Golden Time

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【エースをねらえ!】第5巻 全日本ジュニア選抜試合の巻


試合開始直後の場面から始まる第5巻。相変わらず展開早いです。

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遂に恐れていた時が来た

お蝶夫人に岡ひろみが立ち向かう時が95ページで遂に来た。

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不安そうな顔をしながらも、「そのあなたをわかしはいま本気でたおしたいと思います」なんて言っている。本気で倒すとか物騒なこと言ってるくせに丁寧語なのが良い。岡ひろみのメンタルは本当に鋼である。週刊マーガレット連載時はカラーページだったので、かなり印象的なページだったと思われる。
そして、受ける側のお蝶夫人の方はというと…99ページ、

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こちらもカラーページですが、なんかちょっと負けフラグ…かな。ひろみの方は不安な顔をしながらも、目をしっかり開けて見上げているが、こちらのお蝶夫人の方は、伏し目で下を向いてしまっている。1ページ中の文字が多いのも、気持ちが内向きになってしまった敗者の弁のようでいただけない。

お蝶夫人のお蝶夫人たる所以

実際の試合展開はどうなるかというと、第1セットをタイブレーク直前まで持って行き、岡ひろみが最終的にお蝶夫人越えを見せるのかと思わせて、そんなことはなくて、本気のひろみに対し、お蝶夫人は自らの持つ多彩な技術を岡に対して惜しむことなく全力で披露していただけという終わり方。まだまだ第5巻ごときでは負けません、お蝶夫人。試合後はお蝶夫人の思いを理解したことを、ひろみは眼力のみでお蝶夫人に伝え、二人は優しさに包まれるのであった。

なんかお蝶夫人は、ひろみに対して優しすぎるのがダメだなと思うわ。同級生や後輩にスパイ活動させたりタオル持ちさせたりと、惚れた子以外は完全に道具扱いしてるくせに。惚れた子というより、岡ひろみには同じアスリートの匂いを感じたというのが正しいのかもしれない。もともとひろみもお蝶夫人のタオル持ちだったわけだから。