中盤までは奇妙な事件で、後に行くほど状況が分かってくる展開。そして中盤に犯人は分かってしまい、今度はどうやって捕まえるんだろ…ってなる。結局、犯人の性癖により逮捕につながると。後半の犯人追い込みは肩透かし感ある。
犯人、砂時計を奪って逃走。砂時計が欲しかったの？
しかもお揃いの砂時計みたいだから、もう１個あるということになる。刑事ドラマとして観ていたから、この砂時計の砂が実は密輸入した何々で…みたいなのを期待してしまった。２個あるからもう１つを取りに生き残った女子高生を襲いにくるとか勝手に想像してた。しかし今回はそうではなかった。この２つの砂時計については、ちょっと強引な形で結末に生きてくる。
鋼の保健師
なんだそりゃ。すごいネーミング。『鋼の錬金術師』が元ネタなのかな。保健師と錬金術師では「師」しか一致していないけど。しかし、この保健師の鋼感は、右京や亀山を手玉に取って面談しろと言うだけでは無かった…ということが、話が進むと分かる。
保健師面談の時間調整には無頓着だが、茶葉の時間には分というか秒単位で厳格な右京
こだわりの有無ってこわい。
右京が保健師指導を受けるのはイメージに合わない
保健師面談が必要ということは、右京は、何か健康診断で引っかかっているのかなと思ったが、そうではなく、保健師側が右京に会いたくて仕掛けたからだったか。右京が保健師指導を受けるのは何かイメージに合わないが、そこは守られたかもしれない。
保健師のアドバイスを厳格に守る内村刑事部長
良いなぁ内村刑事部長。甘々のは好きなはずなのに完璧に節制してるのか。真人間すぎてたちが悪いと言う中園参事官の愚痴も良い。中園参事官、絶対にもう一度衝撃与えて元に戻って欲しいと思ってるはず。
若い女性が夜道で背後から殴られ所持品を奪われる事件が都内各地で発生
…と亀山が視聴者に解説してくれる。オープニングの事件は２０年前の話だったのか。奪われたのは、身につけていたアクセサリー、買い物した紙袋、砂時計等。伊丹によるとこの事件は、面白半分のハンティングであり、奪った物は犯人の戦利品だという見立て。
ただし、オープニング時に描かれたのは、若い女性が夜道で正面からまず所持品を奪われ、その後に殴られた事件。亀山の説明してくれた「背後から殴られ所持品を奪われる」は、順不同ということかな。
犯人が犯行をやめたのは７番目の被害者が亡くなったから？
それ以外の６人の被害者は殺されていないことから、この可能性が高い。しかし、映像として描かれた７番目の犯行の状況は、前から走ってきた犯人は、砂時計を奪った後に殴っている。これは、亀山の言った＂夜道で背後から殴られ所持品を奪われる事件＂には厳密には当てはまらない。ただ、横にいたもう１人の女子高生には殴りかからなかったことは、もう１人が、１０〜２０代には当てはまるが、髪の長いすらりとした女性ではなかったからか。犯行にかなり癖のある犯人。
奪った砂時計を勤務先に持って来たり、その他の強奪した物もちゃんと保管するほどの感覚の者なので、再度犯行に及んでも物語としては破綻しなかったし、７件も犯しているなら、１人殺してしまったとはいえ、何故再度犯行に及ばず自制できたのかとも思う。
目撃者がいたことを犯人は知っているはずなのに…殺さない
これまでも被害者に殴りかかるが殺してはいなかったことから、目撃者がいても気にしていないということか。それならば顔を見られないようにもっと工夫しそうなもの。この犯人の行動は理解できない。
遂に再発か？
被害者は、２０年前は全員２０代以下で髪の長い女性ばかり。今回は３０代後半のショートカットの女性。しかもバッグを盗っている。殺してもいない。別の犯人の単なるひったくりだったのか。結局、犯人は別だったと。
２０年前は被害者全員２０代以下で２０年後の今回は３０代後半って、単純に２０年前の２０代以下は、現在の３０代後半になっているから２０年前と同じ犯人の犯行かもしれないと思わせる仕掛けになっている。実際は全くの別件だったが。
＂三日前の通り魔事件＂
右京もそう言うが、実際は単なるひったくりだったのではないのかな。ただ、今回の話の２０年前の事件の文脈では通り魔だという解釈になるだけ。
ちゃんと保健師との面談を受ける右京
時間がバッティングしていたのが、何というか爽やかすぎて怪しい小沼という警察官。
昇進がストレスとなってそうな小沼さん
もうなんというか登場の仕方からして分かりすぎる犯人候補じゃん。保健師との面談予約がバッティングって…それが仕組まれたものだというオチは良かった。分かりすぎるのは、保健師がシグナルを発信していたからなのだから当然。合理性ある。
被害者と一緒にいた元女子高生が囮になったか
顔を見て思い出したと…それで右京を利用したと。面談をバッティングさせるとか、砂時計を使うとか、死のシンボルとか言うとか、右京の興味を引く方法を知り尽くしている。この保健師、一瞬見ただけの犯人の顔を覚えるという記憶力もあるし、尋常ではなく頭が良い。保健師というより、精神科医か心理学者ではないのか？そして、その保健師が全力で犯人を追い詰めようとする…砂時計をあげなければ親友が殺されなかったと思ってしまったのかな。
吉崎弘美、一ノ瀬弘美、鈴木礼
保健師の吉崎は、親の離婚前は姓が一ノ瀬だったと。
そんな中、匿名係への手紙は、なぜ鈴木礼にしたのか知りたい。鈴木礼…鈴、キレイ？今回鈴出てたっけ？
小沼さん対伊丹
あれ？伊丹は何ら証拠もなしに小沼さんを呼び出したのか…と思ったら、亀山とそして右京も登場。
フットサルコートの砂
いやあ、フットサルコートの人工芝は、２０年もあったら張り替えられているでしょうに。２０年前の砂がどこにとぅてあったのかな？張り替えた際に裏にこぼれていた砂なのか？それとも施工会社からごく短期間しか使われなかったオーストラリア産の砂を取り寄せたのかな？
かなり薄氷を踏むピンポイントの砂一粒で解決
ちょっとトリックというかネタが、テクニカルすぎるな。
伊丹渾身のダジャレ
亀が誰に向かって亀って言ってるんだ！このバ亀！
はい、バ亀いただきました。
