Golden Time

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【相棒21】第1話 面々がちゃんとキャラを見せながら勢揃いの初回


『相棒』におけるキーパーソンたちが続々登場というか巻き込まれていく顔見せ回…でもあった。さすが『相棒』なのだが、さすが『相棒』すぎる感じもしなくもない。初回拡大スペシャルだからなのだろうな。『相棒』シリーズは、もう少し軽やかなのが個人的には好きだから。まあ、初回と最終回は大抵こんな感じだから、落ち着く第3話辺りからに期待。

このタイムリミットで二者択一なんて酷ですよ!

未だ起きていない殺人事件に巻き込まれた亀山のこのセリフ、状況を客観的に表している。さすが元刑事という感じ。しかし右京はこのタイムリミットを犯人側にとっても足枷になっていると見抜く…というか推理する。未だ起きていない殺人事件の更に一歩先に行くのが右京さん。しかしこういうのが亀山をイライラさせるのよね。最終的には「こざかしい推理なんていりません!」と言われてしまう。まあ、分かるよ。それが右京だからであるし、それを際立たせるのが『相棒』における亀山の役目なのだから。

被害者の身内の携帯番号を知る犯人

どうやって携帯にメッセージを送れたのだろう?搭乗者名簿を手に入れても、そこに万一の際の連絡先など書いてないぞ。逆にそこまでできる犯人なら、こんな不確定な方法ではないアイシャ殺害の方法が他にあったのではと思う。

絡み合うパワーゲーム

右京→社美彌子

社美彌子→甲斐峯秋

甲斐峯秋→社美彌子

右京→鑓鞍兵衛

鑓鞍兵衛→社美彌子

あれ?ほとんど絡み合ってなくて、社さん、やられっぱなしなだけじゃん。

右京が社に乗客リストの提出を求めたことに不快に思った社が、右京の監視役の甲斐に釘を刺すが、社の感触が良くないと理解した右京が、鑓鞍に「先生なら内閣府にリストを提出させる事などわけないと思いますのでね」と更に上を行く。結果、鑓鞍が社に「そりゃ提出させるのはわけないけどさ」と言うことになる。しかも「急いでちょうだい。急いで」「急ぐってことは、急ぐんだよ」とまで鑓鞍は社に言っている。巡り巡って右京の社への依頼が、鑓鞍から社への大至急案件になってる。社の扱い酷すぎて可哀想。

しつこいくらい十分考慮しろと言われて選ばれたのが伊丹刑事なの『相棒』だなぁ

まあ、「元特命係の亀山〜」と言えるのは伊丹しかいない。

こざかしい推理なんていりません

ブラフだから静観しろと言う右京に対する亀山のこの言葉。美和子を人質に取られている割には、落ち着いたセリフにも聞こえる気がするが、亀山はこんな感じだったか?

結局、ラストで、美和子と無事再開し、落ち着いた後、亀山は、

とりあえず、やるべき事をやろう

と言える。愛する人を人質に取られていなければ、正義感になれる。そんなことを描いているのかな。ともかく、亀山と右京の相棒再結成は近いということになるのかな。

美和子に動画を送らせる亀山

なんとなくその気持ち分かる。今、自分が依頼したことに対し、今、リアクションしてくれることを動画で確認するのは、今を美和子が生きていることの確認になるのだから。しかし動画は残る。万一のことがあったら、この動画は…ってことになる。

青木年男のいない『相棒』

まあ、個人的には魅力半減なのだけれど、青木は冠城と『相棒』だったから、亀山再登板で先祖返りした『相棒』にはいられないのも分かる。別にいても良いとは思うけど。

サブタイトル『ペルソナ・ノン・グラータ〜殺人招待状』

第1話を観終えて、全て解決しちゃった感があるのだが、何でタイトルがペルソナ・ノン・グラータなのだろう。搭乗者に関係者の身内が多すぎという感もあるが、"受け入れ拒否の外交官"、"好ましくない人物"の話は今のところ描かれていないと思うが…まだ分からない。

アイシャの自作自演の可能性

事件について全てを知りうるのは、アイシャしかいない気がする。事件を起こす理由とか全く考えてないけど。