2022年春の月9。エンタメ色、ミステリー色が強い第1話だった。ミステリー色というより、ミステリードラマ色と言うべきか。余りにそれが強くて、コメディ的な演出は少ないのに完全にコメディになってた。
「僕を殺した犯人に全財産を相続させる」
設定が完全にフィクション。この前提となる遺言を聞いたら、現実的に有り得ないと誰もが思う。エンタメとして楽しめと言われているみたいで清々しい気持ちになれて良い。
生田斗真氏
死体スタート。モブ的な役…と思ったら、一人二役で、兄としても生田氏は出て来るのね。
エレベーター1つ待てない短気で迷惑な人、剣持弁護士
成功報酬を欲張り、恐喝罪で訴えられる可能性…でボーナスカットを提示され、弁護士事務所を辞める。コミカルな短気だ。
お久しぶりから声かけする篠田
話を進める役でありながら、本当のこと言っているとは限らない信頼できない語り手。
犯人選考会
選考委員なんてのがいる。完全にフィクションの世界なのに、シリアス風に進行する世界観。選考会に人が自らの意思で集まって来るのもミステリー小説風。
元カノリストに12名の名前
元カノリストって…1人辞退なのか。この1人が怪しいと思ってしまう。ミステリーテイストが強いから。
暮らしの法律事務所を相続する剣持
弁護士事務所らしからぬ名前。タワシとか売ってそう。不動産とか所有しているのではないのかな?
英治の兄富治
もう、次から次へとミステリー的に怪しいとしか言えない人が出てくる。何で英治でないと分かるとがっかりされるのか?
誰も乗らない英治の車
誰も乗らないかもしれないが、遺産相続の対象ではある。富治は、勝手に自分のものに下はダメだろうに。
余分な情報
富治は相続放棄して近くの大学で文化人類学の准教授。一々設定が細かいから気になる。「文化人類学」といあ情報は必要なのだろうか。
村山先生
え?連続殺人の被害者になったの?警察の取り調べ的な話があったが、その後さらっと流されているけれど。なぜなくなる必要があるの?
金、恋愛、復讐
ミステリーにおける殺人の動機は、だいたいこの3つ
結局、真犯人は、この3つのどれになるのだろう。
誰も栄治を悼まない
これの意味。実は栄治を悼む人がいて、それが犯人なのだろう。
救世主ベビーとポトラッチ
お返しができなければルール違反。富をもって相手を支配するんです。
与えることは奪うこと。あの遺言は復讐なんですよ。
富治のこの言葉。救世主ベビーの文脈で見れば、富治が血液の病気を持ち、栄治が救世主ベビーとなり富治を救う。これが第1の贈り物。それで富治は相続を放棄する。これがお返し。しかしそれでも償いきれないと感じ殺意を抱く…最後のところが理解できない。殺意は抱かないでしょ。ポトラッチから考えれば、逆に栄治が返すことができないと考えて自殺したと考えてもおかしくない。
富治は、
まさか村山先生が殺されるなんて。昨日はもう眠れませんでしたよ。近くに殺人犯がいると思うと恐ろしくて…。
とも言っていることを信じれば、村山を殺したのは誰?というかとになるが…殺人ではなく村山の自殺かな?タバコに火をつけたのは村上本人であるし。この相続が終わったら弁護士引退するとも言っていたし。
B1、A3、C10、A6、書きかけ?
最初と終盤近くに出てきた暗号。5つ目は書き掛けっぽくて終わっている。EかFかな?
栄治は学生時代に同じ暗号を使っていたみたいであるし。その時は、
D13、D1、E4、B3、D4、C2、A13、A3、B1
(でえとしてください)
だったので、今回は、
いさんは…
となる。何の情報もないじゃん!書きかけで死んじゃダメだよ。
下手な写真のアルバムから出てきたのが、
しのだをたのんだ
なるメッセージ。うーん、ミステリーミステリーした第1話だった。逆にあからさまなコメディ要素と思えるものは無かった。これだけミステリーミステリーしていれば、それだけでコメディなので、わざわざコメディ要素入れる必要はないか。