Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【らんまん】(34)東京大学とクサ長屋のギャップを前回と今回で描くことで全体を落ち着かせるのかな?


前回の植物学教室の強烈なドタバタの余韻を冷ますためなのか、今回は話は何も進展していないような。丈之助は、前回の植物学教室の学生の言葉とほぼ同じことを語っており、エピソードとして冗長に見える。それだけ異例のことだと描きたいのかもしれないが、こんなに丁寧に描いていると、皺寄せが後半に出てきそうに思えるのだが。『らんまん』はそれほどたくさんのエピソードを詰め込まないのかな?

丈之助驚きの結果

万太郎が大学に通えることを伝えると、丈之助微妙な顔になる。そして自室で身悶える。双子の卵を飲み干し、万太郎に一席ぶつ。しかしディスるのではなく、頑張れと励ましの言葉を放つ。自分の思いを咀嚼し、その上で他人を励ますことができる丈之助、良い人間。

爽やかな浴衣の寿恵子

しかし八犬伝を声を出して読み上げる様は、そういう清々しさとは違う別の何かを醸し出す。万太郎と違い外面を気にするので、誰にも迷惑をかけないが、かなり癖のある人物。

教室への差し入れに白梅堂のお菓子

これ、毎回やるのか?それとも初めて正式に通うからなのかな。まあ、使えるお金はあるんだろうなぁ。本人の認識としては。

寿恵子の好きな植物を聞く万太郎

寿恵子は、牡丹…と言ってしまう。好きと言うより、八犬伝で読んで出てきて自分で顔に描いてみたから思いついただけなのに。万太郎がなぜか自分も牡丹をよく観たことがないと言う。え?そうなの?牡丹は目立つ花だし、これまでしっかり観察していると思ったが。

寿恵子、後で1人になり牡丹と言ったこと恥ずかしがってるの可愛い。

相変わらず進展が遅い

じっくりと描くと言うより、必要以上にもたついている感じ。上京してからもう2週間経過しようと言うのに、ようやく大学に通うことを許される段階でしかない。『らんまん』は、大きなエピソードが余り無いのかな。