今回のタイトルは「穏やかな一日」。は?は?どこにそれがあったのか?人が死ななければ、一括りに"穏やか"なのか?いや、全く分からん。そもそと1話の中に承元2年から建暦元年の4年間を詰めめたこと自体が、歴史的には特筆すべき出来事がなく穏やかだったということか。4年間を1回分でまとめて放送することを表現しているのかな。
"穏やかな一日"なのはオープニングの長澤まさみ氏が侍女として登場して語りをするシーンだけ
それ以外、長澤まさみ氏登場前のシーンも含めて、人が死んでいないだけで、全然穏やかじゃない。
今日は用事が詰まっているので帰りは遅くなる
義時のこんなセリフだけで不穏だと思うようになった。もう無茶苦茶だな。
のえ
義時の前では子供を抱くが、いなくなると侍女に渡してしまう。やってることいちいち怪しいんだよな。何企んでるのだろう。
これが承元2年から建暦元年の4年間ということで、冒頭のシーンだから承元2年(1208年)とすると、子供は3歳くらいに見えるから、1205年生まれの北条政村かな。
政は私が進めます。鎌倉殿には、それを見守っていただく
義時、これをサクッと言うが、それ、比企能員や時政がやろうとして失敗したやつだぞ。何で自分はやって良いと発想するのか…兄の望みだと言うのかぁ。しかし、実朝は政子の血を引くのだよなぁ。そんな実朝を差し置いて自分が頂に立つと言うのか。まあ、坂東武者の頂としか言ってはいないが。
守護は交代で担う。親から子へ代々受け継がれると僅かな者に力が偏ってしまう
しかし、国使はそのままとか義時が言い出して、大江広元に北条が目立つと嗜められるが、「構わぬ」と言っちゃう。自分は別…と言うやつか。遂にこういうことまで言い出して、やり出した。大江広元も、時の権力者の意向に合わせて、あたかも正論かのようにして政務を進める人だから、火に油を注ぐことになるのだろうな。
"守護は交代で担う。親から子へ代々受け継がれると僅かな者に力が偏ってしまう"と、将軍より力を持った感のある北条氏の一員である義時が言っちゃうことの怖さ…これが今回の全て。
のえと初の会話
のえは義時に欲がないとか言ってるが…のえは全然人を見る目ないな。義時は権力欲の塊じゃないか?
心配りができるができない実朝
実朝は、三善康信に対して心配りができるのに、正室千世に対してはできないのは、悲しい。
土木だけでなく木工もやる何でも屋、八田知家
ちゃんと言いたいことも言う。工作全般が得意なのね。
政子が義時を信じられなくなった感じ
もう義時は言ってることが自分のことしかない。鎌倉殿を立てることもしなくなった。兄とか北条とか言っているが、どれも違う。自分のことのみ。のえが何か企んで義時を騙そうとしている以上に、のえは義時のことを全くわかっていない。政子さえも引くというのは余程のことである。
平盛綱
鶴丸…鎌倉に平家ゆかりの者がいる。北条を長年支えてきたから、御家人にするのも良いとかいうの、義時、鎌倉殿の上に自分がいるとナチュラルに考えていて、完全にヤバい。
俺のうわさをしていたな
そう言って、政子と義時の会話に入ってくる三浦義村、相変わらず勘がいいなぁ。ずかずかやってきたように見せかけて、実は盗聴していたのではないか?
しかし、これまで頼み事は全て引き受けてくれた義村だからか、調子に乗った義時が、
私はこの鎌倉を変えるぞ
なんて言ってしまう。表面的には賛成する義村、しかし、義時が去り1人になった後、怒りの感情みたいなのを表に出す。これは遂に義村と義時の対決の時が来るか?
ガッツポーズしてる盛綱
ガッツポーズかあ…。
盛綱の活躍…
弓で活躍した盛綱を守護に取り立てよと実朝に直談判する義時。それに正論で反論されると、自分が引退するとほのめかす義時。ここからの流れで、義時は実朝に、
私のやることに口を挟まれぬこと
なんていう脅しが入る。ああ、実朝は義時に首根っこつかまれちゃった。
時房…
実朝の側に立っているようで、義時に加勢している感じもするのだよなぁ。
初めて人に打ち明ける
私には世継ぎを作ることができないのだ。あなたのせいではない。私は…どうしても…そういう気持ちになれない。もっと早く言うべきだった。すまなく思うから、一緒にもいづらかった。
これは衝撃的な告白。しかも、それに続くシーンで、泰時に渡した歌が、恋の歌だったとか…そういう風に描くのか。
しかも、間違えて渡したと言って、出し直した歌が、
大海の 磯もとどろに寄する波 破れてくだけて 裂けて散るかも
これは危険な歌だなぁ。その情景を見て歌ったものではないイメージの歌。こんな危なっかしい歌をもらった泰時。どうすれば良いか分からず、取り敢えず酒に逃げる。頭が抜群に良い泰時だからこそ、どうすれば良いか分からないのか。
次回予告
無数の和田義盛が集まっています!
何だこのセリフ、最高すぎる。