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【ここは今から倫理です】第1話 高柳先生と頼田先生の共通点


12月まで『先生を消す方程式』で、倫理観の全くない、パワハラとかいう次元を遥かに超えた暴力思考の頼田先生を演じていた山田裕貴氏が、倫理を教える先生になるとは。新たな世界線を見せてもらえた。ありがとう。

タバコを吸う高柳先生

喫煙に対して誰かに迷惑をかけるか否か、自分の救いになるか否かが、ポイントになるというのは、分かるようで分からない。ニコチン中毒なのではないかなと。しかし、これを使って、善悪を語るのは、さらに分からない。

対話

高柳先生は、対話を求める者に対しては決して拒まないようだ。ここが倫理の先生としての矜持なのだろう。ただ、対話終了のタイミングは、高柳先生が勝手に決めるみたいだが。

怖さは変わらない

うーん、高柳先生も、『先生を消す方程式』の頼田先生と変わらず怖い。つかみどころがなく、何考えているのか分からないところも同じ。殺すことばかり考えていた頼田先生と、生きることを考える倫理の高柳先生が、同じように怖いということに気づいたことも怖い。同じように…?同じではないのか、同じなのか。それさえ分からない。

ただ、高柳先生には、心の奥底に、相手への愛があるように思う。しかし今度は、その愛とは何かが分からなくなる。少なくとも、男女が愛しあっているというように使われる「愛」とは異なるもののような気がする。

高校生の性的シーンから始まる衝撃

これ、NHKで、倫理をテーマにしたドラマだから、まあ、許されるのではないのかな。

高校生の喫煙はどう考えるべきか

高柳先生は、自らの喫煙は、然るべき場所で自分以外の誰にも迷惑をかけないならば問題ないと考えている。高校生の性行為も、合意があれば認める立場。しかし、高校生の喫煙は、どう考えているのだろう。大人はリスクを自ら取れば、吸えるが、未成年者は法律で禁止されている。これ、第一話で高柳先生自身が喫煙について語っているので、最終回までに高校生の喫煙について、倫理的に解説してほしい。

意外に表層的

なんとなくの印象で語るのは良くないのだが、それをあえて言うと、まあ、第1話で、ドラマの設定の説明をしなければならないということもあるが、倫理の話が表層的な感じがする。