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【正直不動産】第10話 最終話 結局嘘はつけない永瀬


シーズン2に繋がっても良いような終わり方。第1話の感想に、

第1話で2組の父娘の不動産話を盛り込むのみならず、嘘つき社員と新入社員の設定説明までしてるのに、観やすい脚本と演出が逆に働いて、頭に残らないの制作も視聴者も不幸

と書いたが、今振り返っても、その通りであったと思う反面、良い感じに裏切られたとも言える。第2話以降も、1話の中に複数のお客さまの話が盛り込まれ、更に不動産に関する知らない話等もあるのに、スムーズに観ることができた。物語の流れに乗って視聴すれば楽しめるというのは、このドラマの強みだった。

登坂社長

もっと独善キャラだと思ったが、少し前からキャラ変し、ちょっと良い上司感出してきた。しかし、最終回にして、社員に頭下げてる。やはりピンチになったら人が変わるのか?

というか、このドラマ、各キャラの言動を信じて良いのか悪いのか分からないドラマだからなぁ。

すごい風!

最近は嘘がつけず本当のことを言う際の風が小さくなったと思っていたが、最終回だからか今回は強く吹いてるぞ?あくまで個人の感想ですが。

永瀬の家の中では、完全に妻のそれな榎本さんだが…

それはそれとして、結婚を前提にした付き合いをするか否かの答えを求める榎本さん。永瀬の家に上がり込んで、ご飯たくさん作って既に妻みたいなことしてる。榎本さん的には、結婚を前提にするか否かは超重要ということ。行動に矛盾を感じないでもないが、榎本さんの中では、問題ないらしい。

桐山という役

まずは、今も良い仕事しているみたいな噂が出てくる。だから姿を現して欲しいなぁと思っていたら、永瀬の前に姿を表す。しかし登場して話を聞いてくれただけで協力してくれる素振りは見せない。残念だなと思ったら、実は裏で登坂不動産を助けてくれていた。登場の仕方がヒーローじゃん。

桐山…良い役だ。初期の頃のイメージを良い意味で大きく裏切ってくれた。そして、桐山役は、典型的な市原隼人氏が演じる役という感じ。他の俳優では出せない味がある。

嘘がつける永瀬、榎本さんに見透かされる

途中、結婚を前提に付き合うとかの話をした際、榎本さんは永瀬が嘘をついているとどうして分かったのだろうか。榎本は、永瀬の目を見てはいるが、永瀬の言葉からは真実を1つも感じられないと言っている。言葉?表情?榎本は、それらを含めた全てから嘘を読み取っているのか?

榎本さん、さりげなくポイント稼いでいるなぁと思うが、永瀬の側は、あくまで結婚する気ゼロ。ラスト近く、居酒屋で再度永瀬の方から話す機会があった際には、永瀬は再度嘘がつけない体になっていて、失敗するのだが、嘘がつけたとしても、榎本は見破ったんだろうなぁ。どこを見て判断しているのか結局明かされないまま終わってしまったのは残念でもあり、その方が良いと思う面もある。まあ、銀行の融資担当という嘘のつきあいみたいなところで働いているのだから、不思議な能力を持っていても説得力はある。しかし、シーズン2があったら、榎本さんは主要登場人物から外れそうなくらい、致命的な振り方を榎本はしているのは、少々気になる。

嘘がつけるのにつかない永瀬

最後の最後にこういうオチなのは良い。馬鹿正直で突き進む方向性か。

鵤社長と永瀬、及び鵤社長と登坂社長の直接対決

交渉ごとだから、言葉のやりとりだけなので、あまり迫力ないし、登坂社長が出てきても、あんまりピンとこない。ああ…。

風、吹くじゃん!

いいねえ、祟り消えてない。結局、嘘はつけないまま。嘘がつけるようになったのは、ミネルヴァ不動産による登坂不動産への嫌がらせ対応期間だけだったということ。そもそも嘘がつけない体とか嘘がつけるとか、そう言う設定自体がファンタジーなのでリアルさも何もない。だから、嘘がつけなくなったり、再度つけるようになっても別にどっちでも良いこと。物語の都合でコロコロ変えても全く問題がない。

マダム

登坂不動産とミネルヴァ不動産との争いは、結局、結末がつかないままとなったので、最終回になっても、マダムは、登坂側なのか鵤側なのか白黒つかない形で終わった。てっきり決着つくと思っていたから、マダムは絶妙のタイミングで登坂側に付いて勝利という展開を予想していた。しかし、それがないので、マダムは何も決定的なことはしないという結末に終わった。シーズン2に期待ですね。