田邊教授の完全退場により、万太郎に植物学研究室出入り再開の目が出てきた。新しく教授になった徳永教授は、田邊教授より俗物っぽいので、これまでとは比較にならないほど嫉妬に気をつけなければいけないと思うけれど…万太郎、その辺りの勘は鈍そうだからなぁ。
初の植物学の理学博士→免官→"2度と植物学には戻らなかった"
何という流れ。情勢は一気に変わった。そしてラストの衝撃的な展開。田邊教授、『らんまん』から完全退場。
田邊家の海行き
結局、行くのね。良いことだ…良いことだ?
結果論としては良くないじゃん。なんだこれ。
田邊の望み
欧米に伍する日本の未来ではなく、家族のことを見て幸せを望むようになったか。
ただこれ、心理学的には良くないことのような気がするし、心理学以前のことがラストに起きる。何ということ。
皆が去った長屋は万太郎の専用資料室化
寿恵子、長屋の一室を"資料室"と呼んでいるけど、流石にそれは…長屋を自由自在に使ってるけど、家賃はちゃんと払っているのかな。ずっと質屋通いしているのに、次々お金のかかることしてて、お金の出元が全く不明。家賃は、固定費だから単発の費用ではないのだよね。
田邊教授の免官
免官時、免官後の植物学教室の描写がほぼないから、状況全くわからないけれど、徳永教授体制はどんななのだろう。気になるのだが。
何もかもが人間関係
藤丸の愚痴は分かる。藤丸は田邊教授を嫌いながら好いていたという微妙な感情を抱いているからかな。植物学教室の中で一番感情的に敏感なのが藤丸だからなぁ。
植物学では仕事が見つからない
まあ、わかるけど。文学は金にならないとかもね。
万太郎、田邊教授を擁護する
意外に恩義を感じる人なんだな。あまりそんなイメージないけれど。
ユーシーの図鑑は廃刊
ユーシーの色を消し去ることが徳永教授の最初の仕事。それで廃刊ということの理不尽さ。無念すぎるなコレは。
田邊教授…溺死
ええ…え?これについては事故なので、いつ起きるかわからないものだから、何も言えない。
これがフィクションのドラマなら、最悪のご都合主義展開と言いたいところだけれど、溺死は史実だから。史実通りなのにチープなドラマ展開になるのってたまにあるよね。
万太郎が田邊教授の死を知る経緯
電話もない時代なので、寿恵子がたまたま見つけた新聞記事から知ることになったのは、理解できる。ただ、新聞記事になった当日なのか、翌日以降なのかは分からない。質屋では煮干しの皿代わりに使われていたから当日のものではないと思うのだけど。自宅にいたのは卒業してしまい植物学教室から足が遠のいていた藤丸だから、情報が遅れていることに変な矛盾は無いと言えば無いけれど…寿恵子がたまたま見つけた新聞記事から知ったというのは、ちょっと変な感じ。
追想 田邊教授
田邊教授で忘れられないのは、高藤が寿恵子に公開でフラれた時にニヤニヤしてた顔。あの時辺りが田邊教授のピークではないかな。
残された家族
海に行かなければよかった…と残された妻と子は思い続けて生きていくのか。
お金については多分問題ないと思うけれど。