母との別れは、幼少期の万太郎が乗り越えなければならない最大のもの…なのだが、これで万太郎が変わったかどうかは確信が持てない。なぜなら、ラストシーンでまた1人で出歩いているから。竹雄の苦労は続くということだよね、これ。
姉、綾…強い
そして、年齢以上に賢い。
あたしもいく!待ちゆうらあ、できんき!
日が暮れる。早ういこう!
ほんとしっかり者で、使命感もある。
竹雄の賢さ
綾:連れ戻さんと!
竹雄:綾様は、ここに!わしが行きます!
と言うが、綾に自分が行くと断られる。竹雄は今の綾は止められないと学習する。次に、入ってはならない"あそこから先"に綾が入ろうとすると、
綾:竹雄は村の方を捜して!
竹雄:わしも行きます
竹雄は即断で、綾を止めるのではなく一緒に行く選択をする。
このシーン綾も竹雄に気配りしていて、入ってはならない"あそこから先"に竹雄を入れないために、「竹雄は村の方を捜して!」と言っている。この2人の賢さ凄い。
弱〜いのにやりたがり
それを肯定するのが姉の綾。凄い。
万太郎は、花を得て戻ろうとするも、戻れない
誰か来て、助けて…助けて!
まあ、最悪だ。万太郎遭難を綾と竹雄が救うってハードモードすぎる。
「弱〜いのにやりたがり」と言いながら、そんな万太郎を肯定する姉と、「誰か来て、助けて…助けて!」と叫ぶ弱いのにやりたがりない弟…姉が、家に囚われずに報われると良いなと思ってしまう。
本当に坊はダメ坊じゃ
竹雄、その通りだよ。だから離れないと言う決意を新たにするのは、この時代では、運命だから受け入れるしかないのかぁ。過酷な運命待っているよ。
この上、子供らまで…!許さんき!絶対許さん!
祖母、誰の何を許さんと言うの?
神隠しを疑ったのかな。
しかしここは過剰な演出はなく、すぐに万太郎、綾、竹雄が戻る。そして抱きしめるのは万太郎。
家優先…。祖母が花を採って戻った万太郎を抱きしめるシーンで、綾と竹雄の表情を映さない演出も凄いなぁ。
母が好きな花と形が違う
…うーん、実際の話、どの程度違う種類なんだろ。ここ、ストーリーのリアルさ演出では非常に重要で、植物がわかる人にはわかるのだろうなぁ。そして、分からない人はその分楽しめないのだよなぁ。
勝手なことをやって、誰かに助けられる
これを未だに繰り返す。今回で心を入れ替えるかと思ったが、余りそんな感じはない。なぜなのか。
ラストシーン
今日のラストシーン。母と坂本龍馬の幻に会うから仕方がないけど、また万太郎1人で出歩いてる。あかんて。武雄が叱られる。というか、竹雄、そばにいると言ったじゃないの。ツメが甘い。