Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【舞いあがれ!】第13〜14週 浩太とIWAKURAの体力の限界点


年末年始をまたぐ2週間計6話。浩太が倒れたという連絡を受けて、舞が急遽五島から東大阪に帰るところから始まり、IWAKURAがいよいよ存続の危機に立たされたことが確定したところで終わる。このドタバタで時間が過ぎていくが、この2009年の翌年2010年は、1月にいきなり日航破綻があり、舞の就職は危うくなるし柏木さえ危ない。ただ、妹のことが大好きで無傷の悠人がいる限り、舞は本当のどん底には落ちないのだろうなと。女性社員の山田にはそういう人はいるのかな…と思う。持つ者持たざる者という感じかな。

第61回 浩太は胃潰瘍と診断されあっさり退院

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浩太が倒れた原因は胃潰瘍ですぐに退院許可が出る。但し定期的に病院に通えという浩太への医師の指示。これはどう見てもフラグ。

第62回 浩太はラジオ体操までして健康回復アピールする演出

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浩太が全社員と共にする朝のラジオ体操。「社長痩せたなぁ」「体重分けたげたいわ」と社員に言われる。過労、胃潰瘍だけで説明つくのか、わざわざこのシーンを入れた理由は何かというフラグ的シーン。流れは、浩太が先代から岩倉螺子製作所を継いだように浩太が再度倒れて舞か悠人がIWAKURAを継ぐ感じに見える。

第63回 1箱は200個なのか203個なのか問題

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ネジの品質の最後の砦のベテランパート3人に辞めてもらい、後釜として舞が手伝いをすることに。IWAKURAが、品質管理上、大丈夫なのかという状況に追い込まれたことになるはずが、特にその点では何も起きない。ただ、ベテランパートの時は1箱200個丁度を入れていたように描かれたネジを、舞の時は203個入れるよう担当者から言われており、この辺り不良品の見逃しを織り込んでいるように見える。

箱詰めの際の不良品摘出率についての話がないの少し残念だが、それを算出した上での203個なのかもしれない。そうだとすると、品質に拘るIWAKURAのはずが、少しレベルダウンしたことになる。

第64回 舞の無給の手伝いを「その場しのぎの親切」と言い切る悠人

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家のためと思い無給でIWAKURAのために働く舞に対し、悠人は、舞がやっていることは「その場しのぎの親切」と言う。家族に対しては、冷たいことを言っているが、会社及びそこで働く社員のことを考えたら正しいと言えるのだろう。家族でありながらIWAKURAのことを客観的に見ることができるのみならず、それを職としている悠人の言葉は重い。そもそも職人の力で工場経営できている浩太は悠人の言葉にも耳を傾けるべきだったのだよなぁ。

第65回 浩太は"諦めたない"とIWAKURA存続の手を探す

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"まだ何か手ぇはあるはずや。諦めたない"
これは完全に死亡フラグ。この時点ではこのフラグが、浩太のものなのかIWAKURAのものなのかは不明。いずれにしても浩太もIWAKURAも体力の限界に来ていることは明らか。

浩太がこのセリフをめぐみに言った際に、めぐみはこれを受け入れてしまった。恐らくめぐみはこれを一生悔やむことになる。

結城が思いついた"ええこと"により新規受注につながるネジの試作は成功。IWAKURAとしては首の皮一枚繋がった感じ。

第66回 浩太はあっさり亡くなる

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ネジの試作が取引先の合格を得たので、本注文に向け製造を見切り発車で開始することを決断する浩太。これが裏目に出て、先方からネジの仕様変更により本注文は無しとなり、IWAKURAは行き詰まる直前となる。そんな中、浩太が倒れ、亡くなって次週へとなる。

胃潰瘍と大きな発作によるバイパスの手術

第13週冒頭:浩太は胃潰瘍と診断されあっさり退院

第14週ラスト:浩太は突然倒れ、大きな発作でバイパスの手術

この二つの出来事に直接の因果関係は無さそうだが、過労、精神的プレッシャーという点で繋がるのだろうな。これ、胃潰瘍の診断が誤診とならないための配慮かな。

ストーリー展開が、3回続けて舞の家族の突然の怪我や病気をトリガーにするのはいただけない

舞が五島に行った理由が祖母祥子の足の怪我によるサポート。五島から東大阪の実家に戻った理由が浩太が倒れたこと、そして次週に向けては、浩太の死…と、このところ、主人公に近い人間の健康状態悪化で話を転換して進めていることが続いている。舞の人生がイベントを消化するゲームみたいに見えてきて変な感じ。