いきなりオープニング曲からスタート!これまでを考えると、一直線に展開する回!…なんだけれど、まあ、今回は、万太郎が寿恵子との結婚のために筋を通すということで必要ではあると思うが、話が冗長気味だなぁ…と思った。しかしそれを見透かすように、峰屋の前でトラブル勃発!そして次回へ…という流れ!ドラマらしい展開!
万太郎、白梅堂に来た!
その後、佐川にも向かうし、結婚に向けてちゃんと手順を追う。単にそれだけではドラマとして単調だからか、それぞれちゃんとアクシデントを用意してる。
お金はどうなさるおつもりですか?
寿恵子母は、お金を単に生活費ととらえているように見えるのだが、万太郎は、仕事はしません!キリッ!としちゃうから寿恵子母が、
(植物図鑑作成には)お金がかかるんでしょう?
と聞いてしまう。そこから流れがおかしくなる。万太郎の頭の中では、お金問題は、生活費より図鑑発行の費用をいかに確保するかに気持ちが行ってる感じなんだよなぁ。それで、八犬伝方式でやっていくとか言い出す。八犬伝ネタ、フル活用されているな。ただし、それは良いけれど、図鑑の分冊がそんなに売れるのか?という基本的な疑問が浮かぶのだけれど。
万太郎のズレた感覚
寿恵子母と万太郎の会話が、なんとなく噛み合っていない感じが何とも言えず良かった。
お金について、寿恵子の母は生活費を想定し、万太郎は植物図鑑出版費を想定して語っているから擦り合うわけもない。
あれ?結婚話がもう1つ出てきた…
寿恵子母が菓子職人にプロポーズしてる。
寿恵子の部屋で万太郎と夜通しかかる作業
寿恵子は『八犬伝』を万太郎に見せるのね。そのあと自然に2人は手を握り…
いやぁ、朝ドラではこれが限界か。しかしわざわざ描くのね。
佐川に帰る
竹雄も洋服着てる!お金どこから手に入れたの?牛鍋屋に結構行ってたみたいなのに。
しかし今回の佐川帰省は、凱旋の意味もあるだろうから、万太郎の指示で仕立てたのだろうなぁ。ん?ひょっとしてボーイの服なのか?
寿恵子への竹雄の告白
竹雄、もう東京に戻らないつもりか。しかも今回のラストで峰屋の危機を見たから、それはそういう流れになるか。まあ、竹雄も認識している通り、助手役は1人で良いだろう。これはドラマ的にもそうなる。竹雄と寿恵子2人で万太郎の世話をするのは、話がガチャガチャしてしまいそうだから。ただ、収入を得る役目としては、竹雄もいた方が良いのだよなぁ。
役人と峰屋が対峙
そんなところに、来ちゃいけない人が来た。いや、万太郎では火に油じゃないのか?
他人のことを考えない自己中心的思考の万太郎
主人公であることと、神木隆之介氏の演技、表情で気づきづらいが、万太郎は他者を思いやるということをしない。あくまで自分中心なんだよなぁ。これは、ちゃんと幼少期の育てられ方が影響していると理由づけが可能なので、役として一貫している。
洋服の万太郎、竹雄と、和服の寿恵子
これ、寿恵子がドレスだった前回までの3人と逆転しているのね。
高藤に対し啖呵切った事後処理は?
白梅堂に挨拶するのみでなく、佐川にまで来ているので、高藤との縁はスッパリ切れたのだろうね。まあ、高藤として、あまり寿恵子に拘ったらみっともないというのもあるのだろう。ただ、ダンス教員育成は一からやり直しなの問題で、その責任は高藤に来るはず。これは仕方ないか。
しかし、寿恵子は高藤に、恥をかかせたのみならず、鹿鳴館準備のダンス踊り手調達の計画も狂わせているのは、現実には大問題ではないのかな。ただ、時代的に"そういうこともあるよね"な気もするところが、昔話の良いところというか悪いところというか、なんだよなぁ。