Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【舞いあがれ!】第79回 余りに楽観的すぎる舞


舞、余りに楽観的すぎないか?…しかし何か成功しそうな雰囲気ある。これがドラマというものか。

菱崎重工荒金がめぐみにヒアリング

荒金がめぐみに面接してる感じ。それを一通り行ったら、本題、航空機部品の試作の話が出てきた。朝霧工業にすでに依頼しているが試作が遅れているという難しい案件。

ボーリガード社

高級自動車、航空機分野の世界トップクラスの会社。ロールスロイスのことかな。

航空機用ボルトの試作品依頼が来た!

ネジとは言わず、ボルトと言うのね。さすが海外会社の部品依頼。

そこの航空機用新型エンジンのボルトの試作品の相談が来た!ちょっといきなりすぎてドラマ的には危険。突然すぎる。めぐみはちゃんと身をわきまえた発言をするが、舞は引き下がらない。図面見せろと言う。いや、舞、図面見る能力あるのか?めぐみはそれは機密情報ではないかと当然のことを気にする。

せっかく図面借りても、結城でさえどうすれば良いか分からないと言うほどの図面なのだから、見せろとではなくて会話から推測しなきゃねと言う感じ。

裏を探ろうとするめぐみと荒金

何故IWAKURAに白羽の矢を立てたのかと探るめぐみに、優れた技術があることを証明して欲しいと返す荒金。めぐみは、菱崎重工からの依頼ということで浩太との繋がりを感じたのではないかな。荒金はセミナーの時に菱崎と聞いて何かピンと来たみたいだし。しかし2人ともそれを口にはしない。

笠巻も結城もネガティブ

今まで扱ったことのないニッケル基合金が特殊で新しい機械が必要ではないかと言われる。他社に協力してもらったらと舞は言う。そもそも東大阪でできるのか、雲をつかむような話、難しすぎる…と結城と笠巻も消極的だが、舞は、

難しいからこそ、IWAKURAでやりたいんです。この試作成功したら、IWAKURAは、もっと成長できると思います。

それはその通り。しかし程度の問題。

というか、成功したらそうだが、失敗したらのこと考えているのかな。リスク管理という概念が舞の頭になさそう。

笠巻さん、IWAKURAがここまで生き延びてこれたんは、チャレンジすんのをやめへんかったからじゃないですか?

それは違う。悠人がいたから生き延びてこれた。舞は4年前のことをもう忘れている。

私、どうしても、これ、やりたいんです。

そういうことではない。やりたいか否かではなく、出来る目処が立つか、リスクを取れるか否かである。社長のお嬢さんがどうしてもやりたいと言ったら、社員はなかなか反対できない。それなのに笠巻と結城は古参だから、敢えてできないと言うことを言葉を変えて言ったのに…舞は気づかないか気づかないふりをしている。

めぐみが舞に引きずられている気がする点が気になる。まさに舞は舞い上がっている。

めぐみは舞を信じすぎていないだろうか

熱意があっても現実の能力をちゃんと把握してリスク管理しないと、時間とお金はすぐなくなると思うが。それを4年前、身をもってめぐみも舞も経験していたはずなのに…あ、舞は実際はめぐみから重要な判断時は頼られていなかったか。

結局、浩太の工場建設の時も今回の航空機のエンジンのボルトも、めぐみは暴走気味の煽動者を抑えられず実施に同意する。これはリーマンで痛い目にあっても変わっていない。

先代の夢、挑戦させてください

自分ごとではない感じがするのが危険な香り。舞は自分が本当にやりたいことをやっていない…ドラマ的には危険な感じ。

他社が試作で手間取っている案件であることが前提

それを、適切な機械もなく、経験もないIWAKURAがどうやるのだろう…と思われたが、ラスト近くではヒビが入っていたとはいえ試作作りを始めている。どういうこと?難しい、経験もない、でもなんとかやれそう…ってのは流石に同じドラマの中で2回目はダメだと思う。浩太で1回目はやっちゃってるからね。

機械も経験もないはずなのに…

今回のボルトの素材であるニッケル基合金は、硬くて加工が難しいので、何度も失敗を繰り返しながら、最適な加工方法を探していきます

という謎のナレーション。恐らく機械があって経験もあってJIS Q 9100も取得している他社が試作に手間取っているが、IWAKURAはそれをIWAKURAの技術力で跳ね除けて試作を作れると言うのか?そうなったら流石にドラマの説得力無くなる。何か説得力ある説明が必要。

機械も経験もあってJIS Q 9100も取得しているであろう他社に優るIWAKURAの技術力とは?

悠人の許可

あれ、航空機のボルト試作取組みは悠人の許可はいらんのか?投資というのは家賃さえ払えば良いものなの?

JIS Q 9100

客観的にはちょっと安易に考えすぎに見えるが、しかしこれ、ドラマの流れからはクリアしそうな感じ。

ただ、舞が一生懸命準備しているみたいな描写がラストにあったが、生産管理の仕事であり、過去の知識と経験のある生産管理の人間がそれを担うべきなのだが…ひょっとして以前リストラした砂川さんがそこを担っていたとか?給与もそこそこあってベテランでもないと言うことだったが、だからこそ仕事の内容が分かって、かつ新しいものに取り組む意欲のある世代だったのだろうなぁ。そういう芽をめぐみは摘んでしまっていたということかな。

似た者親子

舞と浩太は、やりたいことをやりたいと押し通す性格が似ていることが描かれたが、悠人とめぐみは逆に、押されると受け入れてしまう点が似ているように思う。めぐみは新工場を身の丈を超えると思いながら受け入れたし、悠人はIWAKURAは持たないと考えながら甘い援助をした。

舞の代になったら…

過去に学ばないままなら、無茶なチャレンジをして会社破綻すると思う。

舞の挫折

舞は一つのことをちゃんと達成することできていないけれど、本人は挫折していない。なにわバードマンでパイロットを由良と争って敗れた時は直ぐ航空学校に目標を変えたし、パイロットの夢もIWAKURAのために諦めたが、恐らくハカタエアラインの内定を辞退しなくても、辞退直後に発生したであろう日航破綻により、パイロットになれなかった可能性もある。IWAKURAのピンチも頑張ると言い続けていたら、頑張りとは関係ない兄悠人からのお金でなんとかなった。挫折していない。そろそろかなと思っている。

貴司登場せず

次は応募した短歌の結果が出る時なのかな。舞は毎日、残業なければ仕事の後にデラシネには行ってそうだが。