Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ちむどんどん】week#10 5年経った!『あの日、イカスミジューシー』


今週のミッションは、ストーブ前担当か…。突如出てきた「ストーブ前」という言葉。この唐突感が、「あぁ、『ちむどんどん』の週一ミッションは続いていたのだなぁ」と思い出させてくれる。先週末に、次週ミッションのお題発表がなかったから、路線変更したのかとドキドキしてたよ。うーむ…路線変更なく週一ミッションシリーズ継続か…しかも、二ツ橋料理長の退職騒動まで始まって、オーナーの親戚の暢子は、いきなり色々すっ飛ばして料理長就任か?

もう、再来週あたりに、ミシュラン三つ星獲得ミッションにチャレンジして、取れなかったらクビ…ってなる勢いだなこれは。

しかし、木曜日までは歌子の上京しての病気の検査の話で費やされ、勝負メニュー開発は物語上、ほぼ放置状態。ミッションに切迫感が出てきたが、やっぱり問題は解決。

本当に毎週恒例のミッションクリアのためだけに、歌子の健康問題と二ツ橋の退職問題という深刻なエピソードが消費された。もちろん、ストーブ前権利を得たら、歌子は交差点を元気に走るし、二ツ橋は退職を撤回する。ちょっとこれは狂気の沙汰ではないだろうか。延々と続く料理勝負マンガの手法を連続テレビ小説で本当にやってるのなんとも言えない。

第46回 週一ミッション継続のお知らせ

ストーブ前を狙う暢子と矢作さんの例

ストーブは花形であると言う暢子に被せるように、ストーブ前試用期間の矢作の失敗を見せることでストーブ前の難しさを含めた花形であることのゆえんを描く。うちもいつか挑戦したいと暢子が言う。で、その10分後には暢子がストーブ前チャレンジの資格を得る。なんだか唐突なのだが…あ、これが今週のミッションか!

教員に復職したい

ああ、良子の自我が出てきた。3年前と今では状況が違う…これを言い出してはダメだ。ダメなことに気づかないことがダメだ。なぜなら、それを許したら決まったことは何でも覆せる。3年前に、こうなることを言っておけと博夫は言っているのに理解できない良子。

博夫が家事を手伝うと言ったのに手伝わないのは約束違反と責めて離婚とまで言っていたのに、自分はこれ。

結婚したら博夫は家事を手伝うと言ったのだから、いつまでも絶対守れ!なお、子供が生まれたら子育てに専念するとは言ったが今は状況が違うから教師に復帰させろ…この真逆の論理を立て続けに見せられたら、視聴者は戸惑う。良子かなりヤバい。

この辺りの物語の展開上手い。良子暴走の兆しが見える。

正しければ正義

柿を食べさせることの理屈は知らないが、正しいらしいと。賢秀は、養豚業手伝いは仮の姿とか言ってるが、詐欺的にお金を持ち出していながら、許して再度働かせてもらっている父娘に対して、なんでここまで強気でいられるのか?養豚場の父娘は、何か弱みでも握られているのかと言いたくなるくらいなのだが。

養豚場経営者から出てきたハワイの豚の話

うーん、これが新しいビジネスチャンスの話かな?これがまた詐欺話なのか、それとも真のビジネスチャンスなのか?まあ、流石に後者と思いたいが、これもまた前者かもしれないな。しかしいずれにしても展開は良い方向であることを願いたい。

花城

この人が益々わからなくなってきた。初登場時から毎回キャラ変している気がする。しかし、ならばなんであんなストーカーまがいの登場をしたのかとは思う。アプローチが微妙というか不器用な良い人なのかも。

結婚で色々あって、今も夫博夫とモメている良子が歌子に恋愛について断定的にアドバイスしているのは、ドラマ的には少し滑稽だが、こういうの、良子本人は至って真面目に助言しているのだろうなぁ。

歌子の検査

いきなり東京の大きな病院で検査するつもりなのかぁ。当時は紹介状なしで地方の人間が大病院にかかることは可能だったのだろうか。優子は大きな決断をすることはするのだが、何かを外している気がする。

もっと早く、ちゃんとした検査を受けさせてればよかったと

しかし、寝ていれば治るし、昔からずっと症状は悪化しないしと放置したのだろう。虚弱体質という言葉で片付けられて、このように大人になるまで放置されるのは、ありがちなのでは無いかな。優子は、歌子が失職する可能性があることに怯えているように今回の話の流れからは見える。

東京の病院

歌子の病気を検査するため、優子は東京のちゃんとした病院を暢子に探させようとするみたいだが…なぜ東京の病院を指定するの?診療所の先生は、ちゃんとした設備のある病院で見てもらえとしか言っていない。というか、優子というか比嘉家お得意の、周りの人のお膳立てを無視した行動がここでも行われている予感。診療所の先生は、既に紹介状の準備をしている可能性がある。それを完全に無視して、優子が病院決定に関して進めようとしている気がする。暢子に東京の良い医者を聞いて何が分かるのか。大城はレストラン経営の人脈で、色々な名医を知っているだろうが、優子は暢子が「オーナーに聞いてみる」と言った際、微妙な表情をしているし、暢子に、それを頼むと返さない。なんとなくオーナーと優子の間に何かありそうな気もする。

歌子のちゃんとした病院での検査は、比嘉家得意の周りの人を巻き込んで最後にちゃぶ台返しするいつものエピソードになりそうな予感。

毎度、暢子!

そんなこと言って『フォンターナ』に入ってくる智。仕事関係の私物化甚だしい…のだが、それが当初からの智の狙いだからな。この人、ホント沖縄にいたときとキャラ変し過ぎだ。

アキサミヨー!ついにうちがストーブ前?

つい1分前に常連客淀川から、謙虚さに欠けるマイナス20点と言われてるのにこれだからね。結局、暢子の本質的なところは、変わっていない。

フォンターナの先輩たち

ストーブ前チャレンジは、暢子が入店する以前の先輩は全て行ったことがあるのかな。暢子が異例の抜擢であるならば、大城オーナーが暢子の親戚であるからだと思われて、従業員運営上良くないと思うのだが。その辺りは制作側は気にしてなさそうなんだよなぁ。

第47回 二ツ橋料理長が辞めること確定なのか?

勝手に先走る二ツ橋料理長

酔っぱらって「あまゆ」にやってきた、饒舌な二ツ橋。大城オーナーにいつ辞めても良いと言われたことで傷ついたということらしい。しかしこれは、大城オーナーの優しさでしたというオチなのだろう。大城がいつ辞めても良いというのは、二ツ橋の事情に完全に合わせると言っているだけである。それを自分の代わりはいくらでもいるからいつ辞めても良いと言われたと受け取るのは、まあ、大城の言い方とこれまでのキャラ故かもしれないが、二ツ橋が悪い。そもそも、辞めることになるかもしれないと言い出したのは二ツ橋の方なのだから。

歌子の検査にかかる東京行きの旅費と病院代を持ってくる良子

良子が優子のところに持ってくるのだが、東京までの交通費、宿泊費、病院の検査費用全て持つなら、かなりの金額だと思われる。その金の出どころは?結婚前の蓄えということだとしても、博夫に相談した上なのだろうか。相談してようがこれは、良子のポンコツエピソード。良子は、優子が賢秀に騙されてお金を巻き上げられていると気づく知恵がありながら、博夫と家族になったのに、比嘉の家にお金を入れることに躊躇いがないのは、かなり不味いことしていると思う。博夫が何かあると石川の家や義母の話を持ち出すことを咎めながら、自分は実家に大金を上納している。良子は、石川家にとっては賢秀並みにやば過ぎる人物と言っても過言ではない。こういう博夫と良子の描き方は良い。

それにしても、賢秀もだけれど、良子も、誰かのお金ということに無頓着で、目の前にお金があったら、手をつけてしまうのだな。これは、賢吉を保証人にして簡単に借金を繰り返す優子の行動を見て培った性格なのだろう。

良子のお金の出どころ

独身時代の貯金というのが、一番合理的で納得いく理由。そうでなかったら、博夫の許可が必要になる。ただし、たとえ独身時代の貯金であっても、比嘉のために使うというのは、良子の論理的にはダメであると思う。同じようなこと、例えば、博夫が石川の両親のために、独身時代の貯金を使ったら、良子は詰ったと思われるから。先週くらいから良子はダブルスタンダードが過ぎるように描かれているから、博夫と義父母とお金絡みで何か起こしそうな予感がする。

花城さん、経理の人とご結婚

良子の読みは大外れ。それどころか、歌子を傷つけることに。先週あたりから、良子のポンコツぶりが目につくようになってきた。4兄妹の中で、問題児と言えないのは歌子だけになった。ああ、ミステリアスというか妖しいキャラの花城さんはこんな風に消費されてしまうのか。下地先生といい、歌子にまとわりつくキャラは、一見異常なストーカー行為をしながら、実はおかしくもなんともない普通の人という設定なのか。一方、歌子から好意を寄せられる智は逆に、真っ当な性格と見せかけて、かなりのストーカー気質を持ったキャラ。下地・花城と智のベクトルの違いは面白い。下地・花城は簡単に退場するが、智は容易に退場しないという違いも見られる。歌子にとってはこれが悪夢だろうなぁ。大病院での検査のために上京したら、都会で変わってしまった智の姿を見ることになるのだから。

なお、下地・花城の特異なキャラに意味がなかったのは、表面のおかしさのみを狙ったということが薄っぺらすぎて受け入れ難い。

退職金

大城オーナーが、退職者に対する当然の話として退職金について述べると、

そのようなお心遣いは無用です

なんて二ツ橋は言う。なぜ二ツ橋はこんなことを言うのか?退職金は、大城の言う通り、受け取って当然のものではないのか?なぜお心遣いになるのか?ここに深い意味があると良いのだが…ないかも知れないんだよなぁ、『ちむどんどん 』の場合。

そもそも退職金は、心遣いではなく、事務手続きの話であり、これを辞退するとか言うと、事務処理や理由付けが難しくなるから、オーナーとしては、金銭的にあるものはあるが、手間であるし、変な前例になったりするしで、嬉しくないはず。

二ツ橋料理長(中の人、髙嶋政伸氏)、やはり壊れるか?

二ツ橋料理長を演じる髙嶋政伸氏。髙嶋氏のキャラとしては、優しい感じでいながら狂気をはらむ役が多い。しかしこの二ツ橋は異常に穏やかで、新人の暢子に対しても敬語で接していたから、良い人で終わるかと思ったが、ここに来て新展開?壊れるかな?もしくは今回暴れた程度がNHKの限界かな。いずれにせよ、今週は二ツ橋料理長ウィークだな。

歌子が上京する理由

別に東京の病院でなくとも良いのに、わざわざ東京に来るのは、ひょっとして、変わってしまった智を見せるためか?そうだとしたら制作はホント悪趣味なのだが。どうなんだろう。

花城への思いも砕かれ、智の心も暢子に持って行かれていることを知るために上京する歌子。告白することなく、勝手に自滅する形で2連敗というのは精神的ダメージが大き過ぎる。歌子の身体で受け止められるのだろうか。

歌子と優子の上京

優子が賢秀と会うことを意味するのか。はぁ…。

物価上昇と借金返済

物語は1970年代であり、物価上昇の激しい時。結果的に借金しまくることは良い選択だったのかもしれない。15万円借りて5年経ったら15万円の価値が大きく下がっているのだから。

詳しくないが、借金はした者勝ちだったのかもしれない。

第48回 男性陣のエスコート

なんで暢子は来ないで智と和彦がいるわけ?

歌子と優子の上京をエスコートするのは、兄妹に関わりのあるメンズ達。何でこの2人?

お土産は手作りのサーターアンダギー

ん?サーターアンダギーは、「あまゆ」のメニューにもあるのではないか?だから田良島は気を遣って、手作りかどうかを強調して有り難がっているのではないかな。商品としてのサーターアンダギーは食べたことがあるが、家庭の味的なのは初めてという差別化の意図があるのでは?これを沖縄県出身者ではなく、かつ観察力が必要な記者である田良島に言わせたことは納得感ある。

比嘉賢三…

平良が最後に会ったのは戦前だったのか。そして大城房子の約束を破った過去があったと。明かされたのはそこまでで、まだまだ謎は残されたまま。ここはしっかりとしたドラマを作り込んでほしいところ。

二ツ橋の味見

何故か昨日のことを謝りにきた体になっている。しかし、そんなことは全然重要なことではなくて、暢子の作った料理にコメントをするための登場だった。

検査どうしても受けないといけない?

何だ?東京まで出て来てそんなこと言うか…と思ったが、歌子はもう一度、姉2人が夢を叶えているが、自分は何もできていないという話をしている。仕事も、恋愛も、結婚もできないまま死んでいく運命のはずと言うが、実際のところ「仕事」「恋愛・結婚」の2つで考えれば良いのだろうな。「あまゆ」で見せられた暢子の充実ぶりは半端ないだろうから、そんなものを見せられたら落ち込むのは分かる。制作の胸先三寸次第なのだが、歌子はどうなるのだろう。

歌子も意外に…

花城との恋がダメなら、また智に戻ってくるというところあるのか。告白しているわけではないから別に構わないが、なんというか切り替えが早い気がしないでもない。ただ、これが歌子が未だに恋に恋する状態でしかないことを意味する。智からもらった折り紙のメダルを未だ大切に持っていることからそれが言えそう。恋愛を経験していないという歌子の発言を、こう表現してきたか。

一方の姉暢子は、恋愛など未だ全く眼中にない感じ。ま、仕事に夢中だから、それはそれで良いか。

歌子が気にしていた、恋愛・結婚の4兄妹の状況。

賢秀:未婚(恋愛レベル不明、描写なし、)

良子:既婚子有

暢子:未婚(恋愛レベル不明、描写なし)

歌子:未婚(思春期的恋愛レベル)

ボロネーゼビアンコ

二ツ橋のアドバイスに従えば、見た目が必要なので、今の感覚だと、緑と赤を取り入れるのかな。簡単に解決するならバジルと赤唐辛子くらいか。

平良に謝る二ツ橋

酔って暴行を働いた二ツ橋だが、翌日すぐに謝るため「あまゆ」を再訪し、平良に頭を下げる。

今の二ツ橋と大城オーナーの関係が、そのまま昔の賢三と大城の関係ということはないか?

流石にそれはないか…。

賢秀…その他のトラブルメーカーたち

雌伏の時を過ごしているのか姿を見せないな。もう出てこなくて良い気もするが。

賢秀だけではなく、優子と良子も歌子上京のタイミングで、大人しくなった。優子は一緒に上京しているにも関わらず、とくに何もしでかさない。先週からの歌子のターンが続いているということか。

第49回 歌子も二ツ橋もストーブ前ミッションで消化されるキャラ

病院の手配から何から

初日から検査を受けられたということは、事前に色々な手配を行っていたからだろう。つまり、東京の誰かが手配していた。そしてそれを暢子ができるとは思えない。つまり、大城オーナーが全てやったのだろうなぁ。まあ、暢子にアゴで使われるメンズ2人の内、智は無理そうだが、和彦はできそう。となると、大城オーナーか和彦に頼ったということになるのかな。

二ツ橋からの引き継ぎ

何故暢子が二ツ橋から引き継ぎを受けるのか?仲買人の引き継ぎということは、店を代表してということになると思うのだが…引き継いだのは本当に暢子だけなのかな?二ツ橋は他の人とは機会がないとか言っているが。

二ツ橋の話を直ぐに他人に話してしまう暢子

どうなっているんだ、暢子。こういう人間は信用できない。聞いた側が、そういうプライベートな話を客から聞くことが多い「あまゆ」の主人と、秘密を守るのが仕事の新聞記者田良島だったのは運が良かった。

歌子の検査結果は…

今(昭和51年当時)の医学では分からないと。本当に虚弱体質で終わりになるのか…?それとも続きがあるのか?昔に限らず、今も、原因不明の体調不良はあるから。

ストーブ前獲得チャレンジのネタとしての歌子と二ツ橋

歌子の上京しての検査の話も、二ツ橋の店を辞める話も、暢子のストーブ前担当ミッションのエピソードとして消化される予感。次回第50回は、金曜日!通常であると、ミッションクリアの日。ああ、歌子の深刻な検査エピソードも二ツ橋の店を辞めるエピソードも、単なるストーブ前獲得チャレンジのネタとして消化されるのか…

二ツ橋はわざわざ2夜連続で「あまゆ」に来るし、歌子もわざわざ東京にやってくる。でも、それはイカスミジューシー作りのために消化するつもりなのだからキツい。

二ツ橋の後輩の話における、大城の思う相手

大城オーナーが結ばれなかった相手が平良三郎だというのは、ミスリードではないか?暢子は、二ツ橋からそれを直接聞いてはいない。「あまゆ」店主も詳しく知らないと言いながら話に乗ってきているだけだし。うーん、賢三の影がチラつく。

ストーブ前管理獲得チャレンジの結果に関係なく料理長は去るのかな?

そうなると、流石に暢子や今いるスタッフの料理長昇格は無いだろうから…大城オーナーが料理長兼務か。昔、イタリア留学しているくらいだから。厨房うるさくなるな。

賢秀はそもそも…

今回の歌子上京について、知らないのだろうなぁ。長男だとか言っていても、肝心の時に所在不明というの、まさに賢秀って感じ。

第50回 結局、ミッションクリア系ドラマだった

叱られたい歌子

たたいていいよ!早くたたいて!

という発言。これ、叱られたいということなのだろうか。確かにこれまで歌子は叱られるということが無かった。というか、我を通そうということが無かった。今回初めて生きていても仕方がないという発言で意志を見せたということ。しかし本心は死にたいわけではなく、構って欲しかったということか。まあ、賢秀、良子、暢子というキャラを上に持つ末っ子は、健康に問題なくてもキツいかもしれない。

そもそも、好き勝手なことをし続ける、兄姉たちを叱らない優子に対する批判の意味が、このたたいてよ発言にはあるのではないか。

以上を考えると、どんなにダメなことをしても自分の子供を叩かない優子に対し、歌子が、触れてはいけない「死にたい」を口にした上で、「早くたたいて!」と言ったのは、「私を肯定して」という意味になるのかな。

生きていろ

これは、戦争を生き残った優子の思い。ただ、その背景を余り感じさせないのは、物語として残念。全ての視聴者が、暢子が子供の時の夜に、一人泣いていた優子のことを覚えているわけではないし、見逃した人もいるだろう。優子の背景をちゃんと示さないのは残念感。

あっさり歌子の問題は解決したの?

生きててよかったと歌子が言ったら、万事解決なのか?いやいやいや、まだまだ原因不明の発熱は続くのでしょ?暢子がイカスミジューシー完成させ、美味しくいただいたら、それで歌子の健康ネタは終わりなのか?

イカスミジューシー

二ツ橋の見た目を良くしろというアドバイスは完全に無視して、真っ黒の料理を出してくる暢子。結局、二ツ橋の方が、見た目よりも中身が大事と折れてしまっている。美味しければ良いという暢子のスタンスは変わらない。

やったーと両手を上げて叫ぶ暢子

まあ、こういうところが暢子の大人気ないところなんだよな。何歳になったんだっけ。周りの空気を一切読まず感情をあらわにすると言うのは、ある意味暴力。

見た目よりも中身が大事

二ツ橋はこんな薄っぺらなこと言うのか。二ツ橋なら、中身は良くて当然、さらに見た目も大切と、より高い要求というより、プロとしてはそれで初めて最低限となる要求をすべき。何でこうも登場人物の言葉が薄いのだろう。

何度も同じ過ちを繰り返す

この大城が優子に言ったセリフは、ダブルミーニングなのだろうか。

大城が、賢三に愛情を注ぎすぎて後悔したのと同じ道を、暢子に愛情を注ぐことにの先に見ているという意味が1つ。もう1つは、暢子が『フォンターナ』でちっとも成長せず同じ過ちを繰り返すこと…というのは流石に文脈上ないか。

交差点を走って先に行き、暢子を呼ぶ歌子

え?歌子の健康問題は解決したのか?東京の大病院でも原因不明ということで深刻だったのは、前回のことだよ?切り替え早すぎないか?気の持ち様の問題だったのか?パンダ見に行きたいとか歌子から言い出してるが、元気一杯過ぎだろ!

ミッションクリアしたから二ツ橋も歌子も用済み

二ツ橋もイカを紹介したから役割は終えたので、退職騒動は撤回、歌子もイカスミジューシーを暢子に思い出させたから、健康問題は棚上げ。二ツ橋と歌子の2人の人生における深刻な問題を、イカ墨のパスタでストーブ前権利獲得ミッションを得るためのネタとして消化するのを本当にやってしまった。

大城房子対比嘉優子

特に表面上も裏の意味でもバチバチしたものは無いように見えた。少々つまらないけれど。ちゃんとした大人の会話に見えた。これに裏を見つけた人はいるのかな?

一流レストランのフレンチを食べた暢子の感想

デージおいしかった。おなかいっぱい。

ん?小学校の時と変わっていないけど…どういうこと?これは歌子向けの感想であって、コックとしての感想は別だよね?

第10週の感想

二つの問題の処理

二ツ橋の退職問題、歌子の健康問題ともに、何とも無くて良かった、今後はこれまで通りね!…で終わりにしているの、連続テレビ小説としては貧相な筋書き。二ツ橋の退職も二ツ橋の父親の健康問題もあっての話であり、どちらも人の体調をネタにしているし、どちらも今後二ツ橋、歌子が物語から消えてしまう可能性のあるエピソードだったのだが、この2つの問題を消費して得たエピソードが、ストーブ前の調理権獲得でしかない。使った問題の厚み重み対比、解決した問題がショボイ印象しかない。1クールで終わるドラマの思考という感じがしてならない。連続テレビ小説なのに。

これは神話なのかもしれない

ある女神の君臨する『アッラ・フォンターナ』に、別の女神が現れ、元々いた女神を薫陶していくという話を、非常に俗っぽく描くと『ちむどんどん 』になる気がしてきた。

暢子のやることは、失敗しない。そして、大城オーナーは結局いつも結果的には暢子に負けている。神話と考えれば、毎週ミッションがあって綺麗に週末には解決しているのも理解できる。神話は多くの小さな話の集まりだから。

暢子が女神かぁ。

神というよりも現実的な表現を使うならば、天才。暢子は天才なので、料理に関して、少なくとも不味いものは作らない。変なアドバイスも受け付けない。見栄えが悪くても圧倒的に美味しいものの場合、たとえ見栄えも考慮しろとアドバイスをもらっていても、それを無視する判断ができる。これは神的な天才…つまりやはり神。

『ちむどんどん 』は『エースをねらえ!』なのか?

比嘉暢子は、岡ひろみなのか?そんな気がしてきた。大城オーナーが宗方仁。藤堂先輩が、和彦。千葉先輩が智。牧が早苗。お蝶夫人が…二ツ橋料理長?ちょっと無理あるか。しかし、これから全員体制で暢子を盛り立て、世界に向かっていくのではないか?

二ツ橋料理長の行為を冷静に考える

結局、母親から父親が倒れたと電話がかかってきて、実家に戻れと言われ、大城オーナーに言ったら、いつ辞めても良いと言われ、絶望して辞表をだしたら、父親からまだ大丈夫と言われたので辞めるのを撤回したということ。誰かに何か言われると、その通りにしてしまう主体性のない人ね。だから自分の店を持っても潰してしまうのか。分かる。

歌子の今後

歌子の体調不良の話は、イカスミジューシーネタで消費されてしまった気がする。沖縄に戻って、またこのネタを使うのかなぁ。
恋愛、結婚はせず、優子に協力するという道かな。博夫と優子共働きの支援で家政婦的な役割とか。