Golden Time

時はお金で買えません

【ちむどんどん】第66回 時間は流れていく


先週の終わりから少し時間が進んでいることを、暢子から比嘉家への手紙で視聴者へ知らせる。この進め方は良し。まあ、あの浜の話からこれまで何があったか気にはなるが。そして、今回も猛スピードで色々なことが消化不良気味に起こる。

歌子は発熱再開

都合よくというか何か不思議なのだが、今更という感じで歌子の発熱がまた描かれる。病をこう都合よく描くのはちょっとひどい。

しかし、今更また発熱を描くのは、ちょっと良くないフラグな感じがしてならない。

幼稚園か保育園

晴海は日中は家にいないのか。だから歌子の発熱が治っていなくとも、晴海の世話は問題ないということか。これ、いつからの設定?

あと、家事はどうしているのか?良子と優子が協力しているということ?もしくは、共同売店の善一さんの好意に甘えているとかかな。

スナガワフード

経営絶好調。"また"従業員が増えたらしい。この人、商売については才覚がある…という設定。まあ、勘が良く努力家で、生きる姿勢に勢いがあって、目は笑っていないようにも見えるが取り敢えず笑顔を絶やさないから、ビジネス的に成功するタイプなのかな。

それにしても、1人で頑張って倒れたのに、もう安泰か?従業員複数雇うなんて。何というか過程は描かず、結果を描いて想像で補完しろというのが多すぎてドラマらしくない。

愛の父から和彦への電話

愛の父から和彦への電話が、日中にあったと愛は言っているが、少なくとも2回目。愛の父は、娘の付き合っている人の勤める会社に私用電話をかける人か。ここまで結婚を急かすのは、何か愛に隠された事実があるのではないかと勘繰りたくなる。

あ、会社にかけてくるのかと思ったが、下宿の部屋に電話がないと『あまゆ』で話すことになるのか!それは確かに嫌だな。

和彦と愛の結婚話は進む

鶴見から引越し予定。式場はこれから決める…とか言ってる。着々と結婚話は進んでいる。愛の父親が探してきた高輪のホテルは無しということで、急ではないが、しかし後戻りするには大変な段階に入ってそう…というか、6年つきあっていたのだから、一旦動き始めたら後戻りはダメだろうが。

愛の記事は田良島の評価も良さそうなのだが…暗雲の予感。多分和彦の時と違う

この第66話の中で編集中のシーンと新聞に掲載のシーンまで描いている。勝手に時は流れている。それにしても、愛の原稿が記事になったのに、未だ愛が評価にビクビクしていると言うのは何かありそう。和彦の記事の時は、ウルトラCで田良島が解決したが、愛の方は問題化して、愛を体よくパリに飛ばすと言うことになりそう。ああ、これだわ。パリに行ったら、和彦は、どうせ辞めると言っていたのだから、会社を辞めてついて行ってほしい。で、暢子がイタリアで店を持つことに愛と和彦で協力すると。そうすればスナガワフードは世界企業さ!

西郷様の料理

暢子は教えてもらっていないのだから間違えても仕方ない。というよりどういうこと?予約のお客様であり、特別に仕入れまでしていながら、事前の打ち合わせをせず、暢子に違う料理を作らせるとか…おかしくないか?あ、矢作がいないからか未だにドタバタしてるのか?これまでならば、暢子が西郷様のことを勘違いしていて、「あいや」になっていたはずが、そうならないのは、暢子が一人前の料理人になっていることを強調するためなのかな。それとも、暢子が失敗する度に睨んでくれた矢作が、辞めてしまいもういないからかな。

西郷様の再婚話は要るのか?

父が母の入院中の看護師と再婚するというところまで視聴者に明かすほど重要なエピソードなのだろうか。脱線するのも良いけど、どうでも良い話多すぎるように思う。

いや待て、矢作はどうなった?

突然調理人が3人辞めて、オーナーまで調理場に出てってなったのに、以後、何も描かないって…現実にはあるのかもしれないが、ドラマとしては描かないとダメでしょ。何が起きた?というか矢作退職エピソードで、制作は何がしたかった?

「看護婦さん」

時代的に、「看護師さん」とは言わなかった。しかし、聞いている方としては、この言葉に逆に引っかかった。時代…

攻撃する和彦と迎撃する智。戦況を見守る愛、部外者のふりをする暢子。

和彦:人を好きになる気持ちは誰にも止められないし、無理やり止めてしまえば、心の傷になって一生後悔するかも…

智:結婚に一番大事なのは経済的基盤。(略)次に大事なのが育った環境や価値観

恋愛は理性だけではどうにもならないと言う和彦に対し、智は、結婚の条件は、経済的なことと、育った環境を知っていることと言い切る。これ、無意識なのか意識的なのかこれまでの智の描写からは分からない。しかし、『ちむどんどん』では、敢えて智のネガティブな性格の描写を見せないようにしていたような印象があるので、和彦を牽制する意味で、意図的にこの発言をした可能性もある。

そんな中、愛の眼光が厳しい。

智の結婚観の話の後は、和彦が苦い顔をするし、その和彦を愛はこれまた微妙な顔で眺めた後、うつむく。そして少し間を置き和彦は、「暢子はどうする?」と聞く。暢子は「ん?いやあ、うちは結婚とか全然」と答えるのだが、その時、智の顔は映さないし、智が発言もしない。え?智は暢子と結婚するつもりだし、暢子もそう考えていると思い込んでいるのではないか?やんばるの比嘉家にまで行っているのに、ここで智が何も言わないのはおかしすぎる。

「そんなこと絶対ない」

記事の評価についてビクビクしていると愛が言った際の、暢子の言葉。「絶対」という言葉を軽々しく使う暢子はやはりダメだ。思考が短絡的すぎる。新聞社で一つの言葉にこだわりを持って記事を作っているであろう和彦はそこに惹かれているのかもしれないが、結婚してずっと一緒に暮らすには、暢子のこの言語感覚はキツいと思う。

殴られて登場する賢秀、そしてまたも恋

賢秀は、主人公ではないので寅さん的なの要らない。

確かに寅さんも次から次へと女の人に恋してはフラれる。しかしそれがコメディとして受け入れられるのは寅さんが主人公だから。観客はそれが観たいことが明確。『ちむどんどん 』では賢秀は主人公ではない。だから寅さんモドキを寸劇として演じるのは、オマージュとしても1回で充分。先の石鹸売りの女性でも余計だと感じたのに、また女性キャラの使い捨てかという感じしかしない。もううんざり。

相変わらず和彦の下宿の下の階の『あまゆ』でデートする愛

和彦は女性の平等を語るのに、仕事の後のデートは、和彦の家の近くというより家そのものなの、どうみてもおかしい。ドラマの都合とは言え、毎回「送るよ」で終わらせる。家まで送っているのかな、それならまだ分かる。付き合っている2人ならそれもあるのかな。

思い出の味、思い出の場所を提供する『フォンターナ』

料理皿を2枚持って床にダイブする女料理人だったり、団体でやってきて最初から1人1本のワインを頼む客だったり、いつも和服のオーナーがコックコート着るという緊急事態…これらが、思い出の味、場所を提供するということの意味なのかな?

それはともかく、思い出の味、思い出の場所を提供するというのは今後のキーワードになるのかな?暢子が料理人として成長するのに変えなければならないキーワードなのだろう。

狭い世界なのは逆に広げすぎだから

愛が記事のヒントを得るために『あまゆ』で暢子らに相談しなければならないのは、東洋新聞社に顔のある社員があまりいないからと考える。東洋新聞社をもっと描けば良いのに、良子や賢秀、歌子の話も描いているため、手が回らないのだろうなと。