Golden Time

時はお金で買えません

【ちむどんどん 】第68回 愚者としての『あまゆ』店主順次


色々な話を、突然出してきてつまみ食いしては放り投げる芸風の『ちむどんどん 』。前回は再婚話デーのようで、まとめて放出、その間、『フォンターナ』と愛と和彦のいつ結婚するか問題は棚上げ。そして今回また、暢子、智を加えた四角関係が再開。何故この順番?

前作『カムカムエブリバディ』が、一見無関係な話が色々繋がっているスパゲティドラマとすれば、『ちむどんどん 』は、全体感のない小話を羅列して終わりのビュッフェスタイルドラマと言えるのかな?よく言えばだけど。

結局、何を描きたいのか分からないドラマなんだよなぁ。

突然の相撲大会

え?もう?昨日の再婚話はうっちゃるの?相撲だけに?相変わらずだな。この相撲大会までにそれらは色々進んでいただろうに、それは描かない。

優子は今日の回は何もせず何も考えず次の登場までフリーズしてますということ。

もうそういうの制作ポリシーなのかなとさえ思える。

和歌子さんの夢はお嫁さん

真面目で正直で頼りになる男が好み…それを聞いてしまう賢秀。タイミング良くそれを聞くなよ!まったく!…というツッコミ待ちの演出ね。

しかも、賢秀は調子良く「頼りになる」という点だけに絞って和歌子の気を引こうとしているようだが、列挙順に真面目、正直の方が優先という解釈ができるからなぁ。

ところで、和歌子さんは、名前からして歌子の化身のような気がするが、夢はお嫁さんというのは、相手は誰ということなく主婦がしたいということなのだろう。当時としては普通の考えなのだろうが、結婚など考えてもいないと言い切っていた暢子とは真逆っぽい。また、仕事の楽しさも知りながら、結婚したら家庭に入ることを是認していたっぽい愛は、和歌子と暢子の中間ということか。それが暢子を見ていて揺らいでいる、もしくは和彦に対して思うことあるから心変わりしたということか。

現状は、愛が可哀想に見えなくもないが、和歌子も暢子も、好きなことを仕事にするという選択肢などなかったはず。仕事に対して、愛は自分で選んだやりたい仕事をしているので、愛の方が恵まれていると言える。暢子も漠然と食に関わる仕事と考えていただけで、運良く偶然親戚がオーナーの店に職を得ただけで、選択の余地はなかった。

お嫁さんを希望する和歌子は、夫を選ぶことはできるが、選択を誤っても移行修正が難しい。しかし愛は、そのようなことになったら、和歌子よりは容易に別れる選択が出来る。ただ、この流れは今のストーリー展開上は、マイナスでしかない。

暢子特製の天ぷら弁当は美味しいらしい。

確かに天ぷら自体は美味しそうだが、何か寂しいね。当時はこんなもん?

「愛さんは県人会の大事なお客さんだのに」

愛にも県人会行事のお弁当を渡す暢子。ん?「県人会の大事なお客さん」だって?え?そうなの?愛は単に和彦の恋人で、暢子と智の友人なだけだろ?それ以上の関係は描かれていないぞ?『あまゆ』の客は県人会の客なのか?公私混同という言葉。

ものすごくカラフルな格好の愛さん

何というかTPOわきまえているのかわきまえていないのか分からない格好。暢子との衣装の対比に意味があるのだろうが、よくは分からないが、愛もスカートではなくパンツを履いていることに意味がありそうだし、愛がオレンジ色、暢子が紺色なのは、補色の関係なのだろうなと思う。補色…これは和彦に対して愛と暢子が正反対の女性という意味かな。

角力大会は初戦から和彦vs智。

これは仕方ない。素人の和彦が1勝することさえあり得ないから。そういう意味で、ここだけが何故かリアル。それ以外全て恣意的にストーリーが進むのに。だって今日の取り組みの結末からして…

今日優勝したら暢子にプロポーズ

プロポーズはサプライズでやりたいから…とか言う智。サプライズ?ちょっと待て、正式なプロポーズなしに智は比嘉家に挨拶に行ったと自分で言うのか?大丈夫か?あ、でも比嘉家に行った時に優子にそんなこと言われてたな。それより、そのサプライズ、もう暢子以外みんな知ってるぞ。

言いふらして回る『あまゆ』店主順次

何か滅茶苦茶な展開だな。これ、面白いのか?順次の使い方間違っている。一々当事者の周りを巡っていいふらして回るって不自然。挙げ句の果てには、和彦が愛に大事なことを言おうとしたら、智が間に入ってくるし、人工的な偶然の多用はドラマの質を疑う。暢子たちの四角関係には全く部外者の順次一人いなかったらこの話は進まないということになるぞ。そんなことありえないでしょ。ストーリーがグニャグニャしてる。前回の3件同時の再婚話もそうだけれど、突然の話をぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎ来るから、違和感が生じるし不合理な面も出てくる。

これとは別に、とにかく強引なストーリーにしたいがために愚鈍すぎるキャラにするの何とかならなかったのか。

取組の結末

前年チャンピオン相手に五分の勝負。一緒に倒れていたが、沖縄角力に取り直しはあるの?

ある意味で両者共倒れなの何かを暗示してる感じで笑えるけど。

それとも、わざわざ取組前にルール確認していたが、背中がつかなければまだ決着ついていないということで、早く起き上がって相手の両肩掴んで地面に着ければ勝ちということ?その場合、智の方が百戦錬磨だけに有利だな。

角力シーンの暢子の応援

智も和彦君も負けるな〜!

これは良い。二人とも仲が良い友人として応援していることになるから。

和彦君!

ん?なぜ、和彦のみなの?え?

順次の酷使理由

要は、この角力大会の取り組み結果に対する、智、和彦、暢子、愛の各人の思い入れがどうなのかを、丁寧に描くことが面倒だから、智のプロポーズ話を軸に、各人の思いを即席で再構成して視聴者のドキドキ感を増そうとしたのだろうなぁ。あざといとしか言えない。もしくは絶望的に古い笑いの感覚。

仕事への意気込み

愛は和彦に田良島から言われたことについて相談しようとしたが、それを遮ってまで自分のことを言おうとする和彦。そもそも県人会員ではない和彦は、この角力大会に取材として参加している。つまり、仕事…出勤扱い。取材費も出るのだろうなぁ。一方、愛も会員ではない。しかし愛と和彦は一緒に来ている訳ではない。そして、前回愛が自分の特集記事の反響のハガキを読んでいた時に和彦はいなかったりと、和彦が既に新聞社の仕事に見切りをつけている感じがする。同時に愛のことも。

県人会遠足の余興

いつの間にか角力大会のみになってるの、え?という感じ。遠足の余興だったよね?和彦が普通に最初から参加していて、愛が後から来た体なのは、和彦は『あまゆ』の上に下宿しているから、暢子たちと一緒に遠足のバスに乗ってきたが、愛は都内自宅からなので別だということなのだろう。そうでないと、愛と和彦が別行動なの、やはりおかしいと思う。

敗戦の弁

暢子ちゃんのおかげで自分が本当は何をやりたくて、何にちむどんどんするか、はっきりわかった。

わたしはきっと、あの日4人で過ごした時間を一生忘れない。

愛のこのセリフ、完全に敗戦の弁。

智は分かっててやってる可能性

野菜の販売は、理屈では説明できない人との関係作り交渉能力が重要な仕事のはず。つまり、智は、相手が何を考えているかに敏感。そんな智が、これまで何度も言おうとしてはぐらかされたプロポーズを、角力大会の場に選んだのは、確実に答えを得たいと考えたからではないか。優勝したその場で言えば、暢子は逃げられない。その外堀を埋めるために、敢えて『あまゆ』主人の順次にベラベラ話させたということも考えられなくもないかな?とにかくはぐらかすことだけは避けたいという意志はありそう。