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【らんまん】(102)田邊教授を送る回


田邊教授の死について、事件の可能性に少し触れるも、全体的には田邊教授を送る回だった。ドラマとしてちゃんと田邊教授を送って良かった。

万太郎にとって人生のターニングポイントとなった人が2人亡くなる

マキシモビッチ博士と田邊教授。立て続けだなぁと思ったら、史実的には8年、間があるのね。ドラママジック。

ほんとに事故?

藤丸…言っちゃった。明治時代だからなぁ。そもそも盟友で引き立ててもらった森有礼が暗殺されているのだよね。

田邊教授はそんなお方じゃない

万太郎のこのセリフ、どういう意味なのだろう。田邊教授は、溺死するような人ではないと言うのかな。確かに無理に沖まで行ったりする人ではないとは思うけれど、年齢的には海で泳ぐことのリスクがあるとは思う。

長屋は心強いもの

聡子のこのセリフ。家に囚われた聡子の背景を思うと、心から出たセリフなのだろうな。田邊教授が亡くなって以降、大きな家の中で、女中らはいても不安だったのだろうなぁ。

田邊教授の蔵書は万太郎へということづけ

結果的に遺言になったが、"ことづけ"は、単に植物学から引退するということだったのだろう。実際に伝えられたのは死後だったけれど。

"この先は、Mr.Makinoに"

感情的には田邊教授は万太郎と合わなかったが、学問的評価は高かったのだろう。田邊教授は終始一貫、相手を客観視できることが徹底されていて好き。まあ、実際に付き合うと、冷たい人間と思うだろうなぁ。

ただ、"この先は、Mr.Makinoに"というのは、徳永教授への当て擦りに見えなくもない。

田邊教授があっさり植物学を捨てることができるわけ

学問的興味というより、学問的成果、政治的な道具だったのかもしれない。万太郎は"日本の植物学"のために植物学に関わっていたが、田邊教授は"世界の中での日本の地位向上"のために植物学にが関わっていた。だから"世界の中での日本の地位向上"のための力を失った今、植物学に対する熱は無くなったと。

あと、やはり万太郎は名誉欲が田邊教授より強いのは間違い無いだろうなぁ。生命力の違いも関係していると思う。

万太郎の自分が自分がという野心家的性格は、万太郎の生命力の強さを意味するのだろうなぁ。田邊教授は誰かの引き立てを待つ政治家だったから。

それにしても、帝大教授の地位を解かれることで、これまで以上に田邊教授は万太郎の強さを感じただろうなぁ。

聡子の強さ

旦那様はね、生きようとされていたんですよ

これを万太郎に伝えた上で、蔵書を受けよと迫る。聡子、強い。ここで蔵書を引き受けなかったら、田邊教授が生きようとした証を受け継がないことになるぞとかそんな感じの脅しになっている。こうまでしての田邊教授の遺志を守ろうという聡子の強さ。

採集旅行の集いへの誘い

兵庫の先生方の誘い。旅費は誰が払うかが問題なのではないかな。その後、寿恵子から家計がギリギリだと言われ、踏ん張りましょうとも言われる。自腹なのだろう。しかし逆にじゃんじゃん呼ばれたら行って有名になろうとか言い出す。ブレーキの代わりにアクセル踏もうとしてる。この発想何なの?

田邊教授、本当に退場…かな

植物学研究のために万太郎をうまく使いこなすことが田邊教授にはできなかった。さて、徳永教授ならできるのかな?田邊教授のように"

日本を欧米諸国に追いつかせる"という軸のある生き方をしていない感じの徳永教授は、田邊教授とは違うアプローチで万太郎を使うのかな。