一昔、ふた昔前のドラマという感じで始まる伊丹回。しかし話が進むにつれ、関係が見えないバラバラな登場人物が出て来て混乱する。事件を解決するネタ自体に華やかさはないが、犯人が分かるまでの展開は混乱しっぱなし。それもそのはずで、2つの関係ない殺人事件をぐちゃぐちゃに混ぜて出してきてるのだから。
しかし、相手はカタギじゃないと言われて、「得意分野」と言う伊丹のセンスの良さが全てを肯定する。
大河内 対 伊丹 対 右京 かと思いきや、大河内はワンポイントだった
伊丹、暴走しちゃったかぁ。出雲が弁当屋の女性との関係を邪推するし、亀山も弁当ニヤついて食べてたと茶化すし、伊丹、可哀想。しかし、この時すでに右京は、伊丹が女性を庇っているのではと疑っていたというのか。流石にこれはない。
ダイイングメッセージ「えつ」
「えつ」ですか。このネタは分からないわ…で、結局、オチは、教養が必要だったということか。色々考えてくるなぁ。
篠塚悦雄 窃盗 恐喝 詐欺など前回六犯
刑務所とシャバを行き来するチンピラ。6回有罪判決を受けている人間が、その内の1回取り押さえた人間を怨恨から殺すまでする訳がないというのが非犯人のフラグかな?篠塚悦雄の犯しているのも、せいぜい恐喝であり、傷害さえしていない。確かにそれでいきなり殺人はないな。
ひったくりに偶然居合わせるラガーマン2人
偶然良い場所にいるもんだなぁ。偶然良い場所にいるもんだなぁ。あの人ら、何だったのだろう。逮捕を都合よく説明するアイテムって感じで、笑うところかもしれない。
富裕層と亀山
お小遣い稼ぎの金額規模。亀山は2百万だと想定するが、右京は2億円だと。2桁違う。
暇か?
角田課長のこの名セリフ。久しぶりに聞いたような気がする。聞けて良かった。
亀山夫婦、仲良いな
あらゆる可能性を考えるゲームって、かなり仲が良くないと成立しないから。で、ダイイングメッセージ「えつ」について、被害者は書きかけで絶命した可能性があるようにミスリードしてくれる。どうもありがとうございます。
「しかし、あなたは伊丹さんです」
この右京のセリフ。なんというか伊丹へのリスペクトを感じる。これは伊丹もすごいが右京が凄い。『相棒』の厚みを
右京の一喝はナシ
殺人事件を知りながら隠した伊丹に対し一喝しても良さそうなのにしなかった。それはそれ、これはこれという割り切りをする右京が、伊丹に甘い感じなのは何でだろ。永年付き合っていると情が移るのかな。というか、最近、右京、一喝しなくなった気がする。