Golden Time

時はお金で買えません

【ちむどんどん 】第87話 事態を悪化させるだけの良子・賢秀回


何のために描かれたのか分かり辛い回というか分からない回。この回が意味を持つとすれば、火曜日なので週のサイクルとして重子の暢子に対する印象を順調に悪化させたことと、歌子のカセットテープを渡したことかな。前者が悪化させた印象を後者で挽回するみたいな何かがあるのかなと思わせる。

三度目の正直

1度目は『あまゆ』で、賢秀が最初からいて、食事開始前に重子退場。2度目は『フォンターナ』で、食事が進む中、チンピラが騒ぎ始め重子退場。これまではまともに食事を終えることができていなかった。そして3度目の今回。再度『フォンターナ』。

思い出を呼び起こす料理

大城が提案する意図は理解できる。しかし、思い出は人それぞれ。大城は何をもってメニューの組み立てをしたのか。和彦の思い出の片隅にある「マーケット」の一言だけでは難しいのでは?ある食べ物からよみがえる思い出は良いものばかりとは限らないだろう。食べる本人から話を聞かない限り、何の思い出がどう呼び起こされるかギャンブルでしかない。相手からお金を取るのならできないギャンブルだろうなぁ。

ネーネーが行かないとニーニーが行くかもよ

歌子のこのあおり理屈が変じゃないか?良子と賢秀は連携しているわけではないから、良子が行っても、賢秀も行くのではないか?あれ?歌子を軸に連携しているのか?そうなら、この兄妹の結束は、少なくとも重子には理解できない類のものではないか。

そもそもどう言うロジックで良子は行くことになったのか?…からの、2人同時往訪か。そもそも何で2人とも重子の住所を知っているのか?出所は暢子としか思えないのだが、何故暢子は教えたのか?まだ結婚が決まったわけではないと言う段階で、相手の親の住所を家族に晒す意味は何なのだろう。突入しろという指示以外に住所を知らせる意味があるのだろうか。

賢秀、いきなり器物破損

オルゴールをこよなく愛する重子。人が大切にするコレクションを破壊し、償いなしに退出することができる人間を受け入れる世界は余りないと思う。賢秀も良子も少数派の人間ということ。

そもそも他人の家のモノに無闇に触ることから間違っている。住む世界が違うという言葉が、シンプルに当てはまる行為。

やはりというか、比嘉家は、他人の財産を毀損することを気にしない人たちである。だから保証人付借金を気にしないし、賢秀は他人の金を奪っても平気。その感覚が良子にもあったと。

大切なモノを他人に壊される意味

形あるものはいつかは壊れる。しかし、愛着のあるモノを誰かが壊したのなら、それは恨みとなっても仕方がない。重子はオルゴールをこよなく愛する設定である。その重子のオルゴールが、賢秀の手で破壊された。このシーンは、息子と結婚しようとしている暢子の血縁者に、重子が大切にする領域を荒らされたという象徴的意味を持たせたものだろう。重子は優子のことも持ち出したが、比嘉家が家族ぐるみで重子の大切にする領域にズカズカ踏み込んで来ていることをこのシーンで描いているのだろうな。比嘉家にとっては家族愛なのだろうが、重子にとっては自分のアイデンティティの破壊者にしか見えないの理解できる。

大人としての常識

良子は賢秀を大人としての常識がないと言うが、常識という言葉を出すのは悪手。重子は、住む世界が違う、話が通じないことを言っていて、これは即ち重子的には常識の違いということになるだろうから。

暢子の長所

前回、暢子と2人で語り合った時も、良子は暢子の具体的長所を言わなかった。そして今回、重子に対し暢子の長所を言おうとして、家族思いで優しい以外には「急に出てこないわけさ」と、やはり出てこない。これ、何か意味があると思うのだが。自分には読み取れない。ドラマをよく観る人は分かるものなのかな。

何で良子は怒鳴っているの?

母優子のことを悪く言われたと怒っているのだが、賢秀と良子が同時に家に来て喚き立てるなら、家族ぐるみと考えてもおかしくない。今回はたまたま優子が入っていなかっただけ。それを激怒されても。そもそもアポなしで突然勝手に来るという無礼をしながら、先方の間違いをがなり立てるのはどうなの?

良子のエキサイトは、結局、何しに重子の家に行ったのかということになってる。状況を見ながらではなく勢いで進もうとする点は賢秀と同じ。

俺の大事な大事な大事な大事な妹だわけよ!

賢秀が帰れと言う重子に食い下がる時の言葉。自分がしてきたことを振り返れば、どの口が言うのか。大事なはずの暢子のお金をナチュラルに盗り、暢子が手伝う『あまゆ』の食べ物を勝手に食べるとか、暢子を自分の良いように使える人間としか思っていなさそうなのに。

結婚したら和彦君からも盗ります!もちろん和彦君のご実家からも!みたいな感じか?暢子は賢秀にとって、大事な大事な大事な大事な金づるということ。

重子の家に行くのは当初計画通りだったのか?

重子宛ての土産まで準備していた。どういうことなのか。良子は『フォンターナ』の危機で上京したのではないのか?なぜ、歌子のカセットテープまである?用意周到ということは、元々重子の家に行くことを考えていて、『フォンターナ』の危機を理由に決行したのか?そうしたらたまたま賢秀と同じ日時で重子の家の前で会ったのか?何が偶然で何が計画通りで何が思いつきなのか分からない。

オルゴール壊したの誰ね?

良子が賢秀にこれをグチグチ言うのは良いが、そこまで気づいていながら、なぜオルゴールの修理代を重子に払うとかそういうことをしないのか。あなたは小学校の教師でしょ?しでかしたことの責任を取る発想はないのか?こう言うところは比嘉家は優子以外徹底している。

ゴッドファーザー風のBGM

自称ドン賢秀の退出場面にピッタリ。

察する母優子

察する能力は、暢子と同様高い。優子は思慮深い感じで、行動に移すときにぶっ飛んでしまう印象。