ついに、実在の人物との対戦になる。これまでは、エースをねらえ空間での強い弱いの話であった。しかし、宗方コーチの死を境に現実世界との繋がりが出てきた。
英さん
この巻の英さん。もはや第3巻の初登場時の英さんの面影がない。全くない!皆無!
上が、第3巻、初登場の頃の英さん。美人設定。確かに可愛い。
で、第14巻の英さんがこちら…
これは別人!いやあ、本心からこれはだれなのだ!髪型を変えたとか、高一から高三になったからとか、そういうレベルじゃねぇ!というか、これ、本当に人違いだろ、と言いたいのだが…
ただいま!…と、「英」の表札の家に帰宅するお方…自宅じゃん、やっぱ本人じゃん。うーん、証明されてしまった。これが英さん。
ダメ男藤堂
44ページで、神谷裕介が、いとこの英さんに言われたことを思い出している。
それから藤堂さん…
お名前知ってるでしょ?
あの方ある時コーチにいわれたんですって
「女の成長を妨げるような愛し方はするな」って(略)
堂々と1年半足らずで「自覚にまかせる」という許可をいただいたそうよ
いやあ、良い話みたいに語っているが、よく考えて欲しい。これ、藤堂本人が誰かに話さなければ、誰にも知られない話。つまり、この、かなりプライベートな会話をペラペラ話したのは藤堂本人だと。全く信用できんやつだな藤堂。自覚に任せららんわ!
で、そう語る時の英さんがこれ。
だから誰だって…進化しすぎ。体型も変わったわ。
ひろみのお母さんお父さん
96ページから、ひろみの家族が出てくるのだけれど、両親、特にお母さんがいい笑顔してる。これでないと。ひろみが落ち込んでいた時のお母さんの顔と発言は見ていられなかったから。ただし、109ページで、
ひろみ…おかあさんはうれしい…!
世界ランクの女子プロと向きあうあなたの姿が見られるなんて
良かった…!!
と言っているが、これはあかん。あなた、第12巻で、
前から話していたように短大でもでてお料理でもならって幸せに結婚できればいいじゃありませんか…!
と言ってたじゃないの!これ、作者の悪意というか、ひろみの母にステレオタイプな"古い考えの人"の役割を負わせている印象がする。
トンチンカンな藤堂さん
押しかけたひろみの家で、コタツに入りながら、
いい家庭だなあ なごやかで
庭の感じもいいし
なんて言っている。いや、当たり前でしょう。造園事務所の経営者だぞ!岡ひろみの父。
造園事務所経営者の自宅を、「庭の感じもいいし」なんて言う大学生藤堂…いくら娘の恋人でも、どんだけ上から目線なんだ。造園を職業としているのだから庭の感じ良いに決まってるだろ。造園事務所の庭が感じ良くなかったら、誰が一体発注するというのだ。まあ、恋人の父親の仕事は知らなくてもおかしくないが、入り口見ただろ、デカデカとした表札有ったろう。藤堂の発言はまるっきりおかしい。ひょっとしたら媚を売ったつもりか?
ひろみの進学先
162ページを見ると、ひろみと牧が授業を受けていたシーンがある。「短期大学」とだけ書いてあるので具体的な学校名は不明。ちょっと気になったのは、ひろみはスポーツ推薦ではなかったということ。ここはひろみのお母さんの意見を入れたのか。