やはりストーリーの進め方が良い。もう風が吹くことの不自然さも無くなった…というか、風も微風になっている感じ。永瀬はナチュラルに嘘がつけない男になってきた。ナチュラルに嘘がつけない男というのも変な言い回しだが。
ミネルヴァ不動産の引き抜き
1つの不動産屋で社員を抱えすぎるのは固定費が増えることになるのでマイナスだと思うが。歩合制とはいえ給与や福利厚生、仕事環境整備等々人が増えるだけで増えるものがある。鵤社長大丈夫か?
利回り10%の物件
確かにあったら買いたいね。ドリームキラーさんはワンポイントで終わりか?なかなかのインパクトだったから、残念だな。
富士山が見える物件
花澤対月下。月下が一橋大学商学部卒という背景が再度表に出てきた。理詰めかつ毅然と商談…というより、ミネルヴァ不動産の花澤に対して詰めていく姿は、これまでの月下と違ってカッコ良かった。しかし、花澤にはあって月下にはないもの…子供を育てる視点がなかったと。月下は目の前に座る客しか見えておらず、花澤はそれだけではなく同居する全ての家族のことも考えていたこと。これは経験不足ということで、新人営業だからこその盲点でありドラマとして合理的な敗因。納得の結果。
月下のキャラ変?
これは自分の案件だと主張したり、花澤の接客の場に乗り込んだりと、これまでからは想像できないような仕事ぶりを見せた月下。月下は成長したと言うより、仕事に慣れた…と言った方が適切なのだろうなぁ。慣れたことで元々の地が出たという感じ。サラリと言及されていた一橋大学商学部卒という設定からか、法律関連の知識も豊富なことを見せてくれた。最終回に向けた登坂不動産対ミネルヴァ不動産の争いにも重要な局面でこの頭脳が生きるのだろう。
ノーサイド?
月下と花澤の争いは、これまでのミネルヴァ不動産と登坂不動産との争いと異なり、登坂不動産の月下がミネルヴァ不動産の花澤に突っかかる形になっていた。結末はミネルヴァ不動産が契約を勝ち取るが、この争いのお陰で、雨降って地固まるとなり、月下と花澤がというか、月下・永瀬と花澤がライバルの関係は保ったままであるが、打ち解けた感じになる。所属元のミネルヴァ不動産と登坂不動産との関係は、それと関係なく裏で悪化していくのだが。ストーリーは進んでいく。
マダムの生き方
登坂不動産がずっと眠らせたままだから、ミネルヴァ不動産にしたというのは一理どころか百理ある。ここに来てミネルヴァ不動産を絡めたマダムの立ち位置がわからなくなった。
優しい桐山
永瀬の情報屋として存分に協力している。というか、ついこの前まで机を並べていたのに、不動産ブローカーになって、そんなに急に情報を得られるものなのか?ドラマだなぁと思うけれど、まあ許容範囲。
榎本さん
ドロドロした話が多くなってきた中に、榎本さんの変なトーンでの絡み方が心地よいというか、和む。当初は余計なキャラだと思っていたが、榎本さんは必要なキャラ。
向き合うのは他の不動産屋ではなくて客
最後の最後に永瀬は良いこと言った。これ、今回のテーマだな。今回は、最初こそ富士山眺望を希望する客と向き合ったが、直ぐに月下はミネルヴァ不動産の花澤を見て感情的に行動してしまっていた。これを永瀬は月下に指摘したの上手い終わり方だった。
クライマックスに向けた戦力
月下は覚醒し理論武装は十分な戦力となっている。また、元登坂不動産従業員桐山は、本人の意思とは関係なく外部からの情報屋になってしまっている。社員の退職が止まらない登坂不動産ではあるが、ミネルヴァ不動産との対決における戦力が整ってきている…ということかな。
前回仄めかしで出てきたマダムが、登坂不動産側かと思ったら、中立だと宣言していたのでこちらは戦力として数えられなくなった。こう見ると、月下と桐山が戦力化したというだけでは、未だ戦力不足に見えるなぁ。