Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

2023年春ドラマ

【らんまん】(130)最終回 静かに物語は畳まれた

静かに幕を下ろす最終回だった。騒々しさは全くなく、落ち着いた感じで展開し終わる。『らんまん』の終わり方として良かったと思う。それは逆に物足りないとも思うけれど、最終回だから…で納得できる。 講演の帰り東北帝国大学の招きを受け… いや、そんなこ…

【らんまん】(129)万太郎、図鑑完成を急ぐ理由は明らか

寿恵子の病と図鑑完成がクライマックスのエピソードになるのか。やはり寿恵子は万太郎と並ぶか、それ以上の主人公だなと言う印象。このまま最終回になだれ込む結果になったのは、うまく言えないけれど満足度低い。最終回が近づくにつれ、万太郎からアグレッ…

【らんまん】(128)槙野"博士"誕生!

博士号を受けるというハレのイベントに対し、寿恵子の体調が何となく悪いのが気になる。今回は水曜日なので、最終回まで後2回。次回、寿恵子に何かあるな。そして最終回にまた藤平の時代に戻るという展開かな。 論文の内容と本人の学識が大学院を終えたのと…

【らんまん】(127)時間遡行して万太郎再登場

最終週の月曜日に後日談的に万太郎の死後の話が出てきて、続く火曜日の今回もそれを受けたから、もう万太郎は出てこないかと思ってしまったが、そうではなかった。時間遡行して、万太郎が博士になるエピソードをやるみたいね。 『らんまん』全体が藤平の万太…

【らんまん】(126)新天地購入からの後日譚?

一気に話が進んだ。さすが最終週…と言いたいけれど、まだ月曜日。今回で全て終わりとしてもおかしく無い仕上がりだったと思うのだが、後4回は何が描かれるのだろうか。 この土地、私が買いました あなたとあなたの標本を守るために 覚悟がある。しかし寿恵子…

【らんまん】(125)寿恵子、渋谷を見限る

東京市民が渋谷にも人が移ってきた。 寿恵子耳遠くなった? 今、何歳の設定なんだろ。それとも渋谷の町の活気を表現しているのかな。 相島様 不謹慎ですが我々の勝利ですね この相島のセリフに寿恵子微妙な表情。自分のことしか考えていない相島の笑顔に対す…

【らんまん】(124)全員生存!

良かった、良かった。史実なのかどうか知らないけれど。多くの人が亡くなった関東大震災で、仕事があってあちこちに分かれていた家族が全員生き残ったのは良かった。 この先の世に残すもんじゃ 必死に万太郎は言うけれど、警官?が火が燃え移るから捨てろと…

【らんまん】(123)"お友達は?みんな元気だった?"

"お友達は?みんな元気だった?"の意味が怖い。これが夏休み明け9月1日のことを指して、しかも翌日には、お友達はみんな元気というわけではなくなっているだろうから。まあナレーションで9月1日と言って始まっているのだけれどね。 やっていることは全く変…

【らんまん】(122)徳永教授は最後まで人情派だった

差配人りんのお別れ回に続き、今回は徳永教授のお別れ回かな。 ツチトリモチ発表 徳永教授は、「それで?どうしろと?」と言う。それはもっとも。徳永は、 言ったはずだ、もうかばえないと と言う。徳永教授はやはり良い人。 "槙野、残念ながら、今学期限り…

【らんまん】(121)蛙の子は蛙だった

万太郎、辞職覚悟のツチトリモチ発表覚悟回。 実際に大学を辞めることになるか否かは次回持ち越し? まだ月曜日なんだよね。 相変わらず植物と対話する万太郎 もう大分歳を取っているように思うが。この若々しい興味関心が研究者として今も走り続けられる源…

【らんまん】(120)別々の小エピソードがそれぞれ美味しい回

小エピソードがそれぞれ万太郎にとって充実した話で、全体としてはバラバラに見えるけど、三食パンのように美味しかった! そしてラストはシリアスに。 "図鑑に必要なら出版社を、標本に必要なら博物館を建てましょう" 万太郎が少しずつやってきたことを一…

【らんまん】(118)早川逸馬再登場…予告

もうね、早川逸馬登場予告が全てを持って行った。しかも、ラストにではなく途中に予告されるのは、何ともやってくれる演出。 『極東の星座』天文の論文 誰が書いたのか分からないけれど、万太郎は、そんな論文までに入れているのか。 植物に自ら熱を発してく…

【らんまん】(116)寿恵子と万太郎のやる気スイッチ

ストーリーの動きという意味では、主人公が寿恵子に移ってきている印象。 万太郎、日本国中のフローラを明らかにしても、大学や博物館ではなく、普通の人の話題にならないことを気にしている。確かに万太郎は、第一義的には日本中の草花の素性を明らかにした…

【らんまん】(115)渋谷ニ居ル者、来ル者、皆笑フ

寿恵子独立エピソード決着…かな?来週、トラブルとか言う話が普通ドラマではあるけれど、『らんまん』の主人公は万太郎だし、このまま開店時騒動描いたら『ちむどんどん 』と被ってしまうからね。確か『ちむどんどん 』の夫もふらふら取材旅行する人だったな…

【らんまん】(114)渋谷今昔

要は、渋谷はアウトローな場所だと。そんな場所に寿恵子が自分の店を持つのは現実的な話なのかと。それをしっかり見極めようという話ね。渋谷の描写は酷くてとても店を開ける場所とは思えないけれど、寿恵子ラブの叔母のみえが、全く成功の見込みのない場所…

【らんまん】(113)植物学教室の教授と助教授は誰なんだろう

次々と植物学研究室から人が去って行く話になってきた。毎週誰かが去っていないか? しかし万太郎は去る気がない…というか、一度去って舞い戻ってきた強心臓。 植物学研究室から去る人々 野宮が去った。今回はまだだが、波多野も去る。色々時間も経過してい…

【らんまん】(112)満月を観て感じることは人それぞれ

同じ美しい満月を観ながらも、考えていることは明るいことも暗いことも人それぞれというコントラストの効いたラストが美しくて良かった。 前回が、竹雄と綾の回だとすると、その流れを活かしながら、今回は藤丸と波多野の回になっている。最終月にこういうこ…

【らんまん】(111)竹雄と綾登場の役割は、寿恵子を決断させるため

何か万太郎にとって必要がある度に十徳長屋は都合よく空いている。そもそも入居の時もそうだし、研究室拡張の必要があると倉木らが出ていき、今回、竹雄が上京するのに合わせて九兵衛が出ていく。もうこの長屋、既に長屋というより万太郎の家になっている。…

【らんまん】(110)金曜日。終わりよければ全て良し

陳志明エピソードは、期待高まったのに肩透かしときたので、え?という感じだったが、これで良かった気もする。制作側に一本取られたということ。こういう肩透かしは悪くない。 優しい台湾の人達 万太郎の『日本植物誌図譜』が万太郎を台湾の子供とさえも繋…

【らんまん】(109)終わりよければ全て良しな台湾調査

子供が絡む和やかなエピソードと万太郎のシリアスなエピソードが並立して、終盤で子供たちのところに万太郎が戻ってくるという良い感じの進行。次回、台湾での陳志明の暗い部分が万太郎の回想として描かれると思うが、既に万太郎はにこやかに帰国しているの…

【らんまん】(108)簡単じゃなさそうな台湾調査

ピストルが必要な植物調査…これは寿恵子でなくても止めたくなる。しかし弥之助、良かれと思って口利きしてくれたのだろうが、万太郎にとっては良し悪しの仕事だね。 細田助教授、万太郎の岩崎弥之助との繋がりを不思議がる 岩崎弥之助の口利き理由 出発を遅…

【らんまん】(107)世界を見てきたということ

強運の持ち主エピソードだった。 対比として大窪にはそれがなかったということも描かれている。なんというか醒めた演出という感じ。 田邊教授も徳永教授も海外留学している。しかし万太郎はしていない。万太郎は、自分がやりたいことをやっていて上京したら…

【らんまん】(106)植物学研究が次の段階に入った

日本中の草花の植物画を載せた図鑑を出版する…という目標が既に学問としては古いということかぁ。その内、写真が一般化してくるから万太郎の画力は余計に強みではなくなるね。 今のところ万太郎が植物学において強みがあるのは、その暗記力だけだから、万太…

【らんまん】(105)万太郎は結局、周りの負担の上に成り立つ

金曜日。綺麗に万太郎が植物学教室に戻っていった。後ろ盾も得たようであり、次週からは万太郎、完全に植物学者として思う存分研究に没頭できる…かな?どうなのだろう。 "草花でしか役に立たないんだからさ" …と言われる万太郎。それはそうなのだけれど、…

【らんまん】(104)子育て問題、どうだ!とばかりの強引な解決を見せる

前回に続きまたも寿恵子回…と思ったが、回の半ばから万太郎も出てくる。こうなると次は忙しくなった寿恵子と植物学研究のある万太郎夫婦の子育て問題が深刻化するぞと思いきや…強引に一挙解決された。最近ご都合主義的な強引に進める展開が多い気がするけど…

【らんまん】(103)完全なる寿恵子回(万太郎の出番ナシ!)

遂に槙野家の家計問題がちゃんと採り上げられた。長屋とは言え何部屋分も占拠しながら、万太郎の出す植物学の雑誌や寿恵子の内職以外の収入が描かれていなくて、ギリギリとかそういうの以前の話に思えたから。叔母みえのところなら、寿恵子にとって色々都合…

【らんまん】(102)田邊教授を送る回

田邊教授の死について、事件の可能性に少し触れるも、全体的には田邊教授を送る回だった。ドラマとしてちゃんと田邊教授を送って良かった。 万太郎にとって人生のターニングポイントとなった人が2人亡くなる マキシモビッチ博士と田邊教授。立て続けだなぁと…

【らんまん】(101)万太郎と田邊教授の明暗のコントラストが付き過ぎ

田邊教授の完全退場により、万太郎に植物学研究室出入り再開の目が出てきた。新しく教授になった徳永教授は、田邊教授より俗物っぽいので、これまでとは比較にならないほど嫉妬に気をつけなければいけないと思うけれど…万太郎、その辺りの勘は鈍そうだからな…

【らんまん】(100)寿恵子と聡子、万太郎と田邊

金曜日。万太郎と田邊教授、寿恵子と聡子、佑一郎と森有礼という対比構造で描かれた週だった。寿恵子と聡子以外は世代交代の面もある。 とにかく、田邊教授役は、要潤氏で良かったと思う週だった。 日本の植物学は日本人自らが学名を与え発表すると宣言 やは…

【らんまん】(99)聡子の力により田邊の顔から険が取れた

田邊教授はこれまで聡子を軽んじてはいなかったと思うが、それでも対等には思っていなかった。しかし少なくとも今回、田邊教授は聡子に救われた。そして顔から険が取れた。 聡子の強さ 田邊の先見の明と使命感を理解し、その上で、植物学というやりたいこと…