実朝、自分の考えるようにやりたいことをやるテクニックが強化され、更に退かなくなった。対北条で色々あって経験を積んだからか。また後鳥羽上皇の威光も上手く活用して、薄氷を踏みながら感はあれど、頼朝のやろうとしていることはできそうになっている。頼朝が組んだ相手が北条時政というのは幸運だったが、その子義時が有能すぎて、北条以外の御家人を排除の方向で来た。これまでは対立する御家人が北条より上になるかならないかというところで滅ぼすことで権勢を保ったが、相手が後鳥羽上皇の皇子になるとやはり分が悪い。現時点では対北条という点では、実朝及びそれに乗った後鳥羽上皇の判断勝ち。後鳥羽上皇がどの程度曲者かにより実朝の幸運度は変わるけれど。対北条でこういうのが出来るのは、実朝自身に後継となる子供がいなかったからなのだろうなぁ。
公暁が鎌倉殿になる願いを叶えてご覧に入れまするとか言ってる…
三浦義村…裏で手を引くなら、和田義盛より義時を潰しておいた方が良かったのでは?
公暁は源氏のいいとこ取り
そこまで言うのか。まあ、上げて落とすのが『鎌倉殿の13人』だけれど。いいとこ取りって裏から見ると悪いとこ取りってことになりかねないのが歴史というか人物評。
還俗するつもりが鎌倉殿になれぬなら京に帰ると言う公暁
言ってること正しい。鎌倉はリスク案件であることは分かっているだろうから。
大江広元
もはやどう動いているのか分からない。ずっと政子に仕えてきたとまで言う。確かに頼朝の時から仕えているわけだからそうだと言われればそうだけれど…逆に義時からは見限られているとも言えそうだけれど。
次の鎌倉殿は上皇の御子
これが決まってしまい誰も表立って何も言えなくなるのドラマとして最高の設定。朝廷に反感を持っている側に文句を言わせない候補者を朝廷側が出してきてしまうというパワーゲーム。
政子と兼子のマウント合戦
まず政子から干しだこを出す。これをきっかけにバチバチやりあうが、まず干しだこ出してきたことが、どこまで何が計算なのか分からん…が、政子が押し切った。政子、子や孫を守るために場数を踏んだり、アドバイザー丹後局に再会したからか、かなりツヨい。
でも、干しだこの意味はなんなのだろう。
後鳥羽上皇が、碁?を打ってる!
お!遂に後鳥羽上皇のお遊びシリーズ復活か!
鎌倉一の蹴鞠の名手トキューサ
相手が後鳥羽上皇だと知らなかったことが功を奏し、後鳥羽上皇の懐に飛び込めたか?トキューサらしいと言えばらしい。
右大将の頼朝を超えて左大将になった実朝
義時面白くないのが顔に出てる。
いらんこと言う源仲章
自分が執権になろうかなとか嫌味的なことを相手がどう思うのか意識してか否かは分からないが、言っちゃうのか。相手は何してくるか分からない義時だよ…と。こういうところ、三浦義村とは違う。
義時と泰時
方法はともかく、義時は泰時のことをこれ以上ないくらい気を遣っているが、泰時はそれが分かっているのかいないのか、義時にチャレンジすることを繰り返している。反抗期なのかな?平和な時代ならともかく、この時代は気を抜くと付け込まれ滅ぼされることは、義時は自分の胸に手を当てれば分かるので、怒鳴ったりなだめたりしながら教育してるということかな。しかし、自分の全ての子ではなく、泰時にのみのようなのがなんとも。志半ばで斃れた兄宗時のようなことがなければ良いが。
食い気味ののえの話し方に磨きがかかってる?
気のせいかな?相手が話しているのだから、ちゃんと聞いてから自分のこと話しなよと。しかし絶妙な間で食ってくる。そんな自己中表現面白い。
公暁を焚きつける三浦義村
手がこんでいると見るべきか、結果的に焚きつけたと見るべきか。北条を許すなというセリフに持ってくるまでに、公暁がエキサイトするようにかなり面倒な手順を踏んでそそのかしていると見ることも出来る。しかし、三浦義村は、呼ばれて行ったのであり、気をうまく捉えたと言うことなのか。や
北条を許してはなりませぬ。北条に祭り上げられた源実朝もまた真の鎌倉殿にあらず
着々と描かれてきた三浦義村の北条家に対する反抗心。遂にチャンス到来か?
それにしても「何でも語り合える義時の友」的なポジションを義村が得ているため、これまで結構な反北条活動をしながら、それは逆に北条のため、鎌倉のためみたいな理由で責任を取らずに済んできた。今回の公暁を焚きつける作戦は、かなり際どくなると思うが…
結局、公暁擁立について三浦義村がけしかけたようにも見えるが…
今回の話全体を見ると、更にその前段として、義時が義村をけしかけたようにも見える。