Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【舞いあがれ!】第70回 正念場のIWAKURA


IWAKURAを存続させることを決めても、浩太が倒れる前から経営不振で行き詰まり寸前だったわけで、浩太と古川がいない今、どうやって建て直すかということ。当座の運転資金は生命保険の金額で何とかなるとしても、それ以外によくなるものが何もない…あ、悠人からもらった謎のビリケン似の像があった。あれ、工場建築の借入金がチャラになるくらいの価値になってないかな。

相変わらず手伝う、がんばると口にする舞

梱包だけでなく事務でも経理でも何でもやると舞は言う。そういうことなのだろうか。どうしても舞の言葉には重みがないように見えてしまうのだよなぁ。

信金の大西

新工場ができてIWAKURAに社名変更した時に顔を出しただけあって、IWAKURAの味方だった。記憶する限り3度目の登場。

好意的なのは良いが、融資担当ということであれば、IWAKURAは、余り肩を持つにはリスキーな会社だと思う。

やはり出てきた当面の運転資金の話

返済猶予してもらっていたのか。というか、生命保険のお金を当てるということだが…いくらなのだろう。運転資金はできても、受注がなければお金が尽きたら終わる。

信金の求めること

給与削減、人員整理等の取り組み。経営計画の提出。

これ、めぐみが浩太の仕事を見ていたからといってできるものではない。ましてや、梱包だけでなく事務でも経理でも何でもやると言う舞にはできない。古川もいない。

しかも、どうも全てをめぐみは自分の頭の中だけで決めているように見える。これ危険。

ピンチは続く。

社員にとって身売りの方が良いのではないかと考えるのはおかしくない

めぐみによる身売りとりやめの話に、社員が不安を感じるのも一理ある。

しかし笠巻が口を挟んで社員の不満を封じてしまう。このところ会社側の発言ばかりの笠巻に嫌な感じを覚えている。リストラされる社員の一人が、

いてへんようになって困るほどのベテランでもない

と言ったことが、引っかかる。笠巻は、そのベテランになるから、リストラされることはない。しかも、経営者が変わらなければ、今まで通り長老的な立場を保てる。身売りされたらどんな社長が来るか分からず、今の地位を保てるかは分からない。だから笠巻は身売り話についてはIWAKURA側なのかな。

個人に着目するのではなく全体としての『社員』にとって、めぐみが社長になることと、会社が売られべつの社長を迎えることはどちらが幸せなのかはなかなか難しそう。

笠巻の浩太やめぐみを利する発言

これ、本当にIWAKURA愛から来るのかもしれないが、めぐみが行き詰まって、もし悠人が指揮をとることになったら、逆に口出しが多いベテランとしてリストラされてしまう気がする。

来月取り引きを終了したいという取引先

先行きが不安だからと言う理由。これは真っ当。IWAKURAが突然潰れたら調達に困り、自分の会社が危なくなるからね。

品質を落とすことも考え始めためぐみ

品質を守るか、現場の稼働率を守るか…。それによって、どの部署の誰に辞めてもらうかが決まる

とめぐみが言う。舞が「え?」と言うのも分かる。舞は工学部で2年学んでいるからね。こんなことを考えなければならなくなったら、もはや良いこは起きない。そしてめぐみは決断した。そもそもめぐみは品質と稼働率のことをしっかり分かっているのだろうか。もしくはよく分かっている従業員に相談したのだろうか。どちらもなさそうなのだよなぁ。

生産管理から1名(砂川)リストラすることを決める。この決断が問題を起こすことはないのかな。砂川だけ従事する業務内容の言及があったし何かあると思っている。めぐみは結局、品質レベルを妥協したということなのかな。悪い予感しかしない。

「いてへんようになって困るほどのベテランでもない」と言う生産管理担当砂川

こんなに自分を冷静に分析できるのは、砂川が、生産管理という理論的に考えることが必要な仕事を担っていたからなのだろうな。

退職届を出す?

会社都合ではないのか?あれ?

リストラ候補3人目は拒否

別に間違ってない。どうなるのだろう。

リストラを告げる場に舞が同席すること

これ、どうなのだろう。会社に来て1年も経ってない社長のお嬢さんがリストラの場に立ち会ってるというの、リストラされる側からしたら反感を積み増すことになるのではないか?

そういうところが既にダメということを暗示しているのかな。それとも制作も無意識なのかな。

これ、舞が立ち会うと言ったか、めぐみが立ち会えと言ったかで立ち会いの意味は変わるかな。前者ではめぐみが頼りないことになるし、後者ではリストラを伝える場で経営を世襲することを見せつけることになる。いずれにしてもダメなやつ。

そもそも、これまで浩太もめぐみも、舞を会社のゴタゴタの中心部分を見せないようにしていたのだと思っていた。だから舞が蚊帳の外にいるように見えたのだと。しかしリストラの場に同席させたのは明らかに違う。

IWAKURA建て直しで必要なこと

契約の獲得

太陽光発電の契約が取れなかった。古川によると、そもそもそれだけではまだ足りないということだった。しかし、その穴を埋める契約の話は描かれていない。そもそもめぐみは一度は会社を畳むことを宣言した。営業がその旨を取引先に伝えている可能性はある。取引先は、急にIWAKURAが潰れてネジの調達ができなくなったら困るので、経営不安のあるIWAKURAとの取引は縮小する可能性がある。現に1社、来月からの取引を終了したいと言ってきた。

信金の説得

信金には既に会社を畳むことを伝えている。これを撤回するには説得が必要。少なくとも借入金返済の目処の説明をしなければならない。その説明資料が信金が提出を求める経営計画だろうが、作成難しいだろうなぁ。一旦売却することまで考えた会社の健全化計画は素人にはできないだろう。浩太もその辺りをやれそうな古川もいないし。よほどの策がなければ、資金が行き詰まることは見えているので、信金側に首を縦に振らせるのは無理だろうな。給与削減、人員整理等の取り組み、経営計画の提出を求めてきた。浩太の生命保険による猶予はあるとして、この信金からのプレッシャーをIWAKURAは跳ね除けることができるのだろうか。これ、信金との取引をやめれば解決する。すなわち全額返済。つまり…悠人がお金をジャブジャブ投入すればよい。今のところ、そんなこと悠人がやるとは思えないが。次回は金曜日なので、一応の決着がつくのではないかな。

浩太が亡くなる前と比べてIWAKURAに良い材料がない

これが致命的。生命保険のお金があるが、これは食い潰していくだけのもの。素人経営者のめぐみと"支える"気持ちだけの舞、会社を畳まずに続けるというめぐみの決断は、感情的なものであり、現実的には無理である。

営業担当が居ないのが致命的

これまで、営業の要は浩太が担っていたため、比較的若手しか営業社員がいない感じ。代わりに営業経験ほぼないであろうめぐみがその役を担わなければならないのだが、かなり無理。これは致命的。

舞はこのままIWAKURAに関わり続けるのか?

そうであれば航空学校に行かず、大学の工学部のままであった方が良かったことになる。運命怖い。ただ、まもなく日航破綻が起きるので、舞は希望するしないに関わらず、パイロットの道が絶たれるかもしれない。

悠人は直接お金を出さなくても…

投資先のネジ調達をIWAKURAから行うようにしたり等、悠人としては内心不満があるかもしれないが可能。特にIWAKURAのネジの品質は定評あふから…いや、めぐみのリストラでそれ危うくなってるか。危険だな。

めぐみは優等生

めぐみは優等生という描写が以前あったが、そんな感じ。浩太より学校時代は優秀だったのではないかな。逆にだからこそ、プロを頼るべきところで変に自分で決断しようとして失敗しそう。

めぐみと舞の昼食は『うめづ』

お弁当を作ってくれていたであろう祥子がいなくなったから、自分たちで作るか外食かになる。二人は外食を選んだということか。