重子の話を掘り下げるのならば、父史彦についても掘り下げることになるのではないか。
史彦が戦後沖縄をフィールドワークとしたことと、重子の暢子への態度に何か関係があれば、和彦と暢子の結婚を認めない理由がそこにあるとすることができる。そうなれば話に厚みが増すし、逆に和彦と暢子の結婚が認められる解決のきっかけにもなりうる。
ということで、史彦には描かれていないエピソードがあるはず。ただし、史彦が沖縄に関わったのは戦争中、兵士としてであり、重子が戦争中の史彦のことを知る方法は限られている。どうするのだろう。
激戦となる前の沖縄での少女との触れ合いみたいなのありそう…この少女がこれまでの登場人物と関わりのある人物だった…というのなら、ドラマ的だと思う。例えば大城の姉絡みとか。