Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【舞いあがれ!】第12週 朝陽君を使って舞から柏木臭を消した週


ニコニコ穏やかな貴司と共に、舞は生きづらい感じの朝陽君が一歩踏み出すためのサポートを行う。これ、一見ほのぼのした印象の話だが、柏木という恋人がいる舞と貴司が一つ屋根の下で暮らしているのであり、状況を客観的にみると危うい。今週後半は、もう観てるこっちは、一太の扱いが小さいことは気になったが、柏木のことは忘れていたよ。舞と貴司と朝陽が仲の良い親子にさえ見えてたから。柏木と付き合って実家に披露までする早さには驚いたが、今週の柏木臭を消してきたのも驚き。貴司が舞の懐に入るみたいにスッと隣にいて当然みたいになってるの、個人的には恐怖でしかない。貴司は舞に実家に連れてくるほどの関係の彼氏がいることを知っているのだから。

『舞いあがれ!』はどこに向かおうとしているのだろう。

【月曜日】舞の人生においてもドラマの区切りとしても次のステージへの準備となる週の始まり

第56話

リーマンショックが遂にやってきた。舞の就職が決まったHAKATA AIRLINEは、名前からしてJAL(JAPAN AIRLINE)系列と想像できる。ドラマ中ではJALではないかもしれないが、史実としては直ぐにJALは経営破綻する。舞の就職延期は、そのまま就職機会の喪失となりそう。これはパイロットになる夢を持って生きてきた舞にはかなりのハードモードになる。

父浩太の会社も取引先からの受注が大幅減。工場新築による資金繰り悪化が始まる。

悠人は未だ出てこない。

【火曜日】舞と岩倉家に垂れこめる暗雲(除く悠人)

第57話

悠人だけ無傷っぽいことが驚きのリーマンショック。起きたら一番ダメージ喰らう人かと思ったのに預言者として有名人になるとは!ただ、預言者の妹も父も、悠人とは逆に窮地に陥ることになる。

【水曜日】朝陽くんというキャラは何故いるの?

第58話

祖母祥子が足を痛めたということで舞は五島に来たが、そこに何故か同居することになる朝陽くんという少年とその母。この朝陽くんとの触れ合いが、今後の舞の生き方に何か意味を持つのかな?今のところ、エピソードを無理やり作る要員としか思えないが。

そこに貴司がやってくる。めんどくさい展開になりそうな予感をさせたまま木曜日へ。

【木曜日】朝陽、貴司、一太。役者は揃った!はずが…

第59話

日替わりで追加キャラが現れる。火曜日は朝陽、水曜日は貴司。ともにラストシーンで現れて、朝陽はキレて終わるし、貴司は紙飛行機つかって面倒く再登場の仕方して終わるしと、トンデモっぷりを示してくれていた。満を持して我らが、一太が3人目として登場するも、モブ扱いすぎて悲しかった。登場しても朝陽や貴司と違いそのままラストとはならず、あっさり次のシーンに移っており登場の余韻もない。一太可哀想…という感情を生むための政策の企み?

【金曜日】朝陽の生きづらさを救う擬似親子、擬似友人関係

第60話

朝陽の問題は、ノートに気持ちを書き表すということで一件落着みたいになった。え?流石にそれだけでは…なんだけれど、これは『舞いあがれ!』だから、朝陽エピソードを丁寧に描くことはできない。ならなんでこんな難しい題材扱ったの?とも言いたくはなるが仕方ない。しかしこのエピソードで、舞と貴司は協力して朝陽のことを気にかけ、朝陽に一歩を踏み出させた。この成功体験よ!金曜日終わったら、視聴者の頭の中から柏木のことが薄れてきてるのではないか。それが朝陽エピソードの制作側の狙いであるような気がする。

柏木とは同じチームであったのに、教官を変える変えないでも最後まで考え合わなかったし、サンフランシスコとの国際電話の会話も、心なしか貴司といるときのナチュラルさはなかったように思える。

朝陽と貴司の生きづらさは似ているようで違う

貴司は朝陽のしんどさを「そのしんどさは、僕にも分かるわ。祥子さんに周りに合わせんでよかって言われて、ちょっと楽になったんです」と言うのだが、朝陽とはまた違う。貴司は大人になってからのこと。貴司は少年時代は、結構周りのことを気にせず生きていた。しかし周りが貴司に好意的に関わってくるものばかりだった。だから、貴司は友達にサッカーに誘われても舞を家に送ることを優先したりと自分のやりたいことを通しても友達が寄ってきた。しかし朝陽は違う。そもそも自分が迷惑をかけているという認識がある。朝陽は、貴司の大人になってからのしんどさを小学生で味わっているということに近い。これはしんどい。

朝陽を救ったのは貴司なのかなぁ

もちろん舞がいつもそばにいたことは大きいけれど、文字にして書くことで気持ちを表すことを教えた貴司の貢献度は高いと思う。

そのうち行き詰まるはずの柏木

就職先の大手航空会社が破綻すると思われるので、そこでかなりの打撃を受けるはず。そこで救いとなるのは、舞よりも悠人である気がする。どうやって二人が出会うかはわからないけれど。なんとなく。

紙飛行機を飛ばしてしばらくしてから登場したり、みかんたくさん抱えて帰宅したり…

あくまで偏見だけれど、今の貴司は、他人は自分のペースに合わせるもの、他人のものは僕のもの、みたいな考えで行動している気がする。