Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ちむどんどん 】第99回 なんでそんなに矢作にこだわるの?


暢子は着々と開店準備を進めている。開店と出産が重なりそうなのに…店で誰が料理するの?いくらなんでもこれまで沖縄料理を全く作ったことのない矢作に任せるのか?有っても引継ぎ期間は半年くらい。矢作は天才だから、これでいけるのかな。まさか『あまゆ』に頼ることはできないだろうし。

沖縄料理の店なら、沖縄料理を出さないといけない。どうやって伝授するのだろう。逆を考えた場合、無理とわかると思うが。つまり、沖縄料理の料理人にイタリア料理の店を任せられるかと。これ流石に説得力持たせるのは難しいと思うがどうするのだろう。

そもそも矢作は、店のお金盗った疑惑があったり、無銭飲食したり、店を突然辞めちゃう人だぞ…おっと、これは賢秀を兄に持つ暢子には、気にすることではないか。

 

色々あるが、来週月曜には、「矢作は暢子から沖縄料理を習いました」等の語りで、何食わぬ顔で矢作が『ちむどんどん 』の包丁を握っていることが予想されてしまう。

鶴見北西信用金庫 坂田

こんなギリギリの往訪スケジュールの組み方では、信金マンとして信用失うだろう。というか、出てきた意味…融資を多めに申し込んだことを改めて視聴者に提示したということかな?坂田によりギャグっぽくしながら、お金の問題が起こることを暗示したということかな。

考えてみれば、

あっまた遅刻しました

と坂田が言うのは、暢子を馬鹿にしていると言うか、貸してあげているから自分のほうが上、と言う気持ちが坂田にはあるのではないかな。何というか、ギャグ要員に見えて黒い部分がチラチラ見えるな。返せなくなったら豹変したりする要注意人物かもしれない。

まあ、どんなに坂田が豹変しても、持つべきものは太い義母で打ち破ってしまうのではないかな。なんなら、重子の叔父だかの銀行が肩代わり融資しちゃうんじゃないか?

それにしても、坂田は慌てて開店準備中の店に飛び込んできて、冷たいお茶を一気飲みし、融資関係の雑談をし、トイレを借りて退場。慌てて来て何をしに来たのか?

和彦のフリー仕事が決まる

何というか良いね、決まらず苦しむことなく順調に仕事が決まって。ほんと主人公と結婚してよかったな、和彦。

重子にも報告してあげたかな。

しかし和彦のこの報告は、すぐ流されてしまう。これ、実は仕事など決まっていなくて、和彦の嘘だったら面白くなりそうなのだが。

和彦…物語として空気になっているぞ。

矢作の消息を追う大城

矢作の消息を追う大城…何を企んでいるのか現在のところ不明。前回描かれた矢作の妻及び入れ違いに来た暢子の『フォンターナ』往訪がきっかけと思われる。きっかけはわかるが、何をしようとしているかはまだ分からない。ただ、今回のラストで暢子が矢作を見つけてしまう。だから単純に矢作の所在を探すというだけではない模様。大城の役割は何なのだろう。

考えられるのは、矢作と元妻を再度出会わせ、2人とも合わせて『ちむどんどん 』開店要員にするためかな。ああ、元妻と一緒にやり直しの形を取れば、店のお金を盗ったり、逃げたりが心理的に出来なくなるのか。なかなかな心理作戦だな。

考えてみれば、大城と二ツ橋は手分けして矢作の立ち寄りそうなところ等に電話をかけているようだが、何と言って連絡を取っているのだろう。言い方次第では今後の矢作がより生きづらくなることになるのに。ちょっと気になる。

"比嘉花子"のデビューライブ

歌子の芸名…"比嘉花子"なのか。唐突感あるな。

三線のチューニングに時間かけすぎで、やっぱダメじゃん…と思ったら、ちゃんと歌い始めた…のだが、声は小さいし、ヘリの音が入るとか。いや、逆にヘリの音などこれまで聞こえたっけ?記憶がないが、やんばるではなく名護だからなの?そして歌子は店から逃げる。それと同時に智が細工したギャラについてもバレる。

内弁慶な歌子

歌子は、ライブの舞台では蚊の鳴く声で歌っていたのに、智と2人きりになったら強気になって怒る。人前では過度に緊張する人だから、まあそれはそうか。こんなトラブル状況から智は言葉を繋いでいき、最終的に「歌子の歌が好きだから」「歌子のファン第一号になる」とか言い出すか。多少強引だが、『ちむどんどん 』には珍しく、流れが素直でよく分かる。優子のくだりは余計だけれど、これはギャグ要素としているのだろうなぁ。

いずれにせよ、4兄妹の中で、一番1対1の心理戦が強いのは歌子ではないかと考えている。

偶発的肉体的接近

最近は、歌子が智を押し倒したり、智が歌子を抱きしめたりと、偶発的肉体の接近を伴って2人のシーンは描かれている。暢子にフラれて以降、智から結婚するぞオーラが既に消えてしまっているので、こうでもしないと2人は進展しないなという制作の考えなのだろうけれど、昔の深夜アニメじゃないんだから。

智の男女関係における受容力

智は、ビジネスでは成功を重ねているようだが、こと男女関係においては運が弱い。

ギャラが出る仕事と嘘をついて歌唱を依頼したことについて、カッとなった歌子に何で騙したのかと詰められているが、売り言葉に買い言葉とはせず、歌子を落ち着かせる。そもそも智は、直接的には歌子に騙されて、沖縄から銀座の暢子の結婚披露宴に参加させられている。これについて責めても良いのに、責めるどころか感謝している言葉まで言う。智は男女関係においては受容力が高い。

それにしても、何で暢子は何も考えなくても成功街道をつき進むのに、智は一々関門にぶち当たるのか。制作が何を描きたいのかよく分からない。世の中の苦楽は努力や配慮じゃないよと言いたいのか?

智の歌子への感情

偶発的肉体的接近がなければ、妹に対するそれみたいな感じなのだよなぁ。しかし、智には実の弟と妹がいたはず。2人はどうなったの?智の手を離れて独立しちゃってて、寂しさから歌子に近づいているの?どうなの?

ちゃんと謝ることができる歌子

智に対しカッとなってしまったことと、智が用意してくれた場でちゃんと歌えなかったことを素直に謝る歌子。比嘉家の一員が、謝るの見るとホッとしてしまうの不思議。

あっさり暢子に見つかる矢作。どこにいたの?

無銭飲食トラブル起こしたのだから、もっと遠くに行けよ!何故暢子が見つけられる場所にいるんだよ、もうわけわからん。小学生の家出かよ。三郎と一緒にいることから、誰かが教えたのかもしれないが沖縄出身者の多い区域からは出ていないのだろう。鶴見にいる理由は…日雇い仕事の集合場所があるのかな。それなら理解できるが…そんな説明はないから。

ひょっとして、矢作は暢子に探してもらえるの待っていたのか?

矢作にこだわるのやはり強引

暢子が出していた条件は、要は矢作を雇うための条件だったのだなぁと。沖縄料理の店を始め、開店早々しばらくは店を任せるべき人を選ぶのにこの条件。

①沖縄出身じゃなくてもいいんです。

②沖縄料理の経験がなくても構いません。

③料理人として幅広い知識と腕があって、料理にまっすぐな人であれば。

そもそも条件と言えるのは、③だけという。

ただ、これ巣鴨の寿司屋の人は経験値的にダメだけれど、「板前人生50年、魚を見る目には自信がある」人も満たすと思うのだが、なぜ矢作にこだわるのだろう。修行時代にそんなに拘るべきことあっただろうか?

もしかして、父賢三と矢作を重ねたか?しかし包丁を大事に持っていながら、料理人を辞めるという形式的なもの以外、共通点はないと思うが。

おいも、おいも

歌子と智の微妙なやりとりをのぞき見していたことがバレた優子が、話を逸らすためと思われるセリフ。

とう、ごはんにしようね。お芋、お芋

これの、「お芋、お芋」の言い方が、思い込みかもしれないが、優子を演じる仲間由紀恵氏が過去に演じた『TRICK』の山田奈緒子や『ごくせん』のヤンクミが、同じようなシチュエーションでごまかす際の口調を想起させて良かった。

ウエストをぎゅっと絞ったデニムのスカートの暢子

似合っているし、当時はやったのかな…ん?妊娠二ヶ月でこれは良いのか?知識がないので、あわわとしてしまうが、大丈夫なの?これは出産ギリギリまで暢子は働くと言う意気込みを表現しているのか?

ドラマにおいて、運が良い、何もしなくても周りが助けてくれる…とは

即ち、成長なくして益を得ることを主題にしているということで、一握りの幸運者か鈍感者以外には何ら人に響かない。