Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ちむどんどん】第62回 結局、なんとかなるのがこのドラマ


ミッションの例によれば、まだまだピンチの初期段階のはずの火曜日なんだけど、何か怪しい。『フォンターナ』の3人退職騒動も、愛と暢子の和彦をめぐる問題も、すでに落ち着きを見せたかのようになってる。なんだこれは。そもそも週次ミッションに毒された感覚になってる自分も嫌だが、この火曜なのにというのも嫌な感覚。ただし、ラストにぶち込まれた、良子に対し口をきかない誠くんの話は、まさにまだまだ悪化するぞという感じ。これだけは火曜日感ある。

矢作とその一味の存在価値

大城オーナーの手際。良すぎる。

3人いなくなって、1人追加で算数的には2人減なのに店は回ってる。翌日はヘルプの料理人が来るらしい。もはや矢作に対しどうこう言う感じもない。去る者は追わずな感じ。矢作の登場はこれ以降ないのか?

客対応までこなす大城

いや、普段和服で接客しているのにシェフの格好で接客までやると、普段と違うことに気づかれ、店で何か起きていると常連にバレるぞ。

大城の手際に見とれる暢子

オーナーと一緒に働けてることがデージ楽しい

何言ってるんだろ。『フォンターナ』存亡の危機なのに。状況が分かっていないというかなんというか。オーナーは本気の本気で今をこなしている。確かに本気の大城の仕事を見られることは普通はない。しかし、その機会が何故訪れたかを考慮せず、単純に楽しいと思える感覚はちょっと無い。やはり暢子は精神的に幼いというか、気が回らない。

明日の仕込みにおけるダチョウ倶楽部

最初大城オーナーが一人でやると言い、次いで二ツ橋料理長がやると言うが、二ツ橋は足が攣る。そこで暢子も手を挙げると…大城も二ツ橋も、どうぞどうぞとなる。うーん、ダチョウ倶楽部のネタのオマージュか?

深夜のフォンターナにやってくる愛

なんで?何しに来たの?暢子が一人で店にいる保証などないのに。『あまゆ』を訪ねるならわかるが、暢子の職場に現れるの変。そもそも素人をキッチンに入れて良いのか?…まあ、これはこのドラマではちょくちょく部外者を入れているのだが、それにしてもこのご都合主義はない。

大城オーナーは、愛と暢子の会話を盗み聞きしているが、もう夜は遅いはず。大城は『フォンターナ』に住んでいるのか。

愛に降参しているつもりで宣戦布告する暢子

こいつ何考えているんだ。和彦のことを好きだけれど諦めると、和彦と結婚しようとしている愛に言うか?え?言うか?

正しいこと言ってスッキリしたみたいな顔してるの何だ?愛に嘘をつきたくないから全部言うだと?困らせるようなこと言ってごめんねだと?いや、全くわからん。

やっていることは宣戦布告。

『ちむどんどん 』というドラマは何でこうなのか?

しかし愛もおかしなことを言う。

すごいね、暢子ちゃんは

愛は完全に騙されてる。愛も意外にちょろいな…というより、制作はこんなふうに進めていくのか、酷いストーリー展開だな。

もしくは…こちらの方が現実的だが、愛はかなりの皮肉を言っている可能性がある。

愛は新聞社文芸部の記者だからそれくらいしてそう。当然これに暢子は気づいていない。

和彦をめぐる見えない闘いがはじまっている。

盗み聞きしているオーナーも満足顔しているけど、何を満足してるのか。いや全く理解できない。

『フォンターナ』の仕込みを手伝う愛

いや、うまいからと言って外部の人間にやらせてはダメだろ。ま、玉ねぎの皮を剥くだけなら良いのか。しかし、この撮影時点で玉ねぎの高騰は記事になってたから、この大量の玉ねぎは、スタッフが持ち帰りましたと言うことかな…な訳ないか。

料理にちむどんどん

暢子の心ドキドキするものが料理だと。それを聞いて愛は、私にとってのちむどんどんってなんだろうと言うのだが…これ、暢子の罠じゃないか?愛の目を和彦から編集の仕事に向けさせるための罠。というより実際は、制作の罠。何というか、展開が強引すぎる。

愛は和彦に謝るが、和彦は愛に謝らない

先日、自分達の今後について問いただしたことについて愛から謝る。しかし和彦は何も言わない。自分が答えを出さないまま愛と付き合っていることに対して謝らずとも説明する義務はあるはずだが。ここに根本的な問題がある。

ただし、愛のセリフも皮肉、嫌味といった裏があると考えて読み解くと面白いかもしれない。もう何もかも分からなくなってきた。

誠くんと対峙する良子

逃げないで!ちゃんと先生の話を聞かないと駄目

誠の手をつかんで良子が言うセリフのパワハラ感ときたら。恐怖の対象に掴まれた手を振り払って逃げることができた誠くん頑張った。しかしこれはもう誠くんの心のケアが必要な段階に入った気がする。後輩の知念先生の方が誠に寄り添っている感あるの厳しい。ま、火曜日だし仕方ないか。次回水曜日にはもっと良子にとって過酷な状況になるな。

先生はね、あなたを思ってしているわけよ。

良子が誠にこれを言うか。もうこの言葉を言った段階でダメだ。何故登校拒否になったか知っているのに、こんなこと言う。

話を聞けとは言うが、なぜ避けるのか聞かない。つまり、会話する気なし。これは博夫に対するスタンスと同じで、自分は常に正しいと思って他人に接している。

もはや、校長レベルで介入しないといけない話のように思う。

こういうこと言うヤツ、自分のことしか考えてないじゃんっていう典型的な人の発言なのだが、このエピソードを何で『ちむどんどん 』に入れたのか。これが博夫との問題に何か示唆を与えるのか?単に別な話でしただったら、視聴者発狂ものなんだけど。関係あるよね?

良子の顔つきが優子に似てきたような気がする

知念先生と話していた時に、誠くんを見ていた良子の顔が、優子が何か行動を起こす前の顔に似ている気がする。つまり、ロクなことが起きない前兆。

初めての恋だから何やっても良いと思っているのか?

制作は、暢子が初めての恋だから、恋敵になる愛に対しても不躾な行為に出ても仕方がない。何故なら初めての恋だからと考えているような気がする。しかし暢子はもう24歳程度になっているはずで、人間関係について学んでいるはず。暢子の愛への実質的宣戦布告は、恋が初めてとかそう言うことではない。暢子を含めた比嘉家の行動が"何かおかしい"と思っていたのだが、実は"何か狂っている"というのが真実の気がしてきた。