Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【らんまん】(129)万太郎、図鑑完成を急ぐ理由は明らか


寿恵子の病と図鑑完成がクライマックスのエピソードになるのか。やはり寿恵子は万太郎と並ぶか、それ以上の主人公だなと言う印象。このまま最終回になだれ込む結果になったのは、うまく言えないけれど満足度低い。最終回が近づくにつれ、万太郎からアグレッシブさがなくなり、受け身になっている感じがするからだと思う。代わりに最終回に向けて寿恵子がガンガン攻め始めてて、ここで主役交代な感じになったということかな。

博士号取得のおめでたい日のはずなのに

寿恵子の病を、寿恵子のいないところで家族に伝える万太郎。約束通り寿恵子は病院に行ったのか。

ここで野宮

しかも万太郎の自宅に呼びつけている。寿恵子のことがあるからまあ仕方ないか。野宮にとって、万太郎から植物がを頼まれるのは、"この上ない誉"だと。研究室で出会った時から因縁の関係とも言えるから、この2人は今も良い間合いの関係になってて良かった。

他者を頼る万太郎

図鑑完成のために多くの人に作業を頼む。これまでの万太郎は、全て自分がやらないと気が済まなかったのだが、それでは時間がない

索引は佑一郎

索引は学名でも和名でも作りたいと言う万太郎。佑一郎は一肌脱ぐと。贅沢だな。万太郎との会話から、佑一郎は後継者を育成してうまくリタイアすることを考えていると分かる。さすが佑一郎という感じ。しかし万太郎は結局、弟子虎鉄を独り立ちさせることはなかった様子。今もあくまで弟子としてしか扱っていない感じ。

丈之助

シェイクスピア全集出して、早稲田の教授にもなっているのか。あの丈之助が!

ただ、流石に丈之助は場違いだと思うぞ。あとがきとか書くくらいかな。

北海道行き

ここでマキシモビッチ博士の名前が出てくるとは!北海道帝国大学で開催される生誕100年を祝う記念式典で講演を頼まれたと。自宅を離れることを最後までためらう万太郎。

こうなるのかぁ。

懐かしい人、懐かしい名前が出てきて

さすが最終回前という感じ。

図鑑完成、寿恵子の病の結末は最終回持ち越し

何で月曜日の第126回で藤平を後日談として登場させたのだろう。図鑑や寿恵子の病の話を今回終わらせて、最終回は完全な後日談に戻ると思ったのだが…なかなか不思議な構成に見える。

最終回直前に主要登場人物が病で倒れたり事故に遭うこと…

これは1クール完結の連続ドラマでは大抵、ストーリーが収集つかなくなったりして視聴率というか最終回を盛り上げるためにはアクシデント起こすしかないみたいな意図から出がちで、やってはいけない悪手であることが多い。しかし若い頃から晩年まで描く連続テレビ小説や大河ドラマは別と考えて良いケースが多い。『らんまん』においても、既に主要登場人物は年老いているし、寿恵子の体調不良は事前に数回描かれていた。最終回を盛り上げるための主要登場人物の病ではなく、最終回に向けた幕引きのための体調不良。だから、静かに受け入れられる。