Golden Time

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【らんまん】(109)終わりよければ全て良しな台湾調査


子供が絡む和やかなエピソードと万太郎のシリアスなエピソードが並立して、終盤で子供たちのところに万太郎が戻ってくるという良い感じの進行。次回、台湾での陳志明の暗い部分が万太郎の回想として描かれると思うが、既に万太郎はにこやかに帰国しているのだから、悲劇にはならないことは確定しているわけで、安心して観ることができる。この進め方、ホント上手い。

台湾調査が始まり2週間経過と万太郎の声で報告

その間は不穏なことは何も無かったということか。しかし、その後に『雨宿り事件(仮)』が起きるのね。

長屋の差配人りんと九兵衛が完全に万太郎の子供達の世話要員になっている

そういうものなのかなぁ。流石にこれはちょっと酷くないか?今の感覚なのかもしれないが、これはお金払って良いくらいに思う。

しかし、長屋から子供がいる家族と新しく結婚した学生が出て行ったのはこういうことね。万太郎の家族以外の家族は長屋から追い出す必要があったと。あと、今回出てくる虎徹の部屋の確保。何だかかなりご都合主義に見える。当時はそんなものなのかなぁ。

東京に土佐から出て来た虎鉄

勝手に東京に出て来て、家業は妹に継ぐ…ある意味、万太郎と同じだな。奥の部屋が空いているから長屋に…つまり万太郎の子供の世話をする人が増えたということが。

虎鉄は残念ながら周回遅れ

虎鉄、標本採集の魅力にとらわれたみたいだけれど、残念ながら学術的に周回遅れだなぁ。仕事としては残るだろうから、名誉欲なければ行けるだろうけれど。植物の標本作りは大学でのトレンドから外れてしまっていることが、『らんまん』の中ではっきり描かれてしまっているからね。

陳志明が万太郎の生死を決める立場に

雷が鳴る中、雨宿りできる場所に万太郎と陳志明が2人だけ。

少なくとも台湾に来てから2週間以上たっている。これまでは陳志明は何も万太郎にしてこなかったことになる。

ピストルの代わりに『日本植物誌図譜』を持って来たことについて

陳志明はどう思ったのだろうか、その後が期待できる…と思ったら、日本に戻って来ちゃった。これだけで終了なんてあり得ない…と思ったが、オーギョーチのエピソードが回想として次回に続きそう。万太郎はいつものままだろうから、陳志明がそれに対しどう立ち回るのかが見どころだと思う。

次回は金曜日だから、台湾調査については次回で終了だとは思うが、陳志明のキャラについてはもう少し掘り下げられるようなので安心。

次回のキーワードは、とりあえず、ピストル、日本植物誌図譜、オーギョーチ、そして陳志明!

寿恵子に投資話

吉と出るか凶と出るかの博打だな。

これまで寿恵子は、最初は誰かに場を与えられるが、最後はその場において自分のやりたいようにやるということを徹底してきた。今回も、話が来たからにはとりあえずは乗るのだろうねぇ。

台湾エピソード

これまでの『らんまん』とは明らかに違う雰囲気。ピストルというこのドラマの中では異質な言葉が今回も出てきた。軍の台頭をこのように描くのかと思ったが、あっという間に万太郎は帰国した。陳志明の登場は、あれだけなのか?と呆気に取られたが、ちゃんと回想として次回描かれるようだ。期待!