万太郎の本気の説得が、祖母を動かす。そして万太郎と綾はそれぞれの行きたい道に進む決意をする。もう後戻りはできない…と少なくともこの時点では覚悟したはず。
"呼ばれる"と言う感覚
天命ということか。天命ということか。植物の名付け親になりたいという気持ちが抑えられないことをこう言うのか…
祖母は、高知にいれば守ってあげられるが、東京ではそうは行かない、それでも峰屋を捨てて東京に行くのかと問う。この時点で既に、もう万太郎は止められないと、祖母は諦めているね。
槙野万太郎は、おばあちゃんの孫と生まれて…ホンマに…ホンマに、幸せでした!
既に万太郎の心の整理というか覚悟はついている。そんな万太郎の発言に対し、祖母は決して許さんと言う。そりゃあそう。しかし、祖母の懐紙入れには、万太郎が母に書いた花の絵が忍ばせてあったことを綾は見つける。涙涙…。
竹雄、未だ標本にしていない状態の草花を発見する
竹雄、未だ標本にしていない状態の高知の草花を発見する。竹雄のお手柄であり、また、植物学の奥深さを表すエピソードなのだろうなぁ。それにしても竹雄、完全に万太郎の協力者というかお供の者。峰屋にではなく万太郎に仕えている。祖母の教えが効きすぎている気もする。竹雄は、番頭の跡を継げるのだろうか。
懐中時計
万太郎が少年時代には、番頭が高知で買ってきた自慢の品だった。しかし今、竹雄が普通に実用品として持っている。これは普及したということか?それとも竹雄はそれだけの地位を得ているということなのか。
蔵元になる気、満々の綾
万太郎が問題なく東京へ行くための設定だなぁ。ただ、弟のことを考えると、
人権問題に触れたことで綾は、峰屋のために働きたいと演説をする。美味い酒を作り峰屋を大きくしたいと大演説。
綾様は若旦那よりよっぽど働き者ですきね!
番頭、流石に良いタイミングで発言する。去っていく万太郎をディスって綾を立てる。これで流れを決する。蔵人も峰屋の者たちも綾に付く。これで分家の小言を押さえることに成功。ドラマ的に良い流れ。
土佐植物目録作り
竹雄、店の仕事学ばなくて良いのだろうか。綾より知らないことになってしまうのではないか。多分それで、万太郎は竹雄に、
今まで、ありがとう。お別れじゃのう!
と言ったのだろうが…竹雄には衝撃だったはず。東京に一緒に行く気だったのだろうなぁ。というか、それしか考えてないと思う。ただ、万太郎は、勘当のつもりで行く気でいるから、もうお供を連れていくことはできないと考えているのだろうな。