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時は金では買えません

【キャンディ・キャンディ】スイートキャンディの意味


バラの新品種作出は年月がかかるもの。アーチー曰く"まっ白でまんなかがうっすらとグリーン"のスイートキャンディ。色白で緑の瞳をイメージするバラ。完璧にキャンディのイメージだ。しかしバラの新品種はキャンディが現れたからといって簡単に作出できるものではない。つまり、アンソニーはこのスイートキャンディを別な意図を持って生み出したことになる。

スイートキャンディ作出の意図

別な意図…つまりこれはアンソニーの母親をイメージして作出されたバラ。アンソニーにとっては思い入れのある大切なバラのはず。その最初につぼみをつけた1輪をキャンディに渡し、名前もスイートキャンディとつけた。ここにアンソニーのキャンディに対する想いが伺える。
ではなぜアンソニーはキャンディにそこまで惹かれるのか。当然キャンディの緑の瞳が母親をイメージさせるのが1つ。しかしそれだけではない。スイートキャンディが作出され、初めて花をつけたその時にキャンディと出会った。アンソニーはキャンディの中に自らの母親を見出し、キャンディとの出会いに運命を感じていたはずだ。キャンディが丘の上の王子様に運命を感じ落としていったバッジを肌身離さず持っていた様に、アンソニーはキャンディに運命を感じたはずだ。だから母親のために作ったバラの最初の1本を、キャンディに躊躇なく渡せたのだ。

スイートキャンディはアンソニーそのもの

キツネ狩り当日の朝、全て枯れてしまうスイートキャンディ。キャンディの名前がついたバラが、それを作出したアンソニーの死を暗示するものになる。そしてこれ以降、スイートキャンディは、アンソニーのキャンディへの想いを表す花から、キャンディのアンソニーへの想いを象徴する花になる。

スイートキャンディはキャンディとアンソニーとアンソニーの母親をつなぐ花

アンソニーの母が亡くなり、アンソニーは母を想いながら新品種のバラを作出した。そのバラを、アンソニーは運命を感じたキャンディに渡し、さらにそのバラをキャンディは亡くなったアンソニーの思い出とする。アンソニーの母の言葉、「花は散るから美しいのよ…咲いては散り咲いては散りながら花は永遠に生きているの…花は散ってより美しく咲き 人は死んで…人の心により美しく永遠によみがえるのよ…」をそのまま体現するのがスイートキャンディなのである。