Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ちむどんどん 】第102回 開店1週間前なのに出来ていないことが多すぎる


相変わらずと言いたいが、今回は流石に酷い。周囲の反対を押し切り、強引に開店を進めようとするが、そもそも自分が出産を控えていること、沖縄料理の店なのに料理人に沖縄料理経験がないこと、明らかに人手が足りないこと…と見切り発車以下で、見切ることさえせず何も考えずに突き進んでいる。これで、頑張って無事開店、軌道に乗るとなったら、現実感のなさにも程がある話になる。せめて大城がいればと思うが、そもそも制作がここに大城をいさせたくないという考えということなので、もうどうしようもない。とにかく前に向かって走れば何とかなると主張したいドラマなの?大抵はそんなことないのに。

鑑定士 良子

ペンダントが、そんなに安物ではないと鑑定。よく考えれば、智は、暢子と歌子にはペンダントをあげるが、良子にはあげない理由がない。結婚しているか否かも関係ないし。何だろ。

良子のワンパターンな慰め方

「うちは歌子のことが大好きさ。みんな知ってるよ。歌子がデージ優しいこと」なんて良子は歌子に寄り添って言ってる。良子の妹の慰め方、ワンパターンだな。学校でも児童にこの方法使ってそう。

歌子にあげたペンダントは原宿で買ったか

金額一桁間違えていたというの、古典的。智の恋愛感情隠し再びか。暢子のときと全く同じような感じで進むのかな。違うのは、女の側に気があるか、全く気がないかの違い。

青春は良いな…

善一は青いことを言う智にそんなことを言うが…智、アラサーなんだけど。

働きながら東京で産む

優子が畑で世間話している。うーん、ちょっと違うな。暢子がしようとしているのは、妊娠などしていないかのようにビジネスに突き進んでいること。赤ちゃんのこと、もう意識していない感じの暢子の演出。しかし優子は気にしているということか。

開店まであと1週間

鰹節と小麦粉の食材選びまだしてる。メニューにゴーヤチャンプルーと書いて客が分かるかとか言ってる。1キロの計量カップと10キロ秤もない。これらは、前日でも、まあ、ぎりぎりなんとかなるだろう。しかし、保健所と消防の手続きも、保健所は申請済みだが、消防は未だって、もう無理じゃない?開店前にすべき必須のことが未だって…。

あと、1キロの計量カップと10キロ秤がないというのは、料理を効率的に作るには致命的なのだろうな。三郎さんが知り合いが店を畳むと言って持ってきた中には無かったのか…残念だな。

1キロの計量カップ

そういうものがあるのか?計量カップは体積を測るものではないか?重さも測れる計量カップが当時もあったということか、業界では1Lのことを1キロと呼ぶとか?まあ、素人だから分からないけど。

優しい矢作

保健所や消防の許可を取れと、先週から何回も言ってくれるし、1キロの計量カップと10キロ秤が無くても、他の計量カップや秤で何とかやっているのだろう。矢作、優しすぎ。少なくとも過去、一度開店を自分で行った経験者としての意見だからちゃんと聞くべきなのに、暢子は何というか軽くあしらっているように見える。

身勝手な智

矢作が暢子にいうことに対し、暢子側に立った発言を繰り返す智。ただなぁ、智も智の範囲でしか仕事していないと思うのだが。なんなら、保健所や消防の手続きを智がやれば良いじゃん。

文句ばっかり言ってないで、少しは手伝ってくれてもいいんじゃないですか?

なんて、文句ばっかり言ってるのは智も同じとしか。結局、矢作に、

言われたことは、やってるよ

と返されておしまい。

考えてみれば、智の「少しは手伝ってくれてもいいんじゃないですか?」という言葉、「手伝ってあげても」ではない。何で立ち位置が暢子側なの?矢作に「お前がやってあげろよ」と言われなかっただけ智はマシだと思わないと。

ケチケチしねえで、バイト雇えば、こんなもめ事になんねえんだよ!

矢作は、暢子の方をちらりと見て智に言い放つ。これ正論。『フォンターナ』の二ツ橋も『あまゆ』の順次、トミという飲食業に関わる者たちも人手が足りないと予想しているのに、暢子は強引に2人で進めようとしているのだから。それで解決策は…お金がかからないと比嘉家が勝手に考える歌子の投入なのだから、酷い。

歌子、東京に登場!

あーあ。歌子…兵隊だ。比嘉家の誰かのやりたいことのために、自分のやりたいことを犠牲にして投入されたと見るべき。一応、智とくっつくためという言い訳が用意されているが。このまま、東京で民謡歌手になるから、結果オーライで、上京により歌子のやりたいこともできるということだろう。それでもやはり歌子は暢子のために投入されたと見るのが正解。

暢子が気を遣って断るかもしれない

と良子が言ったから、歌子の投入は暢子に事前連絡なしに直接店に行かせたと。いや、急に来たらそれはそれで困るだろ。優子は暢子との電話で、良子と相談して決めたと言っている。これ、歌子本人の意思確認の前に決めていたということだろうな。優子が作業している畑に良子が来て、互いに歌子について話があると言っていたから。歌子、完全に比嘉家の駒として扱われている。

優子と暢子の会話

暢子:お母ちゃんはいいの?

優子:うちは大丈夫。良子とも話し合って、それが一番だということになって

暢子:それはデージありがたいけど

電話のこの会話。少なくともこの会話からは、優子、良子、暢子の意思は出てくるが、歌子の意思についての言及は無し。暢子は、歌子が居なくなって優子の家事負担が増えることを気にするし、優子が歌子を送り込んでくれたことについて、ありがたいと言っている。完全に労働力のやりとりの会話。

うまんちゅ給食

やんばるの野菜を使った…だけ?いや、沖縄料理?

うまんちゅ給食…そもそもどこに勝算があったのかな?

みんなで力を合わせたから大丈夫とか言う良子。そういうことではない。結果は、子供たちは、たくさんうまんちゅ給食を残したと。で、やり方を変える…と言う良子。いや、やり方変えたら、コンセプトがブレるのではないか?"何をしたかったか"から外れる。まあ、当初は残飯率を下げるのが目的だったのに、結果がそれと逆行することしたのだから、やり方を変えるしかないのだが、元に戻さず常に先に進む選択しかないのが、良子というか比嘉家。周りの反対を押し切って、今までのやり方を強引に変えて、意図したことの反対の結果になったのに、失敗したからやり方を変えるとかどんな感覚なのだろう。

取ってつけたように家事の描写が出てきた和彦

ついこの前まで、食べるシーンしかなかった和彦としては進化!洗濯物たたむのと、掃除…和彦の家事は、小学生の夏休みのお手伝いレベルにはなってきたぞ!

開店間近の『ちむどんどん 』体制

暢子:経営者。出産間近。

矢作:料理人(イタリア料理経験有、沖縄料理経験無)

歌子:接客、皿洗い担当?(家事経験あり、接客経験なし)

頭数揃えれば良いというものではないのだよなぁ。

矢作・智・和彦

『ちむどんどん 』開業において、暢子を助けているメンズ3人の貢献度はこの順番かな。

矢作:さりげなくアドバイスまでしている

智:野菜をお安くできる

和彦:文字通り応援するだけ

このまま『ちむどんどん 』がオープンしたら…

経験不足の料理作り、未経験の接客・会計、慣れない洗いもの…もし開店時に客が沢山来たら、店内運営は破綻するな。その時に誰が手助けするかがポイントになるな。

少なくとも不足の事態に対する備えが全くないのは、破綻しか見えない。大城が延期を強く言ってくれなかったことが仇とならなければ良いが…というか、逆に、ドラマとしては、暢子はその何も考えないやり方を反省する最後のチャンスに来ている。