Golden Time

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【先生を消す方程式】第2話 方程式間違ってる


義澤は、かなり間違った先生な気がする。友達はいらないとか言っている段階で、多様な考えを持たない、もしくは生徒に持たせない人間だとわかる。

人生 ー 友達 = 幸せ

しかもこれ、方程式じゃない。そういう場合もあるというだけの話。なんだこれ。数学本当にできるのか?

このドラマのスタイル

第2話の中で、まず、義澤が指輪を用意していたその日に、静が事件に巻き込まれたことが明かされる。これは、まあ、第1話見ていればだいたい予測できる範囲。指輪も、プロポーズしようとしていたと言う象徴的な意味を持たせただけであり、大きな意味を持たないだろう。しかし、間に別なエピソードを挟んだ後で、ラスト近くに、事件の詳細が話される。

どうもこのドラマ、複数のエピソードを、分割して、交互に配置する構成っぽい。つまり第2話で言うと、義澤の恋人エピソードと、薙のエピソード、命のエピソードを分割し、一通り前半をこなした後、今度は後半を並べていくスタイル。で、後半は、前半で出てきた問題や謎が、ある程度解決されていくという。衝撃的な出来事も、淡々と繋がれていく。恐らく今後もこのような構成でいくのだろう。30分ドラマでこれをやるので、独特のテンポが出る。

会社で悪いことして追放された父を持つ娘がしなければならないこと

ステージの維持…ステージ、ステージ。なんだこれ?刀矢君の中の評価が上がる?…うーん、なんかすごく大変そうな学校としか思えん。

というより、彼女が一番に心配するのは、これなのか?確かに高校生は、学校の人間関係が第一であると言うのは分かる。しかし、薙の状況は、他に心配することがあるのではないか。生活が激変するのだから。父母から事実を明かされる時も、特に大ごとではないように言われているが…そもそも転校とかそう言うこと考えるレベルではないだろうか。まあ、ドラマだからと言うことだろうが…

ご自由にお勉強をどうぞ…

義澤先生の数学の授業は、生徒が勝手に自習するのか。教師は何もしない。うーん、しかし、この子達、そんなに勉強しないとダメなのかぁ…としか思わん。大学入学前に学術論文書いて学会で報告するつもりなのだろうか?受験数学をそんなにがむしゃらになってやらなくても良いのに。

命くん…

こいつ本当はすごいやつだな?オーラが出ている。登校しただけでクラスが色めき立ち、刀矢も微妙な顔で命を見る…命くんの持っているものは、このクラスの秩序から見て、異次元な感じがする。とはいえ、単なるいじめられっ子が、大きな事故が引き金になって腫れ物扱いに転化したと言うのが一番可能性高い。

義澤が家庭訪問した時、命は、義澤が自分の話をするのを遮り、「興味ない」と会話を打ち切る。しかし、数日後、命は登校する。義澤自身に興味があるからだろう。他の生徒たちが義澤を排除しようとするのに対し、命は近づこうとしている。この対比の意味。命くんが何故黒魔術にハマるのか…これがキモなのだろうなぁ。

黒魔術が必要な人

命くんが黒魔術を必死に学んでいるのは、多分頼朝こと頼田先生のためな気がする。

新事実は毎回ラストに明かす

このドラマ、途中でヒントをほのめかした上で、ラストに新しい事実を明かす。これ、本当に良い。第1話では、静を階段から突き落とした犯人が分かったとほのめかした上で、ラストで頼田に、お前が犯人だろと言う。ということは、剣力の兄は引きこもりになったと言うから、頼田が剣力をそそのかして、義澤の恋人を突き落としたのではないだろうか。

毎回ラストに衝撃の新事実を公開している。30分ドラマでこのスタイルは、嫌いじゃない。