家康を見事なまでに率直に言って無能、控えめに言って凡庸に描き続けている。この徹底ぶりは面白くて良いけれど、流石に飽きてくる視聴者が出そう。エピソードや演出にそれほどのユーモアがあるわけでもないので。
この国の主人は誰ぞ?
義元の問い、即座に「否〜」と否定するから、義元謙遜してるのかと思いきや、骨の髄まで驕り高ぶっていたわ…と言いたいが、これ家康の夢の中の問答なの?ちょっと曖昧な演出だった。これはこれで面白い。
本證明住職空誓にすがる無法者
家康の家来を斬っちゃって置きながら、本證明住職空誓に申し訳ございませんと謝ってすがる無法者。この不合理な感じが戦国時代感あるけれど、まあ、人類普遍の行動かも。そして空誓は仏の名の下、救われるべきだと彼らを許しちゃう。これも流石におかしくないか?人を殺してるぞ?
家康に文句を言う家来たち
それどころか一向宗側に付くために寺に向かう家来が続出!いや、不入の権は、そのまま豊かさに関わるから、そこに手をつけると流石に…信者は黙っていられないということね。本證寺のイベント楽しそうだし、餅とか食べ物も振る舞われてるからね。胃袋掴むイベントは偉大。
渡辺守綱
流石にこの人は可哀想。家康の頭を叩いちゃうって事故に遭ったようなものだからなぁ。いや、悲劇、かつ喜劇。しかしキャラも良いから生存するなこの人。
家康の一向宗への態度が全く気に入らない感じの瀬名
寺で行われた楽しい催し見てるからな。目を三角にして一々、家康と家老の会話に入ってくるの面白い。
家康の本多正信評
やつの取り柄は悪知恵じゃ。槍働きは当てにしておらん。
それは良いけれど、正信、足を痛めたと言いながら、退場する時は、スタスタ元気に歩いてるな。
一向宗との対決始まった
鉄砲持ってるの?石投げてくるし。
何もなかったことにすることはできなくなったと。
"どうする家康"のタイトル通りの選択において判断をミスったかな。まあ、いつも選択を誤らないと言うことはないね。
空誓の方言
…ホント良い。
一生懸命頑張っておるのに
家康が頑張っても、判断ミスって死んだら嫌だからね。
家康を裏切る夏目広次
まあ、名前覚えてくれない家康と家老として迎えると言ってくれる、つまり名前を知ってくれている(と思われる)吉良とどっちを取るかということかな。まあ、家康の人望だね。
「何故じゃ…何故、夏目までわしを…」
…とか家康言ってるけど、名前さえ碌に覚えていないからじゃね?っとしか。
家康はこれについて、
自分としてもよう分からんが、つい、夏目吉次の名を間違えてしまうんじゃ
…って、既に間違えてるじゃん!これはもう観ていたユーモアに見えない。
またも手段を選ばないということになるのか
日曜夜に寝転がってテレビを観ている立場からは、家康、クズにしか見えないな。
三河の主は、この松平家康じゃ!
家康、この一点のみで動いているのだな。何か幼少期から人質で苦労した家康ぽくないセリフの気もするし、逆にらしいセリフの気もする。
家康、いきなり頭撃たれてる
そこで冒頭の義元出てくる。字幕では「回想」ってなってる。義元、冒頭ではなく、この頭を撃たれた後のバージョンでは、天下の主は民だと義元は言ってる。
あれ?何故館に戻ってるの?
長吉の告白。罠に嵌めた後、気が変わり助けたと。いや、長吉をどかして再度家康を槍で刺すだろ?普通。何故トドメ刺さないの?
長吉のダイイングメッセージ
え?近しいものの中にも裏切り者がいるだと?これはとんでもない爆弾。長吉、一向宗側に教育された完全なスパイじゃないのか?殿様の疑心暗鬼
敵の軍師は本多正信
これは怖い。家康自ら「やつの取り柄は悪知恵じゃ。槍働きは当てにしておらん」と評してるのだから。正攻法で行くことを躊躇してしまうの間違いなし。
実は当時の侍は思想的には大人かも
家老クラスは別だが、一応、正義について下々の家来たちは自分の頭で考えて行動しているように見える。現代の我々より精神的成熟度は上ではないだろうかとか思ってみたり…あ、単純なだけかもしれない。