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【キワドい2人-K2-】黒木が同僚に神崎のことを話したのは正解なのか?


促されるまま、黒木は神崎とのことを末長統括係長以下の同僚に話してしまう。しかしその内容は神崎の個人情報そのものであり、神崎の許可なく他人に話して良いのだろうか。これの是非を考えたい。

個人情報そのもの

黒木の話したことは、神崎の個人情報そのものである。これは黒木の個人情報でもあるが、神崎の個人情報でもあるので、神崎の許可なく他人に開示してしまうのは、相応の理由が必要である。許可を得ずに開示するには、必要性と緊急性が必要となる。

必要性

父賢造に容疑がかかっているとはいえ、神崎が父賢造の実子か否かは直接操作に関係がない。養子であったなら潜伏先がわかるとかそういうものではないから。ただし、それまで2人の警官が殺害された共通性から、過去の事件について詳細に把握する必要があるからというのであれば、必要性は認められるかもしれない。ただし、過去の事件の捜査資料を見れば分かることであろうから、それとの兼ね合いとなる…のだが、過去の捜査資料が紛失している描写があったので、それは警察側の責任ではあるが、必要があることになるかもしれない。

緊急性

父賢造は、これから第3の殺人に関与する可能性があるので、緊急性はあるが、ターゲットは澤登副署長と、警察関係者であることは明確なので、澤登副署長を署内から出さなければ時間は稼げる。また、神崎は同じ強行犯係なので連絡を取ることも可能なはずである。よって、それほどの緊急性はないと言える。

末長統括係長ではなく木村が促した理由

ここがうまくできていて、上司の末長が黒木に質問した場合、パワハラに該当リスクがある。そこを何となく雰囲気を持った木村にその役を任せたことで、親身になって聞くという形になった。これ、刑事ドラマでよく見る逮捕した容疑者の尋問の手法そのまんまな感じ。その意味で、ドラマ的にリアルである。

総合的考察

必要性は若干認められるかもしれないが、緊急性は低い。ベラベラ話してしまった黒木もそれを誘導して聞き出した同僚たちも罪は免れない。特に、末長は、第1話から神崎と黒木の関係を疑っており、自らの地位を巧みに利用して木村を使って誘導していった可能性もあり、罪は重い。木村は、個人的思いと職務を混同して聞いている可能性もあり、責任はある。以上から、黒木が同僚にした神崎の個人情報開示はプライバシーの侵害といえよう。

ところで、タイトルの「キワドい」というのは、何がきわどいというのだろうか。