Golden Time

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【ブギウギ】(23)歌手 鈴子、自分を変えよう決心


水曜日という微妙な曜日だが、出生の秘密から鈴子が"劇団員"から"歌手"にシフトしていく話に移っていく。茨田りつ子と財閥御曹司の演出家松永という新キャラも合わせて登場。鈴子の人生が再度大きく回り始めた!

鈴子、人生の転機や!

♫勝ってくるぞと勇ましく♫

BGMから戦争の時代に入っていることが見えてくる。この歌が流れるということは、1937年以降が確定。鈴子父も新聞で戦争記事を読んでいることから、日中戦争は始まっている。そういう時代状況。そしてそれは鈴子個人としては、香川から戻って三年、梅丸は鈴子たちの代が中心となっている時代であると。大きな時代の波と個人の時の流れを並べて描いている。これは朝ドラでよく見るヤツ。

梅丸では鈴子は歌のメインを担当しているのか。しかし、劇団の中では目立つのは秋山とリリーだから鈴子は微妙な感情を抱く…と。

ライバル心

秋山に対する嫉妬が表に出ている。自分が引き立て役だと。これまではあまりそんな感じなかったけれど、桜庭に、鈴子は野心家、目立ちたいと言わせて方向転換したのかなぁ。もちろんこれまでも野心が全くなかったとは言わないが…何か変わった気がする。

秋山に対してライバル心燃やしていた桜庭が、鈴子の秋山に対するライバル心をなだめるの、変な感じだけれど…もう何年も経っているのだよね。桜庭が諦観とも言える自分の役割について語るのは、おかしくはない。逆に鈴子が秋山にライバル心というより嫉妬に近い感情を見せるのは、鈴子が梅丸歌劇団の中で地位を得てきたことを表すのだろうなぁ。この辺りの描き方は良いなぁ。

あと、桜庭も秋山も、当初の関係は明確ではないが何となく対立している感じから始まっている。そんな2人が今は悩む鈴子を励ます感じになってるの何とも言えずドラマな感じ。

『別れのブルース』茨田りつ子

これをきっかけに鈴子覚醒か?そして2人は出会うのだろうなぁ。今回はワンポイント的登場だったけれど、今後、どういう関係になるのかな。これは楽しみ。

大和と股野

大和はともかく、股野まで劇団にやってきた…と思ったら、夫婦なの?赤ちゃんもお腹の中にいるの?鈴子、そんな大和に褒められて微妙な表情してる。そこで、秋山の鈴子に対する気持ちを話す大和は分かっているというか…いや、単に話を回しているだけかな。今の自分に物足りなくなっているのではないかと看破。そこから何故か秋山が入って、モヤモヤを語りだす。そこで生活の変化が何かをもたらすとアドバイス。そこで鈴子は自分を変えようと試行錯誤する…ん?まつ毛の長さを変えるの?そういうことなの?

今の大和の姿は鈴子にどう映ったか

あれだけストイックで、自分の演出にもこだわり、桃色争議でも劇団員を統率した大和であったが…今の姿は鈴子にはどう映っただろうか。

劇団の中心人物の1人となった鈴子。結婚し妊娠中の大和。この2人が会話するシーンを作ったのは非常に良い。

東京支社からの視察

演出家松永やってきた。何だこいつ…って思ったら今回は終わり。何これ?鈴子の人生を変える視察であることはわかるのだけれど、松永がキーパーソンになるの?あと茨田りつ子も絡んでくるね。今週どこまで進むかな。鈴子は松永とは会うだろうけれど、りつ子とは会うかな。