マネジメントしたいと申し出たフェンシング選手はシャイな人間。シャイなのを良いことに、フェンシングをやってみたいと言い出す新町。これ、良いのか?何でスポーツマネージメントをさせてくれと言ってきた人間に、フェンシング初心者コースの稽古をつけてあげなければならないんだ?何か無茶苦茶な話になっている。
挙げ句の果てには賭けフェンシングをさせられる。新町は、何というモラルのない人間なんだ。
ルッキズム知らない人ばかりの会社
そんな会社が女性アスリート個人をサポートってなかなか無理な感じがする。"グラビア"とか"美しすぎる"…とかの言葉を、自分は表に出たくないと言うアスリートに対して、ポンポン提案してくの逆効果というか、ハラスメントに見える。
結局、サッカー選手の第2の人生を上手く始めるには、現役時代に元アナウンサー妻と結婚しておくことというのが確定か?
サッカー選手の引退後の第二の人生には、知名度の高い妻がいると色々有利だということをこのドラマでは言いたいというの、確定したかな。しかしこれ、酷いと思う。元スポーツ選手の妻の収入が見込めることで、新町はお金の心配なくスポーツマネジメントの仕事に集中できるなんて話になるなら、何だかな〜な話。Jリーガーの第2の人生を上手く軌道に乗せるには、妻に、人気元アナウンサーでインスタ使って収益化を狙ってるような人を選べと言ってしまっては身も蓋もない。現役の時にたくさん稼いでおくことが第2の人生を成功させる決め手とか言うのと同じになる。
「自らの人生を生き切ろうと模索する、すべての人におくる物語!」とはちょっとズレた進み方になっていないかな。"全ての人"には、元人気アナウンサーの妻みたいなお金を生み出せる人と結婚していない人は含まれないのかな?
伊垣尚人というJリーガー
新町にはJリーガーのマネジメントは、同じ道を歩んでいた人という点で他の人よりアドバンテージはある。プロサッカー選手はすでに海外で活躍する選手の話を第1話で扱ったが、今度は海外を目指すプロサッカー選手の話が仕込まれている。新町と同じプロサッカー選手の2人目をこの中盤で、扱うと言うことは、最終回あたりは引退者のサッカー選手を描くのかな?それは新町自身と被るのでなかなかの話になりそう。
ビクトリーに関係なくあなたをマネージメントさせてください
仕事に慣れ始めて、新町は良い感じに無法者になってきたぞ!ん?大丈夫か?新町は何言ってるんだ?正社員じゃなくてもこれはダメだろう。独立しビクトリーと敵対するということか?新町は滅茶苦茶だな。仕事に慣れ始めて、新町は良い感じに無法者になってきたぞ!
ああ、賭け勝負を始めたよ…
新町は、1ポイントでも取れたら、譲歩してくれと女子フェンシングの三咲選手に提案する。何でそんな賭けになるのか?うまくいけば新町側だけが得をする一方、選手側は1度でもミスすれば負けで罰がある。三咲選手はこの賭けに勝っても何も良いことがない。アスリートはこんなバカな賭けを受けてしまうのかと思うだけで、これはあり得ない賭け。勝っても何も得られない勝負に、勝ちにこだわるアスリートが乗るのかなぁ。今回の展開は、途中まで良い感じだったのに、なんでこんなラストにしちゃうのかな。残念。結局、三咲選手は、賭けには負けないが根負けし、元々嫌だと思っていたことを押し付けられてしまった。しかもこれが何か良い話みたいになってるし。根本からビクトリーという会社のモラルがおかしくなっている…と言おうとと思ったが、新町は、ビクトリーに関係なくと言っていた。だからこの悪事はビクトリーに関係がないと。新町は、ちゃんと手を打った上で、賭けを持ちかけているのか。最悪。
三咲選手、CM関連の記者会見でビクトリーの宣伝までしてる
これは流石に無理矢理な展開すぎる。その結果、新町は正社員になったということか。
「俺が情にほだされるとは」
この高柳社長のセリフ、「城にほだされる」と掛けているのだよなぁ、多分。ちょっと小技で面白い。城は頑張ったからね。しかし実際頑張ったのは新町で、城はラストあたりでほんの少しだけ頑張っただけだけれど。
新町という迷惑な人
今回のフェンシングをやってみたいと言って、マネージメント契約を取ろうとする選手に手間をかけるとか、CMに出演させるために相手に不利なフェンシングの試合の賭けに持ち込むとか、型破りというと聞こえは良いが、思い込みが強く利己主義の迷惑者とも言えそう。
ビクトリーの他の社員は新町よりリアルな悩みを抱えている
これで物語上のバランスが取れている感じ。何というか、突然始まったはずの第2の人生での焦りの様なものは新町には全く感じない。新町は、チームが突然亡くなっても、天然で流されるまま生きていたらトントン拍子で良いことが周りで用意されていく感じ。そりゃそういう人生は良いと思うよ。しかしこれは「自らの人生を生き切ろうと模索する、すべての人におくる物語!」ではないなぁ。