Golden Time

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【ちむどんどん 】第122回 大城が沖縄に来た理由は不明だが、優子と直接対決する回


大城、何しに来たのか?最終週だから来たのか?先週金曜日は、東京登場人物のお別れ回だと思ったが、東京から沖縄に来るという手があったかという感じ。しかし、もう帰っちゃう予感。大城の優子に対するわだかまりがとけたということかな。そのために使われたのが『美の壷』ということか。

それにしても、最終週に、またこれまでと違うやりたいことを見つけたと主人公が言っていて、ただでさえちゃんと描くなら時間がないと思われるのに、母親と恩人が対話するエピソードを入れてくるのは、相変わらずのクオリティである。

与那城優子の姉の話

大城は、三郎経由で優子の姉のことで優子と弟秀夫を探す大里の露払いに来たの?いや、どういうこと?「私が三郎さんから頼まれて」と言うが、大里か三郎が比嘉家に電話すれば良くないか?しかも大城自身が当日きて、今夜来るよって言われても困るのではないか?大城自身が予告して沖縄に来ているのかさえ怪しいのに。大城、何してるの?こんな振る舞いは商売をしている人間としてどうなのと思うが…それだけ沖縄に来たかったということなのだろう。大里のことをこじつけて沖縄に来たと考えれば、沖縄での大城のあのはしゃぎ様は理解できる。

やんばるの比嘉家に夜到着して、大里は宿泊はどうしているのだろうか。一緒にいた大城もだけれど。翌日以降の日中に大城は優子と砂浜で会っているけれど、やんばるに宿泊できる施設はあるのかな?それとも那覇とかに戻ってまた来たのかな?

これまで散々、長距離電話をしてきたのに…と言いたいが、東京ー千葉間で何故か手紙を書いたりとおかしなことをしてきた『ちむどんどん 』だが、遂に人間が伝令になって沖縄に来たか。来るにしても、大城は大里と一緒に来ればよかったのではないか?なぜタイミングをずらして来るの?どういうことなのかさっぱり分からん。昨日のラストを盛り上げるためなのかな?…もしそうだとしたら、智の交通事故の時と同じ発想になるな。それでストーリーが曲がってしまうと。

姉のジーファーが最終週に出てきた意味

姉が亡くなっていたことを知った以上の意味はない。これが今後、ドラマで何か生きるのだろうか、今後と言っても、あと3回しかないけれど。優子の話で最終週の1話を使うとは、さすが『ちむどんどん』だけあって意外なことしてくるな。沖縄で店を開くという過程を描きたくないのかな?これは東京の『ちむどんどん 』を開く時もそんな感じだったな。もう残り回数も3回しかない。これは本当に、来た、見た、勝ったみたいに、店を建てたぞ→さあ開店→大繁盛!でおしまいってなるのではないか?

大里の話に大城が立ち会う意味

何なのだろう。単に大城を沖縄に連れてくる演出上の名目なのかな。沖縄に来て良かったなんて大城にニコニコ笑顔で言われても、へ?何で満面の笑み?大里の暗い話を伝えに来た役目だったはずだが…と、ドラマ的には思う。まあ、リアルな人の場合は、楽しいことと辛い話を合わせてというのはあるのだろうけれど…それでもドラマだから違和感ある。

和彦はいるけど博夫も智もいない

大里の話を聞く際に、姉妹の結婚相手2人がいない。晴海もいない。これ、良子と歌子はずっと実家に入り浸っている考えるか、大里が来るために、急遽呼ばれたか、どちらかなのだろうな。後者と信じたいけれど…ね、これ『ちむどんどん』だから。あ、一緒に住んでいるはずの健彦は?

草刈正雄氏

さすがNHK。贅沢なキャスティング。次回美の壷は「ジーファー」を採り上げるのかな?

『渚のはいから人魚』

ドラマ上の現在は、1984年辺りということね。ロス五輪の年か。暢子は30歳くらいなのね。和彦も脂が乗り切った年齢になるな。ナレーション以外で、あまり精力的に活動している描写はないと思うけど、フリー記者の仕事は順調なんだよね。

オープニングとエンディングで大城と優子の対決

そこには暢子もいない。しみじみとした大人の回なのね。草刈正雄氏も投入しているし。しかし、沖縄の店を建物から作るというとんでもないことを最終週にしようとしているのに、こんな回を入れていて良いのかとは思う。

とはいえ、賢三について二人きりだからこそ話せる話をたくさんしたのかな。

「ただいま!」

流石に大城が海に向かって「ただいま!」とにこやかな顔で叫ぶのは違わないか?いや、ドラマ的には人格崩壊に近いところまで行ってしまっていると思うが。どうしてここまで素直になったの?と言いたい。これ、暢子のおかげとかなのかな。

大城の故郷感

ふるさとを知らずに育ち、自分の境遇を恨んだこともある。だけど、今は…。ただいま!

この大城の言葉。難しいことを沢山含んでそうで分からない。ここに沖縄に来て異様に明るい大城の理由があるのだろうな。

大城はもう帰るのかな?

砂浜のシーンで優子と別れの挨拶らしきことをしているし、バッグも持ってきているから、このまま帰るのか。しかし、そうなら暢子がいないことが少し変な気もする。ドラマだからそこは気にしてはダメかな。

優子…

もう人生で思い残すことは無くなったということになるのかな。最終回には何年後になっているかは分からないが、それまでに優子は亡くなってそうな気がする。そのために今回のエピソードがこの最終週に入れられたのかなと。もしそうなるとしたら…優子はナレ死だと思う。

歌子…

沖縄で歌手としての活動を続けているのなら、下地先生に再会する可能性もあるし、賢秀が一瞬だけ恋した青森出身の水国和歌子(名前に「歌子」を持ち、青森には津軽民謡がある)に出会う可能性はないのかな。最終回まで、もう時間ないけれど。