Golden Time

時はお金で買えません

【舞いあがれ!】第8回 "舞は工作上手"を強調


大人の祥子も失敗するということを描く。しかしなぜ祥子は釣り客の迎えの時間を忘れたのか。逆にその理由がわからない。目覚ましセットするよね?これ、舞の寝坊との対比かな。

全体的に見て、「舞いあがれ!」では、無駄なエピソードや、回の終わりを衝撃的に見せるのみのためのエピソードが今のところ無いのが良い。

祥子の思いに気づく浩太とめぐみ

舞がいたことにより、変な気負いが取れて気づく愛情といったところか。めぐみを楽にしたいというのは、祥子も浩太も考えていたこと。しかし浩太はできなかった。祥子が舞を預かることで、めぐみのみでなく浩太も救われた。

ただし、めぐみがまだ完全には元気になってはいない。考えすぎな性格ゆえと言えそう。祥子も同じ性格ぽいが、めぐみとの関係で悩んだ分、一日の長がある感じ。

浩太は優しいだけの人間なのかなぁ

何か、別な一面を見てみたいのだが。

めぐみ丸

舞は船の名前が自分の母の名前だとやっと気づいたか。行きはバタバタして気づかなかったのね。船に長女の名前をつけるのは縁起が良いからと祥子は言うが…それを手がかりに舞から、これまで会えなかったことを問い詰められる。

おばあちゃんとお母ちゃん、ケンカしたん?

孫に聞かれるのはきついな。

祥子:むか〜しな。

舞:なんで?

祥子:何でかな…うまくいえんね

舞はそんなごまかしでは許さない。

舞:おばあちゃんは、ず〜っと待ってたん?あ母ちゃんが、帰ってくんの。それか、お母ちゃんのこと、嫌い?

めぐみのことを待ってたのか、それとも嫌いなのかとか、舞もストレートに聞くな。

祥子:嫌いなわけがなか。待っとったとよ。めぐみに会いたかった。

祥子は素直に答える。子供の残酷さに乗じて話を進めてきた感じ。

フェリーで舞とめぐみを迎えた時のつっけんどんな態度

舞が初めて島に来た時の態度は、強がりだったことが、舞との会話中、回想としてフェリー到着時に喜びで涙が出てくる描写を入れることで表している。セリフではなく映像で見せてくれるのドラマらしくて良い。

ばらもん凧

祥子に明確には誘われてもいないのに、舞が、

えっ、私も一緒に作りたい!

と言う。与えられた機会ではあるが、自分でやりたいと舞は主張できた。ただ、祥子は、

今日からまた、こん続きば作っかね

と舞の目を見て言うことで、暗に誘ってはいるが、ばらもん凧に絵を描くかと直接には言わない。こう言う祥子の舞をその気にさせるテクニック凄いな。

あと、舞が「えっ」と言うのが重要で、舞が"やりたい"と言うに際し、周りのことや自分の体調を考慮した上ではなく、反射的に素直に言えるようになったことを表している。

一つ笑い話になるのは、「今日からまた、こん続きば作っかね」と言いながら、当日中に完成させちゃう。ははは。これは面白い。やる気があればそんなもん。

つまり、祥子は舞のばらもん凧を作ろうと思えば、簡単に作ることができたが、舞が五島に来て、2人でしばらく過ごして初めて、再度作ろうと思う気持ちになったということ。祥子も変わってきている。

おやつを催促する一太

陽気なキャラを使って、明るい雰囲気のピークで、祥子に釣り客お迎え遅刻の失敗を気づかせるの計算されてるな。

で、一太は結局、おやつをゲットできたのかな?ある意味、一太は祥子を救ってはいる。放っておいたら、祥子の釣り客の迎えがさらに遅れていたはずだから。

祥子の失敗

お迎え遅刻という大失態。しかしそれに対し舞が、祥子の手を握り、失敗は悪いことじゃないやろと言うことで、ある意味祥子は救われる…展開上手すぎる。

そして、舞がそう言える子になったことを、祥子は胸を張って良いのである。

瀬渡しの客の怒りの演出

普通のドラマならもっと激しいクレーマー風にするような気もする。舞が祥子に「失敗は悪いことではない」と言わせるためのシーンなので、こんなところで衝撃演出いらないから抑制的にしているの分かる。

現実だとしたら、釣り客がサラリーマンだったり、翌日重要な仕事がある場合、飛行機代、宿泊代だけでは収まらない。余程余裕のある人でないと、あれ以上の怒りを見せると思う。そこをあの程度に描いたのは良かった。気づくのも15時と絶妙で、夕方だったら夜の磯に放置となり最悪だった。

舞は工作が上手

舞はビーチコーミングして集めたものでうまくオブジェを作っていた。ばらもん凧の絵も、構図が美術的というわけではなく、塗り方が工芸的に上手だった。舞は工作が上手というエピソードを1つならず2つ出してくる点で、舞の工作能力が提示された。これは今後に繋がるのだろうな。

自分で作った凧揚げで舞が走るかと思いきや

今回もまた走らなかった。制作は、なかなか粘るね。しかし、この凧は象徴なので、いつか舞は自分で揚げると思う。

一太が、ばらもん凧を揚げようと言った際、舞は、

無理やわ。前も失敗したし

と言う。「無理やわ」には体調のことの含みもあるが、「前も失敗したし」には、熱のことではなく、下手だからと言う面を出している感じ。走ると発熱することは隠しているのかな。

もう少したいね

一太に誘われて遊びに行こうとする舞の姿を見て、祥子がつぶやく。恐らく精神的発熱が治癒するということであろうが、なぜ祥子はそれが分かるのだろう。もし発熱の原因が心因的なものなはなくて、本当に身体的な病だったら取り返しつかなくなるのだけれど。

学校の後に舞は一太から遊びに誘われた!

ナチュラルに描いているが、第2回で舞は「貴司君はみんなと遊べてええな」と言っていたことを考えれば、舞はかなり変わってきているのか。祥子が「もう少したいね」というのはそう言うところを見ているのかな。

祥子と一太、めぐみと貴司

前者は舞をぐいぐいチャレンジさせようとし、後者は気を配って守ろうとする。綺麗にキャラクター付けを分けているな。

やはり舞は髪留めをしていない

髪留めは、舞を束縛する象徴だったのか?

教室に飾られた習字の作品

「三」と「土」。三画の文字。横棒と縦棒のみ。極々初歩を習っているのだな。微笑ましい。これ、ひょっとして、ひょっとして、なにか意味があるのかな?

舞が作ったのは貝殻風鈴

うーん、舞の作ったものは、オブジェとしては良かったが、風鈴としては…ジャラジャラなるだけなのだよなぁ。これは別に舞の責任ではなく、貝殻で作る限りそうなるのだが。まあ、そこはどうでも良いか。

釣り客お迎え遅刻のエピソード

これを、衝撃的シーンで終わらせるのが好きな前作なら、15時で遅刻だぁってなったところを回のラストに持ってきて、翌回に謝罪を持ってくるのだろうなぁ。そうしない今作は安心して見られる。