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【ネメシス】第3話 謎解き要素はほぼ無いドラマ


刑事モノとしてはネタに意外性がないため、盛り上がらないまま事件は解決していた。『ネメシス』は、どこを見れば良いドラマなのだろうか。ひょっとしてこのドラマの見所は、タカ&ユージの掛け合いのみなのか?

オープニングにおける風真の仮病

熱っぽい、寒気もすると言い、せき込む…コロナ禍の時代のドラマで、マスクをしない世界を描き、コロナウイルス感染と同様の症状を描く。そして早退後も自宅には帰らず多くの人に接触する。微妙に悪趣味な感じがする。

ヘルムホルツ方程式

うん?犯人の居場所が方程式解いて分かるって何で?どういうこと?全く分からん。ヘルムホルツ方程式って知らないからなぁ。しかし場違いな気がするのだが。それより、ヘルムホルツ方程式使ったから、犯人を特定できたと言われても…視聴者置いてきぼりではないのか?

内輪受けを面白がることができるか

このドラマ、内輪受けに徹したドラマのように見える。あぶデカのしつこい繰り返し、コロナ感染の諸症状を訴える風真が、その後多くの人に会う、ヘルムホルツ方程式という魔法の言葉で犯人特定できる…これを面白がることができるかが、視聴者に問われている。登場人物にタカとユージという名前をつけただけで、一度ならともかく毎回面白がったりできるのか?コロナの諸症状が表れたと嘘をついて仕事から抜け出し、テーマパークという不特定多数の人が出かける場所に行くことを是認できるか?ヘルムホルツ方程式という数学状の話から、犯人がどこにいるのか短時間で特定することになるほどと言えるのか?これらに疑問を持つ人は、ターゲットでないということ。結構、ターゲットは絞られると思うのだが、そんなことはないのかな。

犯人の靴

足跡から靴を特定して、その靴を履いている犯人が八景島シーパラダイスから出てくるのを待つ…これ、見落としありえないのかなぁ。あと、犯人が変装のため靴を履き替えるというリスクを考えなかったのだろうか。犯人は服は着替えたのだから靴も変えてもおかしくないと思うが。おしゃれは足元からと言うでしょう?犯人はもう少しおしゃれに気を配らないとね。

進化と寿命の話

ラスト、アンナは水族館内で進化と寿命について四葉とともに語っている。これ、アンナの出生の秘密に遺伝子が関係してくるのではということを暗示しているのだろう。

四葉朋美

スペックは異なるが、朋美はアンナとキャラが被る。『ネメシス』という物語の序盤にこのようなキャラを登場させたのには意味がありそう。これは期待できるポイントだが、アンナと風真、栗田との掛け合いをもっと見たかったというのもあるので、四葉は早すぎる登場に感じてしまう。四葉はあくまでゲスト的位置付けなのかも知れないけれど。

あぶない刑事ネタ

ひょっとして最終回までこのネタ引きずるのか?1度だけサラっとやるなら分かるが、毎回やって面白いと考える人の感覚が分からない。そういえば、『共演NG』というドラマで、サントリーとキリンというライバル企業が提供で共存していることを強調するネタがあったが、これも初回はtwitterで多く言及されたが、毎回繰り返していたから、最終的には寒々しさしかなかった。何で小ネタに執着するのだろう。この程度のネタで毎回引っ張るのは無理だというの肌感覚で分かるはずなのに。