人は①生まれ、②成長し、③成熟し、④老い、⑤死ぬ。それとは別に時代は変わっていく。
万太郎の祖母は④〜⑤の状態。万太郎は②〜③。そんな祖母から万太郎に最後の助言をしたのが今週のラスト…なのかな。
鉄寛先生を呼ぶ
どんな薬を使っても良いからまだ生きたい、ひ孫を抱きたいという万太郎祖母の望み。鉄寛先生からそれが作れないと聞いて、スッキリしたと言う祖母。鉄寛先生は、願いこそがどんな薬よりも効くことがあると返す。この流れゾクゾクする。
小学校校長
いつぞや以来…とか和やかに言っているけれど、うーん、先生にならないかと校長が峰屋に押し入ってきて一悶着あって以来じやないのか?時間が流れれば色々流されていくということかな。
母に寿恵子を見せに来る
来るのは墓ではない。バイカオウレンの咲く神社。まあ、墓にも行ったのだろうけれど、流石にエピソードとして描くのはここということかな。
寿恵子から佐川で暮らす申し出
お?お?何という展開なんだ?祖母が万太郎の子を抱きたいと言い出したか。
戸隠草
良かった…田邊教授も新種が認められて。嫉妬するからね、この人。しかし万太郎、教授がライバルになってないか?これはヤバい。
マルバマンネングサ
"セドゥム・マキノイ・マキシム"
万太郎も新種発見か!
学歴ではなく実績で成果を示す万太郎
これは大変だ。これを聞いた祖母の後押しもあり、東京にさっさと戻ることに。
祖母、押しどころとタイミングを分かっている
今ここは攻める時、場所だと。勢いのある今、二の矢、三の矢を放つ重要性を理解しているのは、祖母がこれまで峰屋経営一筋に生きてからだろう。この判断は、植物学の世界に生きていくことを考えれば正しいだろう…しかし、まあ、お金がねぇ。
万太郎の優しさと祖母の優しさ
万太郎は、祖母を思いやる寿恵子が提案する佐川で暮らすことを受け入れ、一方、祖母は万太郎の植物学において今が正念場と一刻も早く東京に帰らせることを考える。祖母と孫が互いを思いやるエピソードをポンポンと展開していくの良い。
第12週
今週は、変なイベントが起きて、変なタイミングで、to be continuedになることを繰り返していたけれど、週のラストはバッチリ締まった。終わりよければ全てよしというのは本当で、満足感ある週だった!?ような気になる。とにかく今回は良かった。ある意味、寿恵子が万太郎のところへ飛び込んできた月曜日から木曜日は、週末金曜のための息抜き娯楽描写だったのかも知らない。