Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【舞いあがれ!】第115回 ばんばとめぐみは共にロジカルな人


ばんばの元から飛び出しためぐみが、ばんばを引き取るという対比的な行動を自ら取ること。
子供の独立と親の老後の受け入れ。歩の誕生と合わせて描くことで対比が強調される。

しかしめぐみは、飛び出した時は衝動的に行動できたが、受け入れる時は周到な準備が必要。これをめぐみとばんばは共有、互いの立場を理解し合って、まずは大阪で引き取るという結論に至る。めぐみの行動はいつも論理的。

ゆくゆくは…結城に継いで欲しい

ゆくゆくは…めぐみは、ばんばのことは喫緊の課題なのだが、IWAKURAの社長を降りることがそんなに簡単に行かないことは分かっている。だからゆくゆくと言うしかない。めぐみ、分かって過ぎなのよ。浩太が会社を引き継いだ時も、めぐみが継いだ時も、急だったのに、いや、おそらく急なのを見てきたからこそ、自分はちゃんと段階を踏んで結城にIWAKURAを引き継ごうと言っているのだろう。

辞退しようとする結城に対し、浩太が会社を引き継いだ時より経験豊富だと説き伏せるめぐみ。このセリフは効く。後方で背中でこれを聞く貴司父の威圧感。前回のこのシーンからスタートするの重い。しかし、この問題は今回ほぼ解決し、恐らく次回というか今週、完全解決する見込みが出てきた。

ばんば退院

早速、船の様子を見に行こうと言うばんば。畑にも行きたいと。しかし皆が手伝っているから行かなくて大丈夫と豪らに引き止められる。

これを受け入れるも、自分が皆の世話になることに戸惑っている様子。しかし、舞が、子供時代に言われたことを伝える。"できることば探せ"と。ジャム作りは一緒にやろうと舞が言い、畑仕事は手伝うと貴司が言う。同居しないと無理じゃん?貴司は、まあ『デラシネ』閉めても歌人の仕事はできるから可能だけど、舞の『こんねくと』は無理でしょ?気休め言ってもねぇ。
これが舞。論理的に考え発言するめぐみとは違う。

会社はすぐにはやめられないから

一旦は大阪で引き取るが、整理がついたら、一緒に五島に戻っても良いと提案するめぐみ。こう言う理路整然とした提案をするところがめぐみなんだよなぁ。この提案にばんばは折れる。大阪に行くと。ばんばもめぐみと同様に理論派だからね。あと、ばんばもめぐみも、相手の話をちゃんと聞く。舞や浩太にはこれが無い。悠人は…話は聞くけど言うことは聞かない…感じかな。悠人については浩太とめぐみの中間かもしれない。

進くん

おお、一太、デパートの人と結婚できたか。しかし子供の名前が「進」って、「歩」と対になりすぎてて、制作の意図はわからないがちょっとダメだな。

「舞」「歩」「進」

1文字かつ動きを表す点で共通する名前だなぁ。

むっちゃん

登場!セリフもある!若葉も来た!こちらもセリフがある。

これにより、むっちゃんと若葉の存在が証明された。

若葉という名前は、ばんばの跡を継いで船の仕事をする「若葉マーク」の意味があるのかな。

むっちゃんも若葉も、姿を現したことは良いと言えば良いけど、最後まで語られるだけのキャラの方が…とか思ったりもする。とくにむっちゃんはここまできたらという感じ。

ばんばの船の後継者は若葉

ばんば、若葉に船を継いだのは納得しているだろうが、自分が教えてあげられないのは、苦しい思いだろうなぁ。

結局…悠人に相談する描写はない

これ、やはりおかしい。ばんばのことを仮に事前に聞いたとして悠人が引き取るとは言わないにしても、全て決まった後に聞くことになったら、悠人は嫌な気分になるのではないかな。

今週のサブタイトル「ばんばの歩み」

これ、半生というより、亡くなった時に振り返る感じのタイトルなんだけど。そして今回は未だ木曜日。明日…?

そしてこのサブタイトル、ひ孫の名前の「歩」を入れているの、何かムズムズする感じ。世代交代を暗示してる気がしてならない。

メインテーマ?

めぐみが、ばんばと絶縁し自分の意思で飛び出した五島の家に、ばんばとヨリを戻して帰っていく流れを、描いているの綺麗。実は舞ではなくこれが、"舞いあがれ!"のメインテーマかもしれない。

最終回近しという展開が続く

ばんばの五島での送別会も描く。取り敢えず、五島の話はこれで決着ということかな…あれ?まだ木曜日。ばんばの大阪での受け入れも描くのか。