今週のメインミッションは、暢子が開店する沖縄料理店の料理人に矢作を引き込むこと。この目論見は見事成功する。ただ、矢作を連れてきて、すぐ沖縄料理を出せるとは思えないのだけれど。そもそも包丁が沖縄料理とイタリアンでは違うでしょ。
「沖縄料理店をスタートさせようとした矢先に暢子を襲った腹痛」by 週のまとめでのジョン・カビラ氏。腹痛と言い放つ清々しさ!
開店を延期しろと言っても聞かない暢子に、大城は仕方なく条件を出す。そのうちの一つが「店の味を任せられる料理人を雇うこと」。これに基づき、暢子の考える雇う料理人の条件①沖縄出身でなくても良い②沖縄料理の経験がなくてもよい③料理人として幅広い知識と腕があって、料理にまっすぐな人、が出てくる。で、都合よく食い逃げ事件が発生。
食い逃げ犯は、『フォンターナ』を飛び出し、窃盗疑惑のある矢作。2人分食べたらしい。突然目の前に暢子がいたので、矢作は「まさかやー」と言ってしまい、実は矢作も沖縄出身者か?と思ったが、そんなことはなかった。なぜ「まさかやー」と言ったかは謎。裏で暢子のことを「まさかやー」と呼んでいた可能性はあるが。
暢子によると、矢作は暢子の考える料理人の条件を"全て"満たすという。全てって、③以外は、この世で満たさない人はいない。よって条件は③のみ。まあ、③がいきなりハードルが高いし抽象的過ぎるのだけれど、まあ、そこは暢子基準だから。
歌子と智の雨降って地固まるが発生。二人の仲は、進展したということかな。良子の野菜調達もなぜかすんなり行き始める。これは本当になぜかと言う感じ。我を張った以外、特に良子は何もしていないから。
矢作の『ちむどんどん 』組み込みに成功。これで開店できる…わけは普通はないけれど、なぜか安心モードになってる。イタリアン料理の料理人に沖縄料理をいきなり作らせてうまくいくことの説得力がないんだよなぁ。
なお、暢子は、青パパイヤのことを「妊娠中は食べない方がいいとも言うんですけど」と言いながら、青パパイヤの炒め物の試作を繰り返している。もう何を考えているのか。
暢子が精神的不安定なことを描いているのか?そうであれば、来週色々危ない。
和彦から矢作へ
今週終盤の展開を見ると、暢子の血を受け継ぐ子供がお腹の中にいることにより、暢子の中でもう和彦の役割は終えたのではないかなと思える。第100回で、和彦は登場するも何もセリフがない。一方の矢作とは暢子はよく話す。これ、そういうことに見えるのだが。
人生のパートナーも、一緒に店を軌道に乗せていく矢作の方に暢子の思いは移りそうに見える。逆に和彦は沖縄取材に専念できることになるが…父が沖縄でフィールドワークをし、母が東京に残るというのは、形的には、和彦の両親と同じようになってしまうのではないかな。もしそうなったら、お腹の中の子は、どちらについていくのだろうか。