Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【らんまん】(116)寿恵子と万太郎のやる気スイッチ


ストーリーの動きという意味では、主人公が寿恵子に移ってきている印象。

万太郎、日本国中のフローラを明らかにしても、大学や博物館ではなく、普通の人の話題にならないことを気にしている。確かに万太郎は、第一義的には日本中の草花の素性を明らかにしたいという衝動で研究しているのだが、多くの人に賞賛されたいという承認欲求もかなり強い。仕事の達成感を得たいということなのだろうが、大学や博物館が万太郎の仕事の図鑑を欲しがるだけでは不満で一般の人も欲しがるというのは流石に夢を見過ぎだと思う。

新谷のおじさんの隠れた才能

恐らくこれまで作ったことのない客が口頭で伝えた料理を作るのみならず、満足させるのはとんでもない才能だ。ドラマではよくある腕は確かだけれど過去がある料理人。

寿恵子と万太郎、夜空を見上げる

またこのパターンか。前回は週の終わりの金曜日で野宮が大学を辞める話の時に万太郎は渋い顔をしていたが、今回は週の頭の月曜日。万太郎は自分が日本中のフローラを明らかにして図鑑を発行することに対し、その意義を疑い始めているのだろうか。

研究における発見

未だ誰も見つけていない草花を見つけることと、未だ誰も明らかに出来ていない植物の生態を明らかにすること。素人的には後者の方が価値のあることのように見える。新しい種を見つけたところでその種は見つけられる前からあっただけで、単に見つけただけでしょと思うから。万太郎は、図鑑を完成させたら植物学に関わる人以外にもその業績を認められたいと思っているようで、それが一般の人々の感覚と擦り合わないことに悩んでいるのだろう。

寿恵子は順調

お金を得る必要があるという事情が第1とはいえ、寿恵子はチャレンジ精神から『やまもも』を開いた。しかしこれまで寿恵子の周りにはなにかあるとVIPが登場していた。これはどう見ても『やまもも』にも来るでしょう。寿恵子のこの運を使って万太郎に風が吹くのではないかな。高価であろう新技術の印刷機早く手に入ると良いね…しかし、万太郎のやる気スイッチが空回りし始めたのは暗雲。