行家は、今度は義経のところに現れたか…この人と関わるとロクなことが起きないの何度も描かれ、その上で義経のところに来るからなぁ。
義経は検非違使を兼務
あらら、後白河法皇も人が悪いというか保身にというか、そんな生やさしいのではなく生き残りに躍起になってる。平家は天皇さえ道連れにしたし、現に自分も連れていかれそうになっていたのだから。平家の増長を目の前で見てきているので仕方がないか。これにより、義経の本意でないのに頼朝を怒らせてしまったよ。これは酷い。そして後白河法皇も追悼令を頼朝にも義経にも出すという暴走を始めるし、カオスになってきた。
行家が来て検非違使も辞められないダブルの不運
義経全くツイていない。頼朝との関係悪化が加速する要因しかない。運命に翻弄されてるなぁ。
挙兵好きの行家
この人、本当に誰かをけしかけて挙兵するの好きだなぁ。自分では何もできないことを知っているからこそけしかけるのだが…しかしその行く末は語りで済ませられてしまう程度に軽い。軽すぎる。
一本調子では通用しない時代
義経が、何が悪かったと義時、時政に聞いた時の時政の返事。
策に長けた者はかえって騙されやすいものだ
今となっては、これが全て。策士策に溺れるというわけではない。義経の場合、策自体はあくまでうまく行っていて、策を弄する必要がないと考えていたところを突かれたということ。ストーリーとして上手くできてる。
戦と政治
結局、戦に強い義経と政治に強い頼朝が、上手く噛み合わなかったということになるのかな。しかも、義経は戦に敗れ、頼朝の嫡流は政治的に断絶される皮肉。源氏の興亡も平家物語的ドラマになっている。