舞は、走ると発熱するという不調を、五島での穏やかだが自分のことは自分でという生活の中で回復した。これは五島における周りの人たちの見守りという助けもあった。消極的な性格から積極的な性格になって舞は東大阪に戻った。発熱もなくなって東大阪に戻ると、舞は今度は周りを励ます側になった。この舞の成長の描写は、穏やかであるが劇的。
月曜日:"ウサギ殺し"望月さん
"ウサギ殺し"ってスゴいネーミングするな。舞の慰めも、抜本解決にはならない類のもの。結局、貴司と3人での付き合いになるしかない。まあ、舞も貴司もアウトロー気味だから。あれ?貴司の友達たくさんいる設定が消えている気がする。
火曜日:貴司、文系人間!
貴司が詩集に反応するという展開は良かった。舞がガチの理系人間になりそうな一方、貴司はガチの文系人間になりそうで対比になってて面白い。
「しゃあないねんて」と言って休日に従業員を働かせる浩太の発想が…今の感覚だとちょっとと気にはなる。その後、舞は自作の模型飛行機を見せるためだけに従業員を動員してるし。
水曜日:浩太、ダークモード継続!
技術も新しい機械もない浩太は、頭を下げるしかできない。これでは挽回の余地はないと思うのだが…周りの助け合いで会社が好転するというストーリーは、ちょっと現実見てない感じ。他社が手を出さなかったのは、周りの助け合いがないからなの?ってなる。バブル弾けた時代もあり、新しい仕事を欲してる会社は数多あるはず。だから、助け合いどうこうではなく、新技術か必要とか、納期が不可能なくらい短すぎるとかそういう理由があるはず。そもそも他社に相談している段階で、納期は着々と短くなっており、浩太のところに話が来た時は、一層無理になっていたのではないかな。逆に短納期はあまり問題では無かったとも言えそう。
木曜日:成り行きで望月さんも模型飛行機を作ることに!
浩太が、ベテラン従業員の助けを得てねじの試作品の調整をし、舞が赤タオル従業員の助けを得て模型飛行機の主翼の調整をするという綺麗な対比。
金曜日:少女時代は大団円!
小学生時代最後の回。舞も望月さんも、舞の両親も、望月さんの父も、みんな前向き…なんだけど、なぜか貴司だけが、微妙な立ち位置っぽい。
阪神淡路大震災
"今のところ"無かったことにされている。小学生時代で描かれたのが1994年の夏であり、1995年の震災までのカウントダウンになるのかと思いきや、震災はスルーして2004年まで飛ばしてきたので驚いた。
舞の性格
第1回から消極的な性格として描かれていたが、発熱の症状は、半年前の運動会で走っていて転んだことが原因のように描かれていた。つまり、消極的な性格は、それ以降のもの。ならば、それ以前はどうだったのだろうと気にはなる。元々消極的だったのが輪をかけてひどくなったのか、元は活発で積極的だったかで印象は変わる。しかしドラマ中では上手くその辺りは提示しないまま、どちらかというと舞は元々消極的だったというように描かれている。その方が視聴者が混乱しないから。