Golden Time

時はお金で買えません

【夢中さ、きみに。】第2話 慣れとは恐ろしい。もっと刺激が欲しくなる。


30分ドラマなのに、全く別の2つの話を描くというチャレンジングなドラマ。しかし今のところ楽しみしかない。安易に人が死んだりとか衝撃的な事象を扱うことなく、普通とは言えないが、現実にいそうな高校生の生活を描いているだけなのに、30分が充実しているの、凄い。

「二階堂編/逆 高校デビュー」

サブタイトル

ん?前回のサブタイトル「うしろの二階堂(前編)」の続きなのだよね?なら「うしろの二階堂(後編)」とか「うしろの二階堂(中編)」とかじゃないのか?普通。何で変わっちゃうの?サブタイトルからして挑戦してくるな。

逆 高校デビュー

成功したようで何より。しかし、成功できた恩人である「師匠」が身近な人だと分かって…分かっても、その筋で話は進まないのが良い。まあ、15分では無理なだけか。独特な良いペースで進んでいる。

「林編/かわいい人」

林の相手が女子高生松屋だけでなく、中学から一緒の江間が出てきた。

東祥飯店

中国人店員のメニューの置き方が、中華料理店の店員ぽいんだけど…水の置き方とかメニューの置き方も、よく見れば、中華料理店的には上品に見える。演じるのに少し照れたのか、それともそういう案出なのか。

中国人設定

林の実家が中華料理店で、店員が奥に向かって中国語で話していると言うことは、林の親は中国出身ということなのか?林は中国人という設定なのだろうか。その設定が生きることはあるのだろうか。

自由な時間

校舎の全階段の数を数えることができるほど自由な時間があることが心地いいと饒舌に語る林に対し、江間が一言「勉強しろよ」と返すのが悲しい。江間は、幼い弟と妹の世話で忙しく、進路も大学ではなく就職に傾いている。天野高校生活は、林のように時間を持て余すような高校生活ではない。高校の外では、現実を生きていかねばならない高校生。

ストーカー松屋と相変わらず遠回しな林

林と別れた後に林の後をつける松屋。やっていることは、ストーカーと言える。まあ、気になる男の子の後をつけたい年代ということで説明できてしまうのだろうが。それより、なんで2人は会っていたのだろうか。そんな約束していたっけ?一方の林は、友達に会うと言って松屋と別れておきながら、パンダのぬいぐるみを着て中華料理店から出てくるという謎行為(これは後でその理由は分かる)。

林の感情

林は、松屋に対するより江間に対する方が感情豊かに接している。いや、林なのだから、豊かというほどでもないけれどどちらかと言うと感情の変化を見せているし、楽しそう。それはそうで、林と松屋の関係は、松屋が林にアプローチして、林は拒絶してはいないが積極的に受け入れているわけでもないのに対し、林と江間の関係は、林が江間に絡んで、江間は拒絶してはいないが積極的に受け入れているわけではないから。つまり、林と松屋の関係と、林と江間の関係では、林が逆の立場になっていると言うこと。この辺りの違いが、今後、ストーリー上の意味を持つのだろう。

教室の座席

二階堂と目高は前後の並びの席順であり、林と江間は横並びの席順。これ何か意味がありそう。師匠と弟子の関係と、対等な関係を表している気がする。

林と二階堂

どちらも周りとの協調にあまり気を使わないマイペースな感じのキャラクター。しかし、林は、そのもののキャラクターであるのに対し、二階堂は、意図してキャラを作っている。この違いは大きい。林はマイペースを楽しんでいるのに対し、二階堂はマイペースなように他者に見せることで自分を守っている。

林を演じる大西流星氏は、そのまんま林という感じであるし、二階堂を演じる高橋文哉氏は、何かキャラを作っている感じが二階堂である。演技が上手いのか、キャラに合わせた人選なのか分からないくらい大西氏は林だし、高橋氏は二階堂である。

全体感想

30分ドラマに2つの話を入れているとは思えない中身の濃さを感じる。2つの話のどちらも良い感じで膨らみ始めているし。ただし、慣れたからか、謎感は第1話ほどではなくなった。刺激の慣れというのは恐ろしい。