智と歌子は事故がないと先に進めないらしい。歩けないほどの怪我に見えたが、またも智はピンピンして一人山を下る。
事故で負傷からの、別に大したことありませんでした…というの、何で同じことを繰り返すのかな。というか、1つの連続ドラマの中で、2回も突然の事故で負傷をやるとは思わなかった。制作はスゴい心臓だと思う。
- やんばるの野菜収穫シーン
- 砂川豆腐店
- 沢山のゆし豆腐を要求する暢子
- 「他には、何が食べたい?」と言う優子とそれに即応して「オオタニワタリが食べたい」と言う暢子
- 智は沖縄に来てちゃんと働いているの?
- 智がオオタニワタリを取りに行くと言った際の和彦
- 共同売店の商品に手を出しているか、智にたかっているように見えてしまうゆし豆腐のエピソード
- 和彦の夢
- 和彦と博夫
- 重子と多江
- 畑にいると楽しくて、時間も忘れて、ちむどんどんして、たまらないわけ!
- うまんちゅ給食の結末
- レコードデビュー?
- 歌子は何故レコードデビューできるのか?
- 智は、キスから行っちゃうか
- 歌子と智は事故でしか素直になれないのか?
- 歌子と智の共通点
- 今週の流れ?
やんばるの野菜収穫シーン
優子、暢子、健彦の三世代に、和彦。顔ぶれは揃ったので、何か起きるのかな…と思ったのだが、何も起きなかった。美味しい豚は手に入れたから、今度は野菜だと思うのだが、焦らすね。
砂川豆腐店
智は豆腐店の手伝いをしていると言うが…誰が跡を継いでいるのかさえ描かれない。少なくとも少年時代には大黒柱であった智は、今は手をひいていることだけは分かっている。
沢山のゆし豆腐を要求する暢子
あっ、そうだ。明日、みんなで集まるから、智、ゆし豆腐持ってきてくれない?絶対忘れないでよ。約束だよ。いっぱ〜いだからね。
口調からして代金を払う気はないな。暢子の比嘉家以外から搾取することに対し全く気にしない性格は、成功しても変わらない。
暢子は、本当に他人の資産や労働力について略奪することしか考えていない人だなぁ。このセリフだけからでも、対価を払うという発想が、ごっそり抜け落ちているように見える。これが比嘉家の発想ではないのかな。誰もこの暢子の発言を嗜めない。
しかも、智は今回持ってきた程度を想定していただろうが、智が持ってくると言った後で、「いっぱ〜いだからね」なんて言っている。ああ、くれると言われてから追加で、いっぱいくれと要求しちゃうのか。
「他には、何が食べたい?」と言う優子とそれに即応して「オオタニワタリが食べたい」と言う暢子
で、智が採りに行くハメに。これ、どういうことかというと、このやりとりは、優子と暢子が連携プレーで智をはめた瞬間ということ。
智は沖縄に来てちゃんと働いているの?
智は豆腐のお使いをして共同売店にやってきたのだが、暢子が食べたいと言うものだから、その足でオオタニワタリを取りに行くと言う。スナガワフードの仕事は大丈夫なのか?拠点を沖縄に移したのなら、やることあるでしょ?暢子に良いように使われているな。この関係、いつまで続けるつもりなのだろう。暢子の方は、学生時代から、勝つ勝負をして、かけっこでサーターアンダギーを手に入れていたから、他人のものを収奪するのは筋金入りな訳で。
結局、智は、短時間で、ゆし豆腐とオオタニワタリを差し出すことになってしまった。共同売店内でのこのやりとりの時、歌子は店内をチラと見ながらも健彦と外でシャボン玉遊びをしている。暢子はナチュラルに智から食材を差し出させ、歌子に子守りをさせているのだろうな。優子もそれを肯定してるということだろうし。それにしても、相変わらず暢子に使われる智を見て、それでも歌子は付き合おうと思えるのかな。
智がオオタニワタリを取りに行くと言った際の和彦
何も言わず、ただ立っているだけ。智と一緒に行くとも言わない。暢子が智を思うままに使うのに何も疑問を持たないの、和彦の人格もダメだなあ。
共同売店の商品に手を出しているか、智にたかっているように見えてしまうゆし豆腐のエピソード
智が持ってきたゆし豆腐は、暢子にあげるためなのだろうか?それとも共同売店の商品?それとも1つは暢子にあげて、残りは共同売店の商品?こういうの書き分けないと訳わからないことになってしまう。普通のドラマなら、常識という視点で見ることができるが、これまで対価を払わずにモノや労働力を得ているような印象のある描写が多々あったので、暢子に常識的な、"他人のものを得るときは、対価を払いましょう"が通用しない感じで信用できないのだよね。今回も、「やったーゆし豆腐。今日も食べようね。お母ちゃんこれ大好きなの」からは、対価を払った感が無いのだよな。
和彦の夢
父の意志を継ぎ沖縄のことを本にして出版すること…とか言うが、それを成すためのお金は誰が出すのかと思う。案の定、和彦は色々事情が…と言うのだが…あれ、お金のことは心配してないな。暢子の店のことが気がかりなのか。父史彦も妻重子が資産家だったから、いざとなれば頼ればという気持ちがあっただろうし、和彦も同じなのではないかな。和彦の場合、母親も資産家のようだし。
和彦と博夫
比嘉家の中で居場所がない感じ。特に暢子や良子が、気にかけることもなく、二人を放置しているので、自然と二人が合流して話すのであるが、話すネタも難しそう。このため、和彦の父から続くライフワークの話くらいしかできない。ただ、博夫は大学卒なのである程度知的な話はできるので、なんとか二人は会話を続けられる。いや、妻の実家に来ているのだから、暢子と良子はもう少しきをくばってあげなよ。まあ、暢子が重子のところに来たり、良子が石川本家に来たりは何とも思ってないのかもしれないが…あ、良子は石川本家に行くの嫌がってたじゃないの。ならば気づけよと。
重子と多江
前回、健彦の世話をするということで重子と多江が登場していた。これ、わざわざ描いたことに意味を持つとしたら何があるのだろう。もちろん店が忙しい中、子供の世話ができないので毎日やってきて世話をするということが第一義的なものだろう。ただ、和彦と暢子が沖縄に移住するとなった時に、健彦も連れて行くか否かの話が出るのではないか。重子は英才教育をしたがりそうであるし、多江の夫三郎は、自身が英才教育を受けていたと語っていた。教育について重子、多江、三郎は、暢子、和彦とは違う考えを持っていそう。この辺りのやり取りは、個人的には興味がある。何がベストかは個人的には分からないからこそ、ドラマで観てみたい。
畑にいると楽しくて、時間も忘れて、ちむどんどんして、たまらないわけ!
最終回が見えてきた中、今度は暢子はこんなこと言い始めた。そう言えば、イタリアンにしろ、自分の店を持つにしろ、暢子は誰かに導かれてその道に進んでいた。その意味で、暢子は世界中の美味しいものを食べたいという原点とは外れた道を歩んできた。この畑作業というのは、自分で選んだ道なのだろうか。しかし、これも違う気がする。これは優子に導かれていると言えるから。暢子は全てを捨てて、一からやりたいことを始めるのだろうか。
うまんちゅ給食の結末
劇中の年月は一気に進んでいるけれど、もう良子は給食主任じゃなくなったのではないかな。うまんちゅ給食という、給食主任だけでなく調理担当者も面倒くさい企画はどうなったのだろうかと気になる。暢子がやんばるの野菜のおいしさに目覚めたようだし、野菜絡みで何かが起きそう。
レコードデビュー?
歌子のレコードデビューについて、心配だからと智は言ったら…あ、歌子すねた!またか!と思ったら、智、足を滑らし痛める。事故もまたか!だった。で、小屋に逃れて来た。あれ?これ、少年時代に暢子と和彦が来た小屋か?これは縁結びの小屋だ。
結局、歌子のレコードデビューの話は、持ち越しなのかな?もう最終回に向けての展開だろうから、スカウトは真っ当な人で、ちゃんと問題なくレコードデビューできるのだろう。ここで、悪徳スカウトや、悪徳とまでは言わないまでも、厳しい契約条件を付けてくるスカウトということは、もうないのではないかなぁ。
ハッピーエンドに向け、唯一光の当たらないと本人が考えている歌子がポジティブ化しないと物語としてハッピーエンドで終わらないだろうから。
歌子は何故レコードデビューできるのか?
暢子の『ちむどんどん 』成功と同じく、合理的な理由は分からない。あがり症で歌えなかったが、下地先生がお墨付きなほどの才能だから、レコードデビューできるということなのだろうけれど…なんというか、暢子の妹だけあって、やはり運が良いのねあなた、もしくは才能の塊だったのねという感じ。
智は、キスから行っちゃうか
歌子に、
何?ちゃんと言って。言ってくれないとわからない。
と言われているのに。何か良い感じの光と音楽の演出で誤魔化しているけれど、智はピエロだなぁ。智はもう良い歳なのに。
しかし、歌子もキスを受け入れる感じだなぁ。この段階で、歌子は、智が自分のことを好きだということをある程度確信を持っていたということだろうか。ここは少しわからない。
小屋に入ってきた時、智は歌子の肩を借りて足をかなり痛めた様子で入ってくる。しかし、小屋を出る時、智は一人で少しだけ引きずる感じはあるが、それほど痛々しい感じはなく歩いている。どういうこと?
これ、ひょっとして、智は、足がそれほど痛いわけでも無いのに、わざと小屋に歌子を連れ込んだのか?だからいきなり言葉ではなくキスなのか?まあ、交通事故騒動で、同情で歌子の気をひくことができることを智は学習したのだろうな。
歌子と智は事故でしか素直になれないのか?
歌子とすれ違いからの喧嘩が始まったところで、事故。瀕死の重体の交通事故に引き続きまたも事故。今度は瀕死の重体ではないが、すぐに家に帰れない程度には重傷。何というか、二人のエピソードの扱いがチープ過ぎる。歌子と智は、事故でしかトラブルを打開できないのか?これでは、今後、付き合って結婚まで行くのは無理ではないか?
しかも、善一に発見された後、なぜか智は、足を痛めて小屋に来たはずなのに、スタスタとは言わないまでも一人で帰ってる。智の足の怪我およびこの事故の意味は何だったのか。
それにしても、善一…何でこんな役回りなのか。制作がキャラをバカにする役割を与えて笑いを取ろうとしている感じ。善一は真面目なキャラであり、行動は全て真面目、なのにからかいの対象にされるのはなんとも嫌な感じがする。
歌子と智の共通点
歌子は病弱でいつ倒れるか分からないが大抵次のシーンではケロッとしている。智は人騒がせな怪我人でいつ怪我に遭うか分からないが大抵次のシーンではケロッとしている。そんな共通点のある二人は、惹かれるのは当然?
今週の流れ?
経営危機を先週乗り越えたので、暢子が無敵モードに入った。結局、このドラマではお金の問題は何となく解決していく。ついでにこれまでの主に賢秀が作った比嘉家の借金も猪野養豚の収益から支払うことで返済を終えた。(というように観ていて思った)暢子だけでなく、比嘉家が無敵モードに入ったと言えるのかな。
あと、和彦も暢子も沖縄に定着したそうなので、『ちむどんどん 』はどういう形になるかはともかくとして、矢作に引き渡されることになるのかなぁ。