何も知らずにアバランチに呼ばれた西城くんが、一旦抜けて頭を整理し、アバランチに入り直す回。こらでメンバー全員が自分の意思でアバランチに入ったことになる。この儀式は物語としては大切で、これによりアバランチは完全なチームになったことになる。
牧原と記者
意外にあしらいのうまい牧原。記者の方はどこまで何をつかんでいるのか分からないまま。この勝負、引き分けなのだろうか。それとも記者の勝ちなのだろうか。警察側と記者に関連はなさそうなところから、記者は、本人にその意思があるなしに関わらず、結果的にアバランチを助ける側になるのではないかな。大山側とアバランチの対決の間に記者が入る形になるのではないかな。残りの話数が少なくなってきているので、記者の描写が増えそう。
西城の良心の呵責
大学の同期という立場を利用して福本に近づいた西城だが、良心の呵責が…一方の福本さんは、何か怪しいと感じているが、確信できないという感じで西城に接している。同期という関係で繋がる知る者と知らざる者、近づく者と近づかれる者の対比の描写。
西城は、自分がアバランチメンバーに選ばれた理由は、自分の立場を利用するためと理解し不貞腐れていたように思えるが、アバランチから降りると言っていたのは、自分が敵側の人間の息子だからということのようで、少し良くわからなかった。つまり良心の呵責を感じたからみたいな感じなのだろうか。自分がアバランチなのを隠して近づいている福本さんに対する感情も良心の呵責だろうから、西城の良心が、ドラマのクライマックスの出来を左右するカギになるのではないか。
西城くんパパ
アバランチの敵側にいる人だということ。しかし、息子からとはいえ、仕事で使うパソコンに出所不明のUSBを接続してしまうかな。あと、接続したことが警察のシステムのパソコン監視に引っかからないのかな。警察庁はサイバー犯罪捜査をしているのに、内部がこんなにお粗末なのおかしい。
それはともかく、西城は、父を追い続けていた。そして「父さん、俺を後悔させないでよ」と言う。西城パパは動揺している。父にしつこく正義について尋ねた後、西城がここが自分の居場所という感じでアバランチに戻るのは、ちょっと強引な展開に見える。西城としては、自分がアバランチに利用されたことが許せない気持ちはあるはずだから。
アルベルト・ガルシア
裏切り者には違いがないが、裏切らざるを得なかったという描写。情報屋の悲しい末路ということ。しかし、なぜ日本に戻ってきたのか描かれていないような?海外で投げ続けるべきではなかったのかな。羽生に真実を伝えたかったにしても、電話番号分かっているなら、何とか工夫して羽生に国際電話をかければ良かったような。よく分からない。
そもそも隠れてるわけじゃない
この羽生のセリフ。毛髪に気を配らないリナや結構自由な牧原はともかく、打本や西城はどうなのだろう。少なくとも勝手に連れてこられたところから始まる西城は、隠れていたいはずではないか?表の顔は未だ警察官なのだから身バレしたらかなりまずいと思うのだが。
こう言うセリフが出てくるのは、私怨を晴らす為の活動だからと言える。そうであれば、やはり打本や西城を巻き込んではならないと思う。ただ、打本は好んで参加しているので、身バレ上等というのであれば構わないが、正義を振りかざして身バレも構わないと言うのは西城には酷。
自分の正義は自分で決めてよ
こんなこと羽生に言われ、肩ポンポンされてウルウルきている西城なのだが、これ、冷静かつ客観的に見ると、羽生に丸め込まれている西城という図式にしか見えない。このドラマがそもそも相手を騙すことでハメていくパターンのものだから。
次回予告
何が起こってる、何が
と羽生が言っている。これ、これまでのアバランチに吊し上げられた側が追い詰められ始めた時に同じことを考えただろうなというセリフ。つまり、アバランチがしてきたことが、因果応報としてアバランチが受ける側になったということ。次回は第7話で、物語としては終盤に突入するので、ストーリーは一旦主人公側が窮地に陥る展開となるのだろう。
予告を見る限り、戸倉が殺されるのだろう。その伏線はあって、戸倉が大山に3年前の亡霊について報告した際に、大山は
私のほうで極東リサーチの手配はしておきますから
と言っているが、これは戸倉の為にではなく自分のために手配するために戸倉を間に入れない、つまり戸倉を消す手配をしたと考えられる。あくまで予告なので、そもそも戸倉は消されていないかもしれないが。